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  • 【インタビュー】<Belvest/ベルヴェスト>フランコ・マンゴラン|圧倒的な優位性と矜持の在り処
    2017.02.13 update

    【インタビュー】<Belvest/ベルヴェスト>フランコ・マンゴラン|圧倒的な優位性と矜持の在り処

    手持ちのスーツやジャケットの肩の部分をつまんでみてほしい。中にふわふわとした資材が入っているだろうか。クラシックな仕立て技法では、綿を布で挟んだパッドや硬く張りの強い麻糸、馬の尾の毛などを織り込んだ芯地、増芯と呼ばれるフェルトの布などが幾重にも織り込まれることで肩の丸みや厚みを形成している。薄布一枚ではシャツと同じくシワだらけになってしまうが、正装としての見栄えを考慮しながら人ぞれぞれ異なる肩の立体に対応するために編み出された必然の様式美である。 <ベルヴェスト>のセールスマネージャーを務めるフランコ・マ

  • 【インタビュー】<SILVANO LATTANZI/シルバノ・ラッタンツィ>パオロ・ラッタンツィ|アルティジャーノの原点にして頂点。
    2017.02.01 update

    【インタビュー】<SILVANO LATTANZI/シルバノ・ラッタンツィ>パオロ・ラッタンツィ|アルティジャーノの原点にして頂点。

    シルバノ・ラッタンツィは手製靴をアートに昇華し、荒れ果てた職人文化の道にアスファルトを敷いた。これを影になり日向になり支えているのが息子のパオロだ。「工房の2階が住まいだったから、継ぐことになんの迷いもなかった」「手仕事が息づいているのは、家族経営を守ってきたからだよ」「なぜこんなに美しい靴がつくれるのかって。アドリア海に囲まれた自然豊かな土地に暮らしているからさ」アルティジャーノのインタビューでかならずといっていいほど聞かれるこれらのコメントそのままに生き、ますます意気盛んな男がシルバノ・ラッタンツィだ

  • 【インタビュー】<visvim/ビスビム>ディレクター・中村ヒロキ|ハートに訴えかけるものづくり
    2017.01.28 update

    【インタビュー】<visvim/ビスビム>ディレクター・中村ヒロキ|ハートに訴えかけるものづくり

    昨年6月、イタリア・フィレンツェで開かれた「PITTI IMAGINE UOMO」期間中に<visvim/ビズビム>がブランド初となるランウェイショーを開催。その模様が、イセタンメンズで体験できる。 関連記事【オープンレポート】<visvim/ビズビム>|ピッティのショー会場を再現した空間も楽しめるポップアップ イセタンメンズで再現する、ブランド初のランウェイショーの世界観 ──今までなぜショーをやってこなかったのでしょうか?また、今回初めてショーにチャレンジしてみようと思ったのは何故ですか?<ビズビム

  • 【インタビュー】イタリア・ナポリ随一のカミチェリアアンナ・マトゥッツォ|針と糸、そして献身。
    2017.01.25 update

    【インタビュー】イタリア・ナポリ随一のカミチェリアアンナ・マトゥッツォ|針と糸、そして献身。

    ナポリ随一のカミチェリア、アンナ・マトゥッツォ。彼女がそのような賛辞をおくられるにいたったのは、そもそもの才があったのは確かだけれど、なによりもシャツをつくることが人生そのものだったからだ。その実力はあのロンドンハウスもみとめた。関連記事・誂える喜び -The Joy of Bespoke-|【対談】アンナ・マトゥッツオ×バイヤー佐藤巧・"ルビナッチ"モデルが約40年ぶりに復刻・ファン必見!既製モデルがメンズ館についに登場・ナポリの逸品シャツ工房のスタイルを選んで、シャツ生地の宝石<カルロリー

  • 【インタビュー】ステファノ・ガスパローニ |<STEFANOMANO/ステファノマーノ>、押さえ金がつなぐ家族の絆
    2017.01.18 update

    【インタビュー】ステファノ・ガスパローニ |<STEFANOMANO/ステファノマーノ>、押さえ金がつなぐ家族の絆

    軽いけれど耐久性があって、収納構造も申し分ない。天然コットンの芯をくるんだハンドルはもつほど手に馴染む。10番手の糸をゆっくりと縫い込んだステッチワークの美しさはひときわ異彩を放つ。ていねいに仕立てられたスーツならより上品さが増し、デニムなら大人にふさわしい余裕が生まれるバッグ--そんなブランドの歴史を紐解いたら、アルファロメオとフィアットの名も見つかった。ステファノマーノは1974年にバッグ製造のガスプコム社を創業したカリロ・ガスパローニの次男坊、ステファノが2003年にはじめ、現在では兄のマッシモと2

  • 【インタビュー】<Jipijapa/ヒピハパ>加賀 清一|リバティプリントにインディゴ染めを施した理由
    2017.01.15 update

    【インタビュー】<Jipijapa/ヒピハパ>加賀 清一|リバティプリントにインディゴ染めを施した理由

    意表を突くというより、気が利いている大人の男のための服――デザイナー加賀清一氏が手がける<Jipijapa/ヒピハパ>の服を見ると、「型があるから型破り。型がなかったら形無しなんだよ」と言った故十八代中村勘三郎の言葉を思い出します。メンズファッションに精通した加賀さんだからこその遊びと発想は、まさに型破り。1月18日(水)からメンズ館6階=コンテンポラリーカジュアルにて、リバティプリントにインディゴ染めを施すアイテムが伊勢丹限定で登場します。 <Jipijapa/ヒピハパ>を手がけるデザイナーの加賀清一

  • 【インタビュー】<AGI&SAM/アギ&サム>|ロンドンから世界へ──2人の新鋭が見据えるファッションの未来
    2017.01.14 update

    【インタビュー】<AGI&SAM/アギ&サム>|ロンドンから世界へ──2人の新鋭が見据えるファッションの未来

    ドルチェ&ガッバーナ、ヴィクター&ロルフ、ディースクエアード。デザイナーデュオといえば、これらの名前が真っ先に浮かぶ。でも10年後は、ロンドンの新鋭「アギ&サム」も彼らと同じように語られるようになるかもしれない。2010年、タンザニア出身のアギ・ムドゥムラとテーラーの家系をバックグラウンドにもつサム・コットンは、ブランド「アギ&サム」を立ち上げた。ブランド立ち上げ時というものは多くの困難がつきまとうものだが、彼らはとても楽しそうに、その馴れ初めを語ってくれた。「ぼくらは『ア

  • 【第1回】<PRISTINE Gents/プリスティン ジェンツ>|一人ひとりの“今”が、未来を創っていく
    2017.01.13 update

    【第1回】<PRISTINE Gents/プリスティン ジェンツ>|一人ひとりの“今”が、未来を創っていく

    持続可能な社会─。豊かな社会や自然を、将来の世代に残すためには、環境に配慮したモノづくりと新たな価値観によるライフスタイルが不可欠だ。メンズ館がつくり手と二人三脚で考える、未来のための新連載。 渡邊 智惠子 株式会社アバンティ代表取締役、NPO法人日本オーガニックコットン協会副理事長。1985年、会社設立後、現在は講演やテレビ出演など、さまざまな活動を通じてソーシャルビジネスに従事している。 朝の身支度時になにげなく袖を通す下着。この一枚の陰には、あらゆる工程があり、数多くの人がかかわっている。綿花

  • 【インタビュー】<TIE YOUR TIE/タイユアタイ>レオナルド・タッツァーリ|イタリアとインドが交錯した色。
    2017.01.11 update

    【インタビュー】<TIE YOUR TIE/タイユアタイ>レオナルド・タッツァーリ|イタリアとインドが交錯した色。

    タイユアタイといえばオーナーのフランコ・ミヌッチ、店を取り仕切るシモーネ・リーギが有名だが、実はもうひとり、レオナルド・タッツァーリというキープレイヤーがいた。フランコが右腕とみとめた才もさることながら、かれはタイユアタイをより強固な組織とするためにも欠かせない存在だった。第三の男が語る、名店のサイドストーリー。関連商品はこちら伊勢丹オンラインストアで<タイ ユア タイ>の商品一覧を見る「タイの仕事に就くことが決まって、姉がタイの歴史を書いた本をプレゼントしてくれた。その本でセッテピエゲを知った。折りたた

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クールな男を演出するアウターとして、この数シーズン人気を集めている“レザージャケット”ですが、お手入れの必要性についてはご存知でしょうか。 スキンケアと同様にこまめなお手入れが、5年10年と長く着用できるコツであり、革の馴染みやシワの入り具合なども左右します。 今回は、革靴をはじめ、レザーアイテムのケア製品を主に取り扱う<コロンブス>のマイスターで、レザーアイテム全般のお手入れに関するスペシャリストでもある松戸 啓明さんに革ジャンのお手入れについて解説してもらいました。 日常の基本的なお手入