<アトリエ・ド・クロノメトリー>は、スペイン・バルセロナでビンテージウォッチのコレクターであり、エキスパートでもあるサンテ・マルティネス氏とモンテス・ギメノ氏、それに経験豊かな時計師であるメビウス・ラスマン氏の3名で始まった。
“職人が腕を振るった、時計製造における全盛期への回帰”の理念に従って作られる時計は、CNC旋盤などの現代的な工作機械を一切使用せず、1930年代から40年代に用いられたような、昔ながらの職人が用いる工具を使用して作られている。
特徴の一つであるムーブメントは「クロノメーター」の名にふさわしく、天文台コンクールにも使用された古き良き時代の名作といわれたムーブメントを元に製作。当時の機械をそのまま使うのではなく、テンプ、地板、歯車といった23ものパーツを一から手作りで切り出すことから始まり、既存のパーツを再利用する場合にも、すべてのパーツに磨きや仕上げ直しを行う。
パーツの作製、仕上げ直し、ムーブメントにおける外観や機能も含め、全く新しく作られたといっても過言ではない手間がかかっているのだ。
彼らの作り上げる作品は、すべて完全受注生産品として、同一デザインでの再注文は受けないというポリシーを持っている。彼らに時計をオーダーするという事は、ケースサイズやベゼル、ラグの形状、そして針やダイヤルデザイン、さらにはムーブメントの仕上げまで選択が可能という特別なプロジェクトであり、その製作スタイルは他のブランドとは一線を画していると言えよう。
「AdC#6」 5,724,000円
K18WGケース:直径35mm/非防水/手巻
「AdC#7」 5,940,000円
K18YGケース:37.5mm/非防水/手巻
長年ビンテージウォッチを扱っている、同ブランドの代理店である<シェルマン>ならではの感性をベースに、オリジナルモデルとなる「AdC#6」「AdC#7」がウォッチコレクターズ ウイークの開催にあわせて登場する。ビンテージウォッチに関わる者同士が、時代や流行を超えるものとして作りあげたスペシャルピースだ。
また、6月29日(土)には共同創業者の一人であり、クリエイティブディレクターを務める、サンテ・マルティネス氏が初来日。ビンテージウォッチのエキスパートであり、そのずば抜けたセンスを発揮する氏の作品に込めた思いが語られるトークショーや個別のオーダー会も開催される。
完全受注生産によって作り出される作品は年間数本のみ。まさにビンテージウォッチの意匠がこらされた“一点もの”という特別感が宿った一品を、この機会に手にとってはいかがだろうか。
<アトリエ・ド・クロノメトリー>オーダーイベント□6月29日(土) 午後3時~3時30分□本館5階=ウォッチ<アトリエ・ド・クロノメトリー>サンテ・マルティネス氏初来日オーダーイベントとして、トークショー(プレゼンテーション)及び、個別オーダー会を開催予定。完全予約制のため、詳しくは係員にお問い合わせください。
*都合により来店が中止、または変更となる場合がございます。予めご了承ください。
Text:ISETAN MEN'S net
*価格はすべて、税込みです。
お問い合わせ
本館4階=ジュエリー&ウォッチ(6月18日(火)まで)
本館5階=ウォッチ(6月19日(水)以降)
03-3352-1111(大代表)
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