フィレンンツェで培われた曲線が織りなす美学
<リヴェラーノ&リヴェラーノ>ブレザー432,000円
メンズ館5階=メンズ テーラード クロージング
フィレンツェが誇るサルトリア、<リヴェラーノ&リヴェラーノ>。幼少の頃より仕立てのノウハウを学ぶべく修業をはじめたリヴェラーノ兄弟が創業したのは1948年。実に70年以上もの間、自分たちの美意識を反映させたものづくりを追求している名サルトだ。
今も現役でマスターテーラーを務めるアントニオ・リヴェラーノ氏が仕立てるジャケットは、ミラノやナポリのそれとはひと味違い、ラペルのロールや、フロントから裾までの美しい曲線に定評がある。
今季、メンズ館では、別注のネイビーブレザーを依頼した。肩幅のラインはドロップ気味で、ゴージラインは低く落ちるように設定した代表モデル“A4”のクラシックな意匠は、やはり随所に見られる曲線の美が際立っている。
生地には1957年にドーメル社が発表した名作と名高いウールモヘヤの“トニック”を当時のレシピをもとに再現して使用。低速織機で丹念に織られた生地の光沢は、リヴェラーノ&リヴェラーノの仕立ての美学とも驚くほど調和している。
まさに表情の変化を長年楽しめる紺ブレ。着続けることで、新たな発見があることはいうまでもない。
*価格はすべて、税込みです。
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