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  • 【インタビュー】アレックス・クック |<HENRY POOLE/ヘンリープール>、老舗の漸進
    2015.12.04 update

    【インタビュー】アレックス・クック |<HENRY POOLE/ヘンリープール>、老舗の漸進

    まさに満を持して、という形容がぴったりの2日間だった。再上陸を果たしたサヴィル・ロウ最古のテーラー、ヘンリー プールのトランクショーを訪れるカスタマーは途切れることがなかった。にもかかわらず、すべてのカスタマーを見送り、インタビューの席に現れたシニアカッターのアレックス・クックはいささかも疲れたそぶりをみせず、ジェントルマンな立ち居振る舞いを終始まもった。「ヘンリー プールのモノづくりは1806年の創業以来、変わっていません。地下の縫製のフロアでは職人が古く、重いアイロンを駆使してあの構築的なシルエットを

  • 【インタビュー】ファビオ・ボレッリ(LUIGI BORRELLI/ルイジ ボレッリ 2代目当主)|アンナがはじめたナポリの小さなサルトは  世界的ブランド<ルイジ ボレッリ>へと成長した
    2015.12.04 update

    【インタビュー】ファビオ・ボレッリ(LUIGI BORRELLI/ルイジ ボレッリ 2代目当主)|アンナがはじめたナポリの小さなサルトは 世界的ブランド<ルイジ ボレッリ>へと成長した

    シャツは第二の皮膚です。だから、着心地にこだわりたい イタリア・ナポリの老舗カミチェリア、<ルイジ ボレッリ>。その歴史は、1911年に創業した小さなシャツのサルトに始まる。 アンナという女性が始めたその店は、100年のときを経て世界的ブランドへと成長を遂げた。アンナの孫にあたる<ルイジ ボレッリ>現当主ファビオ・ボレッリが来日。話を伺った。 「我々のシャツはすべて、祖母であるアンナが作ったものをベースとしています。即ちそれは"ナポリの物作り"そのものとも言い変えられます。」 “ファット・ア・

  • 【インタビュー】マウリッツィオ・マリネッラ|セッテピエゲに込めた100年ブランドの誇り──世界最高級のタイは 他者へのリスペクトに満ち溢れている
    2015.11.27 update

    【インタビュー】マウリッツィオ・マリネッラ|セッテピエゲに込めた100年ブランドの誇り──世界最高級のタイは 他者へのリスペクトに満ち溢れている

    1914年、イタリア・ナポリでその歴史をスタートさせた<マリネッラ>。創業者エウジェニオ・マリネッラの孫にあたる3代目当主マウリッツィオ・マリネッラが語る同ブランドの魅力とは。「我々のブランドは2014年に創業100周年を迎えました。創業者であり、祖父でもあるエウジェニオ、そして父である2代目のルイジから言われたことは、『事業範囲は必要以上に広げなくてよい。しかし、クオリティは上げなくてはならない』ということでした。」創業当時、メンズファッションの中心地はロンドンだった。ナポリのみならず、イタリアの男性は

  • 【インタビュー】ダオイー・チョウ/マックスウェル・オズボーン(PUBLIC SCHOOL/パブリックスクール デザイナー)|ミュージシャンが発するような刺激をコレクションで表現したい
    2015.11.23 update

    【インタビュー】ダオイー・チョウ/マックスウェル・オズボーン(PUBLIC SCHOOL/パブリックスクール デザイナー)|ミュージシャンが発するような刺激をコレクションで表現したい

    モードやスポーツ、それにヒップホップなどのユースカルチャーをミックスさせた独自のコレクションで注目を集める<パブリックスクール>。共にニューヨークで育ったデザイナー、ダオイー・チョウとマックスウェル・オズボーンの二人がブランドを牽引している。そんな彼等が今シーズン「International Woolmark Prize/インターナショナル・ウールマークプライズ(以下、IWP)」2014/15メンズウエアファイナルにて、最優秀賞を獲得するという快挙を成し遂げた。11月1日(日)に開催された<パブリックスク

  • 【インタビュー】アルベルト・ガルディアーニ|スポーツにまぶした洗練
    2015.11.23 update

    【インタビュー】アルベルト・ガルディアーニ|スポーツにまぶした洗練

    日本上陸とともにイセタンメンズの一角に地歩を固めてはや20年。息の長い活躍を支えているのは、いち早く確立したラグジュアリー・スポーツというスタイルである。1970年代はイタリアのファッション業界がフランス・メゾンの配下から脱して華開いた10年である。ジョルジオ・アルマーニが自身のブランドを立ち上げたのも「ピッティ・イマジネ・ウォモ」が開催されたのもこの10年だった。そして、アルベルト・ガルディアーニ。「父が急逝して家業に入ったのは1972年、20歳のときでした」継がざるを得ない状況にあったのはたしかだけれ

  • 【インタビュー】吉田克幸|刺し子復活させるのは宿命だった。それをメンズ館ですべて見せます
    2015.11.14 update

    【インタビュー】吉田克幸|刺し子復活させるのは宿命だった。それをメンズ館ですべて見せます

    「物を大切にする心」から生まれた「刺し子」。日本が世界に誇るこの生地は時代を越え、世代をわたり、今も温かい魅力を放っています。吉田 克幸氏が「最後のライフワーク」と呼ぶ仕事、その「刺し子」への想いとは…。 吉田 克幸 1947年東京生まれ。長年に渡り、数々の名品と呼ばれる鞄を世に送り出す。その影響は鞄業界に留まらずアパレル業界をつねに牽引してきた。2007年、息子の吉田玲雄と<PORTER CLASSI/ポータークラシック>を設立。ブランドを代表する「KENDO」シリーズは、国内のみならず世界中

  • 【インタビュー】ネイサン・ウィリアムス(『KINFOLK』編集長)|自然と共存する生活
    2015.11.09 update

    【インタビュー】ネイサン・ウィリアムス(『KINFOLK』編集長)|自然と共存する生活

    全米で住みたい街ナンバーワンとされる、オレゴン州ポートランド。この街はアメリカ国民のみならず、豊かなライフスタイルを送りたいと考える世界中の人々から注目を集めています。その理由を、ポートランド発のライフスタイル誌『KINFOLK/キンフォーク』の編集長であり、11月11日(水)からメンズ館1階=プロモーションにて開催される「Slow Design for Men's Living」をディレクションするネイサン・ウィリアム氏に伺いました。彼が考える"豊かな暮らし"とは…。上質な時間の流れを感じ

  • 【インタビュー】ニクラウス・ホーデル(Weber Hodel Feder/ウエーバー ホーデル フェーダー デザイナー)|ミックスすることで、生まれる快適さ。
    2015.11.08 update

    【インタビュー】ニクラウス・ホーデル(Weber Hodel Feder/ウエーバー ホーデル フェーダー デザイナー)|ミックスすることで、生まれる快適さ。

    クラシックなウィングチップのスタイルに、ベルクロを組み合わせた「ありそうでなかった」スタイルの靴。この靴を生み出した<Weber Hodel Feder/ウエーバー ホーデル フェーダー(以下WHF)>は2012年に3人のメンバー、マティアス・ウエーバー、二クラウス・ホーデル、フローリアン・フェーダーがスタートした新進気鋭のブランドだ。今回初来日したデザイナーのひとり、ニクラウス・ホーデル氏に、その靴づくりに関して聞いた。この、ベルクロで留めるウィングチップが、私たちのブランドの最初のモデルです。これはも

  • 【インタビュー】<SUN/kakke / サンカッケー> デザイナー 尾崎雄飛|めちゃくちゃに生きてきた自分の人生すべてがクリエーションの源になる
    2015.11.06 update

    【インタビュー】<SUN/kakke / サンカッケー> デザイナー 尾崎雄飛|めちゃくちゃに生きてきた自分の人生すべてがクリエーションの源になる

    生きることは長編小説だ。プロローグからエピローグまで、そこには一貫した物語が背負うテーマを求められがちである。しかし人が生きるうえで、長期の視点があるだろうか。あのとき、そのときで目標は異なって然る。東京デザイナーズのひとりとして必ず名前があがる<SUN/kakke / サンカッケー>の尾崎 雄飛氏。彼もまた時代ごと、興味の対象を様々に変えてきての今がある。しかし洋服好き。それだけは譲れない。ファッションオタクから脱却した日カジュアルって、絶対的にトラッドとかクラシックがベースになっていると思うんです。そ

FEATURE

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2024.10.31 update

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昨年、伊勢丹新宿店メンズ館にてポップアップを開催し話題を呼んだミリタリーセレクトショップ<WAIPER/ワイパー>が今年もポップアップを開催。 今年はオリジナル商品の販売と合わせて、伊勢丹新宿店メンズ館のみで取り扱う実力派テーラーブランド<LA SCALA/ラ・スカーラ>との異色のタッグが実現。両ブランドの協働で生まれた「別注ジャケット」を展開し、11月2日(土)~11月4日(月・祝)の期間限定で受注オーダー会を開催します。ミリタリー×ドレスウェアという、それぞれ真逆とも思えるスタイルを持つ両ブ

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クールな男を演出するアウターとして、この数シーズン人気を集めている“レザージャケット”ですが、お手入れの必要性についてはご存知でしょうか。 スキンケアと同様にこまめなお手入れが、5年10年と長く着用できるコツであり、革の馴染みやシワの入り具合なども左右します。 今回は、革靴をはじめ、レザーアイテムのケア製品を主に取り扱う<コロンブス>のマイスターで、レザーアイテム全般のお手入れに関するスペシャリストでもある松戸 啓明さんに革ジャンのお手入れについて解説してもらいました。 日常の基本的なお手入