<チャーチ>を薦める人
福田 隆史
メンズ館地下1階のチーフバイヤー。紳士領域バイヤー歴13年。紳士靴担当バイヤーとして、過去にKick the cityやJAPAN靴博を企画。靴を愛し、靴に生かされた男。座右の銘は、"Comfort is Luxury." 自分にとって心地良いかが大切と語る。
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福田 <チャーチ>の王道といえば「CONSUL(コンサル)」です。選り好みされないクラシックな木型「173」を使い、ドレスシューズの基本である内羽根のストレートチップ。完成されているモデルなのに、そこはかとなく自己主張しているのが<チャーチ>の良さでもあります。
田畑 「コンサル」に限らず、履いていると<チャーチ>だとすぐ分かるのも魅力ですね。私は社会人2年目のときに正統なドレスシューズとして「コンサル」を買いました。履けば履くほど好きになっていくモデルで、特に底材のコルクの感じが一番良くて好きですね。
<チャーチ>
シューズ「コンサル」130,900円
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福田 <チャーチ>はプラダグループ傘下に入って、従来の質実剛健な作りにファッション性も加わって、それが今の<チャーチ>の一番の強みになっていますね。“エッグトゥ”と呼ばれる丸みのあるトゥが特徴の木型「81」も人気のモデル「BURWOOD(バーウッド)」は、フルブローグのカントリー調のデザインを内羽根に合わせるというチャレンジ精神も旺盛な一足です。
田代 「バーウッド」も名作の一つですね。ブリティッシュカントリーの匂いが強いのに、ドレスからカジュアルな装いまですっきりフィットしてしまう万能モデルです。
<チャーチ>
左:「バーウッド」1364,000円 商品を見る
中:「シャノン」144,100円 商品を見る
右:「コンサル」130,900円 商品を見る
福田 <チャーチ>で自分が一番好きなのは、ボリュームのあるトゥが特徴の木型「103」を用いた「SHANNON(シャノン)」です。アッパーの革は肉厚なポリッシュドバインダーカーフという素材で、上品な光沢感があり、雨に強いのも人気ですね。トリプルソールにストームウェルトという重厚感と、手縫いのスキンステッチの繊細さを兼ね備えており、職人技が光ります。英国靴の持ち味とデザイン性がマッチして、スーツからモードまで合わせやすい一足です。フィット感も好きですね。
田代 「シャノン」はタン部が蛇腹になっていて、足の甲の高さに合わせてある程度アジャストできるのも人気のポイント。この3足の中で一番ファッション感度が高いモデルです。
田畑 クラシック靴は大きな変化がない世界ですが、<チャーチ>は変化をポイントで出してくるのが上手で、昔の名品がより名品になっていきます。幅広い世代から愛される所以ですね。
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最初は「王道」を選びたい。
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