<Nigel Cabourn/ナイジェル・ケーボン>|男心をくすぐる"秀逸"なディテイル──2017春夏シーズンを凝縮する「ブリティッシュアーミージャケット」
ヘンリーネックシャツと私物の英国陸軍のヴィンテージ軍パンの上に羽織って登場するのは、メンズ館7階=オーセンティックカジュアル<ナイジェル・ケーボン>の遠藤雄司。「今日で着用したのは3回目。リネン素材ならではシワの感じが徐々にこなれてきて、オリジナルを忠実に再現したディテールが映えてきます」と語る。
「ブリティッシュアーミージャケット」57,240円
リネン混で、夏まで着こなしが楽しめるシャツジャケット
今回登場したサファリジャケットは、1940年代に英国陸軍が砂漠戦で着用していたブッシュジャケットがベース。今シーズンのテーマを色濃く反映したジャケットで、生地はウィメンズコレクションのワンピースでも使用されているコットンリネンを使用。リネン混ならではの独特の光沢感やシワ感が楽しめて、通気性に優れているので、盛夏の羽織りものとしての活躍も期待できる。
今シーズンのコレクションは、オリーブ、カーキなどでシーズンテーマを上手く表現していますが、このサファリジャケットはブリティッシュカーキの1色展開。サイズ展開は46~50と幅広い体形の方にご着用いただけるのもポイントが高い。
<ナイジェル・ケーボン>ならではのこだわりのディテールが満載
<ナイジェル・ケーボン>がリリースするアイテムは、飾りのためにつけているパーツは一つもなく、どれも意味があるディテールであることはよく知られているが、このサファリジャケットの、大ぶりなポケット4つと小型のポケット1つもその一つ。
胸元上の小型のポケットは、小型ナイフを仕込むもので、砂漠戦では戦車からの攻撃を避けるため匍匐前進が多く、緊急時にナイフを素早く取り出せるよう、非常に浅く作られている。現代では使うことのないポケットですが、当時の戦士たちの生きざまが男心をくすぐる仕様だ。
また、襟元のトップはボタンではなくフックを採用することで、当時の厳格な軍服のディテイルをうかがうことができる。
ベルトの菊穴を使用してウエストマークする着方がお薦め
そしてこのサファリジャケットの最大の特徴が、3連の菊穴を開け、特注の3本歯のバックルを備えた太幅のウエストベルトである。40年代のオリジナルは、バックルが尖った針で、ベルトに直接刺して調整していたそうだが、今回はベルトも別注。ベルトの菊穴を使用してウエストマークしたり、トレンチのようにラフに結んだり、後ろで結んだり、ベルトを外してすっきり着ることも可能だ。ベルトをして、デザインを楽しむ着こなしがお薦めだそう。
さらに背中には十分な運動量を確保し、動きやすさを実現するアクションプリーツ入りで、腕の動きも格段にしやすくなり、深めのセンターベントは、腰に武器を装着するベルトを着けて、ジャケットをめくったとき取り出しやすい工夫の名残でもある。
「今日はヘンリーネックシャツですっきり着ていますが、ストールを巻いたり、テーラードジャケットよりやや長めの着丈なので、タイドアップして着ても雰囲気が楽しめます」と遠藤。
今シーズンのキーカラーは、カーキやオリーブ、ベージュ
“The Desert Rats”をシーズンテーマにした春夏コレクションは、サファリジャケットと同じく、季節に適した天然素材を用いたアイテムを多数展開。<ナイジェル・ケーボン>というとネイビーとオリーブのイメージがありますが、テーマに合わせてカーキが新鮮。
さらに、イギリス軍独特のカモフラージュパターン“DPMカモ”とアメリカ軍の“フロッグスキン”を両面にプリントしたリネンシリーズや、ブランドの看板であるマロリージャケットのジャージータイプの3ピースなど、<ナイジェル・ケーボン>ならではのこだわりが詰まったアイテムも充実している。
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