レジェンド級サルトから気鋭の若手までアルチザン(職人)が来店する「Craftsman’s Festa(クラフトマンズフェスタ)」を今年も開催。
9月21日(土)～9月29日(日)の期間、伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージングには、イタリア・日本より総勢13名もの個性豊かな顔ぶれが集結。当日は、彼らと直接対話をしながらフィッティングを受けられる機会となるのでオーダーファンには見逃せないイベントとなりそうだ。クラフトマンシップやカスタマイズをご堪能いただきながら、珠玉の一品を仕立ててみてはいかがだろう。

＜サルトリアピロッツィ＞オーダー会

1964年、ヌンツォ・ピロッツィ氏によってナポリで創業した＜サルトリアピロッツィ＞は、＜ロンドンハウス＞やさまざまなサルトリアの下請けとして、あらゆるタイプの服を仕立ててきた歴史あるブランド。今回、ヌンツォ氏の長男であるドメニコ・ピロッツィ氏が来日しオーダー会を開催する。

＜アンブロージ＞オーダー会

ナポリで100年以上続くパンツ工房で、パンタロナイオ(パンツ専門の仕立て職人)として名を馳せてきたアンブロージ一族。創業以来、小さな工房では日々仕立ての技術が磨かれ、親から子へと継承されてきた。これまで、一流と言われる数多くのナポリのサルトのパンツを仕立ててきた同ブランド。今回は、現当主で4代目となるサルヴァトーレ・アンブロージ氏が来日してオーダーを承る。

サヴィル・ロウの名門＜ヘンリープール＞でカッターを務め、ロンドンで独立した平野 史也氏が手掛ける＜フミヤヒラノ ザ ビスポーク＞。今回のトランクショーでは、平野氏が所有するブリスベンモスやハリスツイードを始めとする英国製生地を豊富にラインナップ。ビスポークのみならず、メイド トゥ メジャーでの承りも可能だ。

＜ラ・スカーラ＞オーダー会

＜ラ・スカーラ＞の山口 信人氏は今を時めく若手テーラー。日本のスーツ工場を経て、単身イタリアに渡り修業を積んできた。彼に大きな影響を与えたのは、イタリア・ナポリの仕立技術で、ナポリを代表するテーラーから多くを吸収。彼の美意識が表現された広めの肩幅とマスキュリンな胸周り、そして圧倒的に軽い着心地を実現した仕立ては、日本人テーラーの中でもトップクラス。

＜セブンフォールド＞トランクショー

ハンドメイドのセッテピエゲ（7つ折り）のネクタイを中心に、フィレンツェの華やかなテキスタイルデザインが表現された、ジャガードやプリントタイが好評を博している＜セブンフォールド＞。トランクショーではフィレンツェの工房に眠る生地を幅広く用意し＜セブンフォールド＞ネクタイのオーダー会を開催。セッテピエゲだけでなく、芯地入りの三ツ巻などさまざまな仕様でオーダーが可能となる。
►三越伊勢丹オンラインストアで＜セブンフォールド＞の商品を見る

＜ミナミシャツ＞オーダー会

職人が採寸から型紙作り、裁断、縫製、仕上げまでを一貫して行うビスポークシャツブランド＜MINAMI SHIRTS/ミナミシャツ＞。南 祐太氏は＜イセタンメンズ＞オーダーワイシャツの「アルチザンモデル」を監修している職人でもある。

＜レスレストン＞オーダー会

究極のシャツ作りを続けるジャパンブランド＜LES LESTON/レスレストン＞。熟練した職人による本縫い、立体裁断、アームホール作りなどのレベルの高さは、イタリアの高級シャツを凌ぐほど素晴らしい仕上がりで、着心地は感動するほど柔らかく、ぜひ一度袖を通していただきたいシャツである。

►三越伊勢丹オンラインストアで＜レスレストン＞の商品を見る

＜ヤマガミ マサノリ＞オーダー会

カミチェリア⼭神 正則氏が⼿がけるビスポークドレスシャツブランド。すべてのシャツは、20箇所以上の触診と対話を通じ、一人ひとりの⾝体にあわせた型紙づくりから始まる。活動を開始した2010年から、袖を通すたびに気分が⾼揚するドレスシャツをつくり続けている。

＜モリモト＞オーダー会

2018年、東京・清澄白川にて創業のレザーブランド＜モリモト＞。2日間のみ創業者・森元俊宏氏を招きアイテムのバリエーションを増やしてご紹介するオーダー会を開催。メイド トゥ メジャーのみならずビスポークで自分だけの一着を製作することが可能だ。

＜テーラーケイド＞オーダー会

渋谷に＜テーラーケイド＞を構える山本 祐平氏。彼のスーツの原型は1900年代初頭にアメリカで完成した、3つ釦段返り&ナチュラルショルダーのナンバーワンサックスーツ。身体に沿わせた自然なウエストは山本氏のこだわりである。古き良き時代のウェルドレッサーたちが着ていたような、着た時に余裕のある雰囲気が漂い、着る人の内面の魅力を引き出す、正統派のスーツをお届けする。

＜テーラー＆カッター＞オーダー会

有田 一成氏は1991年に渡英し、名門＜ギーブス&ホークス＞で修業。2004年に独立し南青山に店を構えた。彼のスーツの特徴は、ロープドショルダー、前裾のカッタウェイ、フレアになった袖口など、エッジのきいたディテールが全体の印象を個性的にうつしだしている。前衛的に見えるスーツは、同氏の『スーツを楽しんできてほしい』という思いが具現化されたもの。“スーツ＝ビジネス着”の概念を覆し、着る行為そのものが楽しめる感度の高いスーツだ。

 ＜ヒデアキサトウ＞オーダー会

＜ペコラ銀座＞を主宰するテーラー 佐藤 英明氏。同氏が生み出す一着は、着ていても疲れを感じさせない、適度に柔らかく膨らみのある胸周りとシェイプされたウエスト、そしてイタリアらしい丸みのあるフォルムが特徴。また、ハンドの使用比率が高く、襟付部分は通常の工場生産では出来ない難易度の高い技法を使う同氏のスタイルは、メイド トゥ メジャーでもビスポークスーツのような美しい仕立てを実現している。

 ＜リッドテーラー＞オーダー会

若き日にモッズスタイルに親しみ、並行してテーラーの修行に入った根本 修氏。同氏にもっとも影響を与えたのが英国サヴィルロウの「ソフトテーラリング」といわれる、着用者の肩傾斜に近いショルダーラインを備えるスタイル。同氏はそのスタイルが好みと言いつつも、幅広い知識を備えた“さまざまな要求に応えられるテーラー”を目指している。
若干広めにとった肩幅と太めのアーム、なだらかにシェイプされたウエストラインは「英国由来の普遍性」を備えたスーツとして、時代を超えて愛されてきた“究極のフツウ”を体現している。