<アーミン・シュトローム>時計愛好家から支持される独創的な腕時計とは?
高級機械式時計には、大規模な生産体制を整え世界各地で販売を行うビッグメゾンのほかに、ブランド名に時計師自身の名を冠し、自身の手の届く規模でその哲学を強く反映させたウォッチメイキングを続ける「独立時計師」や「スモールメゾン」と呼ばれるブランドが存在する。
長い歴史の中で、ブランドの哲学を守りウォッチメイキングを行うビッグメゾンと比較すると、時計師が“個人”として時計製造を行うブランドは、より時計師の個性や技術、哲学を映し出したクラフツマンシップを感じることが出来る。
今回はそんな「独立時計師」の世界の中でも、ムーブメントを「スケルトン化」させる技術者として有名なアーミン・シュトローム氏によるブランド<Armin Strom/アーミン・シュトローム>についてご紹介しよう。
<アーミン・シュトローム>とは
1967年スイス・ビエンヌに創業した<アーミン・シュトローム>。2008年には自社工場を設立し、その翌年には初の自社製ムーブメントを発表した。
ブランドの一番の特徴といえるのがムーブメントの「スケルトン化」。ムーブメントを隠すのではなく“見せるもの”として可能な限り露出するため、数字やインデックスなどダイヤル上の要素を最小限に抑えている。
もう一つの特徴となるのがレゾナンス(共振)機構だ。レゾナンス機構は、極めて高度かつ手間のかかる時計制作技術を必要とするため、その技術を使いこなすことはもちろん、取り組もうとするメーカーもこれまでほとんどいなかった。そんな中で<アーミン・シュトローム>はレゾナンス機構を搭載した自社製ムーブメントを開発。そのムーブメントを搭載したモデル「アーミン・シュトローム レゾナンス」は、同ブランドを代表するコレクションとなっている。
レゾナンス(共振)とは、その名の通り2つの振動体がお互いに影響を及ぼし合い、最終的には同期する物理現象を取り入れた機構のこと。このレゾナンス機構をムーブメントに搭載したことにより、時を刻むために必要なパワーを温存しながら、動作を安定させることを可能とした。
そして<アーミン・シュトローム>は、このタイムピースでもパーツの一つひとつを丹念に磨き上げ、その革新的な動きを目視できる設計も欠かさない。このようなウォッチメイキングの常識をアップデートする革新的な取り組みを手に取ることが出来るのも、独立系ブランドによる時計の楽しみ方のひとつではないだろうか。
<アーミン・シュトローム>は「レゾナンス」以外にも、それぞれ個性を持った「オービット」「グラビティ」「レディバード」「トリビュート1」など、洗練されたウォッチメイキングながら他にはないデザインが施されたタイムピースを製造している。
さらに伊勢丹新宿店 本館5階 ウォッチでは、<アーミン・シュトローム>の他にも「独立時計師」のこだわりが詰まったタイムピースの数々や、国内でもほとんど取り扱いのない希少なピースをご紹介している。ぜひ一度、手に取ってご覧いただきたい。
*価格はすべて、税込です。
*本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
お問い合わせ
伊勢丹新宿店 本館5階 ウォッチ
電話03-3352-1111 大代表
メールでのお問い合わせはこちら