【特集】アウトドアライフをカルチャーに!「LOG(LIFE OVER GROUND)」がメンズ館で初の単独ポップアップストア、開催迫る!!
- 03.08 Wed -03.14 Tue
- 伊勢丹新宿店 メンズ館1階 プロモーション
人気オリジナルアイテムのみならず、伊勢丹新宿店メンズ館を媒介としたコラボレーションアイテムの登場も噂されるこのイベント。開催に尽力したキーマンたちが、彼らの“ベース”であり、アウトドアの新しい“聖地”として知られる横浜・馬車道のカフェ「TARP to TARP」に集結した。
オン&オフラインでつながった、根っからのキャンプ好き
“三密”が避けられるレジャーとして、近年まれにみるブームがさらに加熱していたアウトドア&キャンプシーン。そんな“キャンプ”を一時の流行ではなく、日本の文化として広め根付かせるという理念の下、さまざまなジャンルのヒト・モノ・コトが、リアルとオンラインという垣根を越えて出会いつながる“プラットフォーム”として活動するのが、「LOG」だ。LOG創設メンバーのひとりである須山友之氏が立ち上げた横浜・馬車道のカフェ「TARP to TARP」に集まったのは、須山氏と、LOGの代表取締役兼プロデューサーでギアブランド「neru design works」を手掛ける重弘剛直氏、プロダクトマネージャーの笈川透氏、ウェブディレクターの鈴木陽士氏。そして自身もキャンプフリークとしてLOGを熱烈に支持し、メンバーとの交流もある仕掛け人の伊勢丹バイヤーの岡田洋一が加わり、同じく伊勢丹バイヤーの“キャンプ初心者”渡邊敦也が、LOGとはなにか、どこを目指すのか、どんなポップアップとなるのかについて、話を訊いた。
渡邊 こちらが”ウワサ”の「TARP to TARP」さんなんですね。キャンプに連れて行ってもらったことのある岡田先輩から、話には聞いていました。本日はLOGのキーマンである皆さんに、LOGがどんな集団なのか、ポップアップストア開催の狙いなどについて伺えればと思っています。
重弘 よろしくお願いします。僕は2014年から「neru design works」というアウトドアギアのガレージブランドを運営しているんですが、ただモノを作って売るだけではなく、もっといろんなことをやってみたいという思いを強くしていました。でも自分1人でできることはたかが知れているので、Instagramでつながった須山くんと仲間を集めて、LOGという新しい会社を立ち上げることにしたんです。
須山 僕が「TARP to TARP」という店を立ち上げたのは、キャンプっていう共通の趣味をもった人たちが出会って、つながる場所ってないのかな? そう思ったのがきっかけです。キャンプのことを、オフラインで思う存分語れる場所が欲しいな、と。
似たような趣味嗜好、感覚をもっている人たちが出会ったり、集まったりするのに最適な場所ってなんだろう?と考えたら、やっぱりカフェなのかなって。
岡田 確かにカフェなら集まりやすいですね。実際、皆さんと知り合う前に僕がお邪魔したときも、お客さん同士がキャンプトークに花を咲かせていました。
須山 集まりやすくて、ゆっくりコーヒーが飲めて、話ができて……。ということで、このセンターテーブルは焚き火を囲むようなイメージに。バイオエタノールの暖炉を設置して、炎を眺めることができるようにしました。
渡邊 ここなら、おしゃれな“オフ会”ができそうです。
須山 大人になると、どうしても友達ってできにくいじゃないですか。でもキャンプって、単純に好きなもの同士が集まるから参加者同士があっという間に仲良くなれる。実際この店でも、ここで知り合った人たちがメチャクチャ仲良くなっていたり、一緒にキャンプ行ったりしてるっていうのはとても多いんです。ある意味、狙い通りですね。(笑)
neru(重弘)さんも何度か遊びに来てくれて、ここで会話をしているうちに、どんどんLOG立ち上げに向けて意気投合していったというか……。これがオンラインだけの繋がりだったら、そんな深い話にはならないと思うしLOGも実現していなかったと思います。
普段の生活のなかにある、エッセンスのひとつとしてのアウトドア
須山 世間はキャンプブームでたくさんのファンがいるなか、自分はカフェを作って出会いとつながりの場をという”コト”をやっている。でもneruさんの“モノ”と僕の“コト”を一緒に提供することができたら、もっと大きな力が出せるよねっていう話がLOG立ち上げのスタート地点でした。最初の構想は、いろんな作り手さんやブランドさんが入った大きなショッピングモール。本当に欲しいモノを探してる人と売りたい人がマッチングできるECサイト、そしてキャンプ周辺のヒト・モノ・コトとが自然と集まってくるようなプラットフォームと発展していきました。その流れで、自然とWebに強い鈴木とプロダクトに強い笈川が加わった感じですね。
重弘 ここにいる皆は、わりとすぐ集まったよね。特にメンバーを探した、という意識はまったくない。
鈴木 実はもうひとり、まだ顔出しのできないメンバーがいるんですけどね。(笑)
重弘 僕らは単純にモノを売るだけじゃ面白くないと思っていたし、須山くんがリアルな場を作って僕がモノを作って販売するというなかで、そのフィールドを広げるためにはオンラインでつながれるプラットフォーム的なものがやっぱり必要だね、と。
須山 僕らが「LIFE OVER GROUND」というプロジェクト名で活動し、あえてアウトドアという言葉を使っていないのは、ぼくらの活動が生活全般にわたっているということを強調したかったから。アウトドアってなにも特別なものじゃなくて、普段の生活のなかにあるエッセンスのひとつだと思うんです。
笈川 言ってしまえば昨今のキャンプ人気って、いまはブームですけどいつ終わってしまうのかわからないところがある。それがいつまでも続いていくようにするためには、ライフスタイルや文化として定着させるしかありません。
須山 そこで僕らはLIFEという言い方をして、生活をまるっと全部楽しむ、そのなかにキャンプやアウトドアがあることで、クオリティ・オブ・ライフってもっとあがるよねっていう裏メッセージを込めているんです。
重弘 キャンプって、キャンプとクルマ、キャンプと食べ物など、ほかの趣味だったり暮らしそのものとの親和性がすごく高い。僕らはLOGの活動を通じて、キャンプとほかの遊びや趣味など、いろんなモノゴトを組み合わせて情報発信するということを普段から意識しています。
伊勢丹新宿店メンズ館が、LOGをフィーチャーする理由
渡邊 なるほど。ところで岡田さんって、どうやってLOGのみなさんと出会ったんですか?岡田 僕はキャンプを6〜7年前に始めたんですけど、あるお友達からのご紹介がきっかけでLOGのことを知りました。最初は完全にユーザーというか、お客さんの1人でしたね。どんどん“沼”にハマって調べていくなかで、僕にとっての最高峰のキャンプギアだと確信したのが、neruさんの<neru design works>さんというブランドでした。憧れの方なので、最近までお話するのに緊張していました。(笑)
一同 笑
岡田 LOGの皆さんが伊勢丹のオフィスにいらっしゃったときなどは、リアルに泣きそうになりました。(笑)
一同 爆笑
岡田 その後、トモさん(須山)が主催されているTARP to TARPのキャンプイベントに参加させていただいたんですが、そこですごく感じたのが、参加者の皆さんがとてもお洒落だっていうこと。あとは共通の趣味をもっているからかもしれませんが、すぐに仲良くなることができてびっくりしました。(笑)
須山 ほかの趣味で、寝食をともにするっていうのはあんまりないですよね。一緒に過ごす時間が圧倒的に長くて、岡田さんが言ったみたいに仕事なにしてるとかどうでもよくなる、素の自分を出せるっていうのはあると思います。
岡田 メンズファッションとしてご支持いただいている伊勢丹新宿店メンズ館は、今年で20周年を迎えます。もっとライフスタイルを幅広くご提案していきたいと思っています。自分もファッションとライフスタイルという関係性に、もっといろんな可能性があるということを感じていますしね。
(渡邊)敦也くんが担当しているメンズ館1階 プロモーションは、まさにそれを具現化する場。ファッションがベースにあるお客さまでも、そのライフスタイルを掘り下げていくと、アートや観葉植物、そしてキャンプが好きだという方だっていらっしゃいますから。
渡邊 それがキャンプだとしたら、メンズ館はLOGさんをご紹介すべきだ、ということですね。
岡田 ウチで提案するのであれば、伊勢丹新宿店メンズ館のお客さまにふさわしいブランドと取り組みたいですから。お洒落って言ったら簡単すぎますけど、キャンプに関してもファッションと同じように、自己表現のひとつとしてしっかりこだわりたいという、感度と意識の高さ。そんなお客さまにご紹介できるブランド、プロジェクトといったら、LOGさんなんですよね。
須山 嬉しいですね、ありがとうございます。
コラボアイテムも登場する、ポップアップの見どころは?
渡邊 岡田さん、今回のポップアップの狙いと見どころを教えていただけますか?岡田 キャンプが好きで、LOGさんを好きなような方でも、やっぱりリアルで商品に触れる機会ってあんまりないと思うんです。それを新宿というアクセスしやすい場所で見ていただきたいですね。
“こっちの世界”を知らない方やキャンプをしたことがない方たち、そしてファッションを主目的としているメンズ館のお客さまには、ぜひLOGとの接点をもっていただきたい。キャンプにはこんな世界もあるんだ、もっとカッコいいものがあるんだっていうことを知っていただきたいと思います。
渡邊 キャンプグッズって、家でも使いたいカッコいいモノも多いですもんね。
岡田 日常的に普段使いできるモノ、したくなるモノもたくさんあります。非常時に防災グッズとしても使えるものもありますし。キャンプをやったことがないというお客さまにも、ぜひ見ていただきたいですね。
須山 伊勢丹さんとご一緒することによって、通常であればご縁を作るのが難しいブランドさんとも、コラボレートすることができました。
鈴木 よそでは絶対、できないですね。(笑)今回は伊勢丹新宿店に出店している生活雑貨関連の魅力的なブランドさんたちとのコラボレーションが実現しました。僕らとしても、そういうライフスタイルの延長にあるアウトドアというものを提案していきたいと考えているので、貴重な機会だと思っています。
渡邊 今回のメンズ館限定コラボレーションアイテムの詳細については、後日同サイト内にて公開予定のイベント記事をご覧いただだければと思っているのですが……。最後に、LOGの皆さんがこのイベントで楽しみにしていることなどあれば、教えて下さい。
重弘 今回はメンズ館1階の売り場ということで、僕らのことを知らない人もたくさんお越しくださると思います。そこが一番、楽しみですね。自分たちのやろうとしていることや考え方、制作しているプロダクトなどが、皆さんにどのように受け取っていただけるかを早く知りたいと思っています。
鈴木 「今日はいい天気だから、キャンプ行こうか」っていうくらい、キャンプが身近で、気軽なものになってくれたらいいなと思っています。でもモノを提供するだけでは、キャンプカルチャーを定着させることにつながりません。今回はライフスタイル系のブランドさんと一緒にものづくりができ、一般の方にメッセージを届ける最高のチャンスだと思っています。すぐに成果が出ないかもしれない、挑戦的な面もあるわけですが。
須山 今回のポップアップでさまざまなブランドと新たにコラボレーションできたことは、確かな実績となります。これは小さな一歩かもしれませんが、この取り組みを見て、「自分たちもコラボできるかもしれない」と思ってくださるブランドさんが出てくるかもしれません。
キャンプやアウトドアっていうものを皆さんが意識し始めて、「生活のなかにちょっとずつ取り入れていこう」という意識が広まるということが、確実に起こると期待しているんです。イベント後の各方面からの反応や効果が、楽しみで仕方ありません。
渡邊 LOGさんの活動って、別に頑張って山に行かなくてもアウトドアに触れられる、そんな楽しみ方もあるんだっていう、“気づき”を与えてくれる気がしますね。
岡田 キャンプやアウトドアを人々の暮らしとリンクさせ 身近で気軽に楽しめるものという認識を広めることは、とても大切。LOGはサステナブルなキャンプカルチャーのためにも、極めて重要なブランドであり、活動をしているんだと再認識しました。
鈴木 岡田さんはコラボレーションの打ち合わせでも、まるでLOGの社員かのように熱心に説明してくれますよね。ひょっとすると、僕らよりも的確なんじゃないかっていうくらい。(笑)
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キャンプをライフスタイルに──「LOG/ログ」初のポップアップを開催!メンズ館コラボレーションアイテムなどご紹介
- 開催場所:伊勢丹新宿店 メンズ館1階 プロモーション
Text:Junya Hasegawa(america)
Photograph:Shimpei Suzuki
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