【連載】伊勢丹社員の“22FWコレ買いました&欲しい”~2022年秋冬マイベスト4~「#イセタンメンズの愛用品」
鋭い審美眼を持つイセタンメンズのスタッフが、私物や欲しいアイテムをご紹介する連載「#イセタンメンズの愛用品」。各ブランドから新作が続々登場している9月は、“今季購入したものや、これから手に入れたいと狙っているもの、マイベスト4”がテーマ! 2人のスタッフが独自でリサーチした、ウェアやシューズ、コスメなど、今シーズン注目のアイテムについて語ります。
稲葉「2022年秋冬マイベスト4」
Instagram: @isetanmens_tailored_clothing
現代に合わせて再設計したネイビージャケット
「メンズ館5階に常駐する<ラ・スカーラ>のテーラー・山口信人(@sartoria_lascala)が監修した、スタンダードなネイビージャケット。少し前のビジネスシーンは、テーラードジャケットにはシャツとネクタイが定番でしたが、最近はTシャツやニットを合わせるなど、コーディネートの幅がグッと広がっています。今の時代に対応するため、肩から首へのノボリを緩めたり、ウエストやアームを広めに持たせて適度なゆとりを出したりと、細部までこだわって作り上げた1着。仕事に着ていける真面目な面もありつつ、カジュアルな装いにもマッチします。古着のシャツやミリタリーパンツをMIXするのもおすすめです」
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メイド・イン・フランスのエレガントなジャケット
「今シーズンからメンズ館での取り扱いがスタートした<リュテス>。全工程をフランス国内で作り上げている布帛のジャケットブランドということで、以前から注目していました。こちらはフランス空軍のユニフォームをデザインソースにした、大人の男性に似合うスマートなカジュアルジャケット。高い技術力を持つ工房で縫製しているので、とても細かいステッチが施されており、ミリタリーとは一味違ったエレガントさを醸し出しています。フレンチトラッドやカジュアルがブームの中、スタイリングの幅を広げるには最適なアイテム。ハイゲージのタートルネックやウールのパンツと合わせると、上品な着こなしが楽しめます」
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本物志向な大人に向けた完成度の高いデニム
「<カンタータ>のデザイナーであり、テキスタイルの企画生産も行っている松島紳さん。彼は日本屈指の機屋や工場と直接コンタクトを取りながら、自身が持つ生地や縫製に関する知識を活かしたモノづくりをしています。どのアイテムも完成度が高く、何着も愛用するほど気に入っているブランド。今回、クリーンな雰囲気のリジットデニムが欲しくて購入したのがこちら。セミフレアなのですが、ほかのブランドと一線を画すような美しいシルエットが特徴です。ウエスト部分が後ろにせり上がったハイバック仕様なので、腰のホールド力にも優れています。素材やクオリティ、それに着用感も含めて、デニム好きも唸る1本です」
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乾燥シーズンにも頼れるオールインワンクリーム
「洋服は格好つけるんですけど、実は顔や髪型には無頓着で。(笑)一昨年コスメティクスのバイヤーをしていて、きちんと肌のお手入れをしなくては…と決意。いろいろ使ってみた中の1つがWOWクリーム。化粧水・美容液・乳液の3ステップを1本でまかなえる、スキンケアアイテムを複数使い分けるのが面倒な男性にも便利なアイテムです。試してみたときは正直『まぁ良いね』くらいの感想だったのですが、その後リーズナブルな化粧水に変えたら、肌が荒れるなどデメリットを感じるように。その差を実感して以来、継続して使い続けています。サラッとしたテクスチャなので、手や肌がベタつきにくいのも高ポイント。乾燥シーズンは特に欠かせません」
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梅本「2022年秋冬マイベスト4」
Instagram:@isetanmens_contemporary
長く付き合える上質で美しいパンツ
「テーパードが入っていないストレートシルエットで、きれいな色合いや上質な生地感のパンツが好み。そればかり選んでいたら、今ではワードローブの9割を<ルメール>か<ドリス ヴァン ノッテン>が占めています。パンツは、身体の半分以上を占めるアイテム。自分の経験から、多少高価でも美しく見えるものを買うと、結果的に長く愛用できることがわかりました。今シーズン<ルメール>で見つけたのは、幅広いスタイリングにマッチするカラーやシルエット、オールシーズン着用できる素材といった、僕がパンツに求めるもの全てが揃った理想の1本。ネイビーのコートと合わせて、すっきりとした印象で着こなしたいです」
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シンプルながら洗練された表情のローファー
「これまで好きだったリラクシングなムードから一変、最近は自分の中でクラシックなスタイルがトレンドに。今シーズンは、タートルネックにチェックのスラックス、ブラウンのコートで、大人っぽく装いたいと思っています。それに似合わせたいのは、丸みを帯びたシューズより、少し立体的なローファー。先日そのイメージにぴったりな<ジェイエムウエストン>のSignature Loafer 180というモデルを購入しました。王道のシルエットですが、どこか洗練された顔立ちの1足。これからの季節、コーディネートを引き締める重要な役割を担ってくれそうです」
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ラフさとラグジュアリーさを掛け合わせたコート
「ずっと気になっていたレディース中心のブランド<ガブリエラ コール ガーメンツ>のメンズラインが本格的にスタート。このコートは、襟元や裾などがカットオフ仕様になっているのがポイント。ラフなデザインに上質なウール素材といった相反するものを、絶妙なバランスで組み合わせているところに惚れました。滑らかな肌触りと、もっちりとした風合いなのもお気に入り。カラーはベージュをセレクト。コートの中はブラックで統一したタートルネックのニットとスラックスでコーディネートして、モードな雰囲気にしたいと思っています」
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きれいなリブに目を奪われる伊勢丹別注セーター
「フィービー時代の<セリーヌ>のファンです。その理由は、一見リラックスした感じの中にも、色使いやデザインが計算し尽くされているから。当時のチャンキーニットを探していたときに出合ったのが<オーユーエーティー>のセーター。ネックの高さ、色合い、畔編みの美しさが、自分のイメージに合っていました。オリジナルバージョンは赤と黒のラインナップで、裾に大きなファーパッチが施されているデザインですが、ブランドと話し合いながら、カラーとディテールを極力シンプルにした伊勢丹別注品を作ってもらうことに。オーバーサイズで、とても暖かい素材なので、これからの季節アウターのように着るのも良いですね」
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Text:MITSUKOSHI ISETAN
Photograph:Tatsuya Ozawa
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