2019.01.09 update

イセタンメンズで2シーズン目を迎えた、サルトリア・ナポレターノの至宝服

この春のリニューアルを間近に控えた伊勢丹メンズ館。国内外からバイイングされたブランド&アイテムには、時代を映し出すエレメントが巧みに散りばめられていた。それはライフスタイルの多様化にともなって変化していく最新のデザイン&スタイルと、いつの時代も変わらぬ普遍の価値をもつクラシック。一見相反するようにさえ思えるコレクションだが、イセタンメンズというフィルターによって、リアルなメンズファッションの輪郭が鮮明に描き出される。



 


<アントニオ パニコ>スーツ 648,000円
*3月16日(土)より展開


昨シーズン、伊勢丹メンズ館に正式上陸した<ANTONIO PANICO/アントニオ パニコ>が2シーズン目を迎える。細かな注文をせずとも最高の1着を仕立てる、その腕前を裏付けるのは「ミシンをつかわない工房」「チャコのようにハサミをつかう」といった達人伝説の数々だ。フルハンド仕立てのスーツは袖を通せばその吸い付くような着心地と、威風堂々たる外見が共存することに気がつくだろう。世界が認めるナポリの最高峰を採寸・仮縫いなしに手に入れられる既製服は世界的にも類を見ない。


今季、パニコのスーツに使われるのはキッドモヘア×エスコリアルウール混紡生地。深いネイビーの色艶が冴え渡るこの生地は、英国生地らしいハリとコシに加えて美しい光沢と、フォーマルウェアにも通じる品格を纏っている。ジャケットはパニコらしい王道のナポリクラシコ。パンツは2インプリーツのモデルにサイドアジャスターを備えている。これはパニコ自身が実際に愛用するデザインだ。替えボタンとともにベルトループのパーツが付属している点は、既製服ゆえのパニコからの気遣いなのだろう。

「本当に価値のあるものを」という、イセタンメンズと<アントニオ パニコ>共通の想いを形にしたプレタポルテが遂に完成した。



 

Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Yasuyuki Ikeda

*価格はすべて、税込です。

お問い合わせ
メンズ館4階=インターナショナル ラグジュアリー
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