2017.09.08 update

【インタビュー】内田篤人が着るアディダス×イセタンメンズの気鋭「ICON SUIT(アイコン スーツ)」

イセタンメンズとadidasが共同開発した「ICON CLIMALITE SUIT」。伸縮性・通気性に優れるオリジナルのテクノファブリックを採用し、“URBAN UNIFORM” をコンセプトにしたセットアップスーツは、自転車通勤や満員電車の車内など都会のビジネスシーンを快適に過ごすため開発されたギアウエア。今季3シーズン目を迎える人気のシリーズだ。シャツ&タイでドレスアップするのはもちろん、Tシャツ&スニーカーでラフに着る事もできるうえ、ジャケット単品、パンツ単品でも着ることができる3WAYスーツ。今シーズンは同シリーズのネクタイもジャケットとセットされた形でリリースされている。



ジャケット 37,800円 
パンツ 16,200円 
シャツ 17,280円

内田篤人は昨シーズンもこのスーツに袖を通している。今季は秋冬向けに素材を変更し、シルエットもディテールデザインも進化。右袖口にあしらわれていたアイコンのスリーストライプスは、左上腕部に移動していた。

「チームで長時間、長距離を移動するときにはオフィシャルスーツの着用が求められます。そういうときこそ、このスーツを着たいですね」。

内田は念入りに身体の各部を動かして着心地を確かめている。普段はリラックスフィットの服を好んで着るというが、スーツの場合、ジャストなフィッティングは重要だ。しかしこのスーツなら、スマートなシルエットのまま、体の可動域を制限することなくアクティブに動くことができる。


「岡崎さん(※岡崎慎司。現プレミアリーグのレスター・シティFC所属)なんて、ふくらはぎが太すぎてジーンズ穿けないらしいです(笑)。僕は多少細いパンツでも履けるけど、普段はサルエルパンツのようにゆったりしたものが好きです。ジーンズも穿きますが、膝が窮屈なのは嫌なのでスキニーのような細いタイプは穿かないですね。でもこのスーツは細身だけど違和感がない。このままサッカーができそうですね」

そういいながら、スタジアムの客席から眼下のピッチへ視線を移した。

「伊勢丹といえば結婚式のときに着るスーツを買ったことを覚えています。店頭スタッフに、どういうスーツがいいか聞いて、いわれるままにその高級ブランドを買っちゃった。基本、服は人に言われたままに買うほうなんです。お店でも最初から自分で選ぶより、いくつか選んでいただいて、その中から選ぶほうが絶対に似合っているものを選んでくれると思うから」。



サッカー選手の中には、下半身に筋肉がついているため、パンツ選びに苦労する人が少なくない。しかし恵まれた体型の内田は、スリムテーパードの今風シルエットのパンツさえ、さらりと着こなせる。くるぶしが覗く丈で履くボトムズのシルエットにはスニーカーを合わせて。ロールアップした裾にリフレクターが覗く。ジャケットの上襟を立てた部分にもリフレクターがあしらわれており、夜間に視認性に優れるなどの工夫も“URBAN UNIFORM” ならではだ。

「このスーツで出社したら、帰りにフットサルに寄れますね。え、普通は着替え持っていきます ? 急に助っ人で呼ばれたときに、いいじゃないですか!」。

日本にいたとき、服はスタッフに友人がいる原宿や表参道の店で買っていたという。いまはチームメイトに誘われて、地元のデザイナーズブランドやセレクト・ショップを巡るのだそう。スポーティななかに少しモダンな要素がある服が好みで、カジュアルも新進のデザイナーズブランドに目がない。色は黒が多いという。今日のスーツは紺だが、黒もあることを伝えると「黒、着てみたかったな」と呟いた。



「外国人って何着てもカッコいいじゃないですか。目が青くて金髪で、スタイルのいい選手、チームの仲間にもいっぱいいます。ジーパンにTシャツでも十分カッコいいんだもの。羨ましいです」どんな服を着てみたい?と尋ねると「帽子が似合うようになりたいですね。試合のときは髪もセットしないけど、普段もセットしなくて済むなら楽チンだし」。

そんな面倒くさがりな一面もある内田に、このスーツはTシャツ一枚でサマになることを伝えると「都内ぐらいならジャージーで出掛けちゃう僕にとっては冒険だけど、夜、食事に行くときの服装として用意しておきたい一着ですよね」と納得顔。いつでもどこへでも出掛けられるようにクロゼットを整えておいてこそ一流の男。いつでもピッチに立てるよう、内田は心身ともに準備万端だ。

Text:Ikeda Yasuyuki
Photo:Okada Natsuko

*価格はすべて、税込です。

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