マンガを読んで、レースにのめり込んでいった女性もいます
――自転車人口は増えているように感じますが。
マンガの『弱虫ペダル』でロードバイクブームになりましたが、それで女性が増えましたね。私のチームには、マンガを読んでレースにのめり込んでいった女性もいます。また、レースを実際に観戦して、「自分も競ってみたい」という人もいます。
――岩島さんが乗ったバイクで印象深い一台を教えてください。
自分が乗って、皆さんに乗り味をフィードバックすることも大事なので、これまで10数台は乗り継いできていますが、印象深いバイクは、ツール・ド・おきなわ市民210kmを征したフランス製の<TIME/タイム>です。
――<タイム>はどんな乗り味なんですか。
自分の身体に合っていたのはもちろんですが、バイクは「人車一体」になったときに力を発揮するもの。6年前のレースでは、力がぴったり一致して良い結果になりました。
ストレスや病気を抱えている人にも、ロードバイクの勧め
――今回の期間限定ショップに展示しているバイクを教えてください。
ロードバイクは、空力考慮した“エアロモデル”、軽量性を重視した“軽量モデル”、長距離の快適性を追求した“エンデュランスモデル”の大きく3つに分かれます。
今回は、レース志向のバイクを展示していて、<SCOTT/スコット>では、空気抵抗と軽量性をバランスよくを考えて作られている「FOIL(フォイル)」というモデルを、<BOARDMAN/ボードマン>では、フロントブレーキが内装されて、さらにエアロを追求したモデル「AIR SIGNATURE(エアーシグニチャー)」を見てほしいですね。
<ボードマン>の「エアーシグニチャー」は、ロンドンとリオオリンピックのトライアスロンで金メダルを獲得したバイクで、ロードからトライアスロンまで調整幅が広いのも特徴です。
――「ロードバイクに乗りたいけど、予算が……」という人も多いと思いますが。
予算で悩まれているなら、ロードタイプのバイクで10万円、ヘルメットやウエアなども合わせて15~6万円あれば最初の一歩目は踏み出せます。その後が重要で、一緒に走るチームがあると続けやすいです。先輩がいるとアドバイスも受けられます。
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