尾崎さんと一緒にさらに深く潜る、尽きることのない古着ワールド!|「大人の社会科見学」【 GUIDE by ISETAN MITSUKOSHI】
「GUIDEI by ISETAN MITSUKOSHI」クルーによる人気動画「大人の社会科見学」コンテンツから、<サンカッケー>デザイナー尾崎雄飛さんを迎えての「ヴィンテージスニーカー編」、「ヴィンテージデニム編」はお楽しみいただけたでしょうか。続いて3本目は、“まだ気づいていない系?”の古着の楽しみ方をご紹介。奥深きビンテージの世界をお楽しみください!
つちや「打ち合わせなしのガチで、こんなことが起こりますか??」
トップバッターつちやのこれまでの動画を見て、「このアイテムなら合うかな?」と尾崎さんが用意したのが、ヴィンテージスウェット。しかし、つちやは収録日にスウェットを着てきて、まさかのかぶり!?が発生! 打ち合わせなしで、こんなことが起こるんです!
尾崎さんがつちやに推すのは、無地のヴィンテージスウェットで、「これは50年代の前V(V字のガゼット)ありの無地。胸にプリントがある<チャンピオン>のリバースウィーブなどはプリントの内容だけで高価なものも多いですが、無地はまだバレて(気づかれて)いないのでおすすめです」と推奨。
つちやが「なぜ無地がいいんですか?」と問うと、「30代男子は無地。プリントが入っているとアメカジ寄りの着こなしになりがちですが、古着ならではのものをさり気なくファッションとして着るなら、無地の方が合わせやすい。テーラードジャケットに無地のスウェットを合わせると、きれいで大人っぽい着こなしになりますよ」とご名答!
ヴィンテージならではの面白さは、吊り編み機しかなかった時代ならではの“素材感の良さ”や、40年代に流行った、脇が上にV(の字の形)に上がっていき、胴部分に接ぎがない“フリーダムスリーブ”、脇ガゼット、針抜きのリブなどの希少なディテール、ヴィンテージならではの杢グレー、オレンジ、レッドなどの色、さらに、デザインみたいになっているダメージのリペアなど、無地なのに面白い個体が多いのも魅力です。
まつおか「あえて大きめサイズのドレスシャツを着るのはどうでしょう?」
「普段はコンサバです」という、三越伊勢丹随一のファッショニスタ、まつおかに尾崎さんが揃えたのは、“ベーシックなんだけど冒険”アイテム。
フランスの高級シャツメーカー<シャルベ>、イギリスのシャツメーカー<ヒルディッチ&キー>、<トーマスピンク>のシャツ4枚で、いずれもビッグサイズのドレスシャツです。
尾崎さんが推すのは、「仕立ての良いトラッドなシャツのビッグサイズを着る」こと。その真意は、「クオリティの高いドレスシャツは、買うときにジャストサイズを求めがちだけど、その逆をついて、大きめサイズをあえて着ることが面白い」ということ。
「欧米人は体格が大きいので、大きなサイズが見つかりやすく、価格もそれほど高くない」と、<シャルベ>のシャツはサイズ44(XLぐらい)、英国系ならサイズ17スリーブ34を用意してくれました。
実際に、裾がスクエアでボックスシルエットの<シャルベ>のビッグシャツを試着してみると、カフスを締めて袖のたまり具合が可愛く、前を閉めてバランスを見てタックインするのも良し。ドレススタイルのハズしとして、スニーカーやサンダルとのカジュアルスタイルにも使えます!
たしろ「古着屋はよく見ているようだけど、これを見落としてない??」
尾崎さんから、「古着屋でこれを見落としてない?」と、たしろが言われたのはテーラードジャケット。確かに、「古着屋に行ってもテーラードのコーナーはちゃんと見ていないですね」と答えると、「自分は一着一着全部見ています」と尾崎さんが手にしたのは、カシミヤ素材のジャケット。
「これは60年代ぐらいのカシミヤのテーラードジャケットで、12,000円」というと、一堂驚愕!
「どうしたらそんなジャケットが見つかるんですか?」という問いに尾崎さんは、「テーラードが不得意なアメリカ(系)の古着屋ならまだバレてないですよ」と、取り出したのは、テキサスの正装ウエスタンジャケット。
「クセすご!」とたしろは一瞬たじろぎますが、古着屋でテーラードジャケットの見るべきポイントは、「ジャケットをめくってみて、袖付けが手縫いになら、ある程度のレベルを満たしていて、年代が古いほど手縫いが多い」と尾崎さん。ボタンなど付属品の質なども良品を見抜くポイントになります。
Are You Ready?恒例のランウェイは必見です
つちやが着るヴィンテージスウェット
たしろが着るウエスタンジャケット
まつおかが着るビッグサイズのドレスシャツ
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*本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Text:Makoto Kajii
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