【王道の王道】トラッドを牽引する3ブランドのアイコンとは?
アメトラの象徴といえる<ブルックス ブラザーズ>、<ラルフ ローレン>、<J.プレス>で、今季はニュースな注目作が大豊作! ブランドの偉大な歴史が宿るアイコニックな名品が続々と復刻したり、貴重なアーカイブ生地を使った特別なベーシックアイテムが登場したり。トラッド好きなら思わず、“欲しい!”の声が挙がること間違いなしです!
ラルフ ローレンの原点MADE IN USAという薫り
今季のラルフ ローレンでは“MADE IN USA”が花盛り! その特別な響きに、往年のファンも思わず食指が動くはず。ブランドの原点が薫る名品を見逃すなかれ!<POLO RALPH LAUREN/ポロ ラルフローレン>
風合いの豊かさが違うアメリカ製BDシャツ
かつてのスタンダードであったアメリカ製オックスフォードBDが今季復活。<ポロ ラルフローレン>のクオリティを保証するアメリカの工場を新たに契約し、生産された一品。やや生成りかかった色味や織りの粗い生地感に加え、通常モデルより襟が0.5cm高く襟先に向けてカールを描くようなボタンダウン襟とアメリカンシャツらしい仕上がりに。
今のスタイリングに使いやすいバランスも秀逸。あえてオーバーサイズを選び、アウターシャツとして羽織るのもおすすめです。
襟裏のボタンに、オリジナルレーベルのタグ、ポニーマークをネイビーに統一するなど、現行モデルとはひと味違うかつてのクラシカルなアメリカンシャツを彷彿させます。素朴ながら味わい豊かな風合いは、洗濯を重ねるとさらに魅力を増していきます。
<RRL/ダブル アール エル>
古き良きアメリカンジーンズの魅力を凝縮
<ダブル アール エル>の定番であるジーンズコレクションからも今季、アメリカ製アイテムが登場。ブランドのなかで最もワイドなシルエットを採用し、背面は古き良きアメリカを彷彿させるバックルバック仕様に。生地は日本製のリジッドデニムで、がっしりとした風合いが魅力的。じっくりとはき込んで色落ちを楽しみたい一本です。
15.9オンスのがっしりしたデニムは糸から日本で紡績し、特別に開発された天然インディゴを用いて染色。防縮加工も施されています。
ブルックス ブラザーズはTHE ORIGINへ敬意を表し
アメトラの殿堂である<ブルックス ブラザーズ>からも今季、大注目ニュースが続々。久々に復活したアメリカ製ブレザーや往時のパートナーと再び手を組んだBDシャツ、
アーカイブからの復刻アイテムなど、歴史の魅力が薫る力作揃いです。
<Brooks Brothers/ブルックス ブラザーズ>
これぞ原点。ファン歓喜のアメリカ製!
サウスウィック工場の閉鎖により途絶えていたアメリカ製ブレザーが奇跡の復活! 「マディソン」の旧称で知られた「トラディショナル」フィットを採用し、シルエットも往年のアメトラスタイルに則っている。
ラペルに輝く米国旗はMADE IN USAの証。素材も米国製ウールを用いています。フィットは「マディソン」改め「トラディショナル」。ウエストの絞りが緩いボックスシルエットで、古き良きアメトラの魅力を堪能できます。
ダンリバー社の貴重な生地を使用
今はなきダンリバー社の生地を使い、かつて<ブルックス ブラザーズ>のシャツを手がけていた<インディビジュアライズドシャツ>が生産。素材・パターン・縫製、すべてのディテールにおいてアメリカらしさにこだわった、こちらもファン感涙のアイテムです。シルエットはブレザー同様、最もゆったりした身幅の「トラディショナルフィット」
裾には<インディビジュアライズド シャツ>のネームが。今やブランドとして地位を確立した存在だけに、ひときわの特別感が光ります。
往時の英国製生地を忠実に再現
1970年代~80年代初頭に一世を風靡した<ブルックス ブラザーズ>のネクタイコレクション。
このレップタイは、歴史的名品を再現すべく、今回英国の老舗スティーブン ウォルターズ社に当時ブルックス ブラザーズの製品に使用されていた生地作りのレシピを忠実に再現した生地生産を依頼し、縫製を米国MANE社が手掛けた一品です。英国生地・米国生産というアメトラファン待望のスペックが実現しました。柄は伝統の「BB#3」ストライプ。
J.プレスからは貴重なアーカイブ生地を使った限定作が
<J.プレス>とメンズ館の協業によって生まれた限定レーベル<J.プレス グリーン>。その新作は、貴重なアーカイブ生地を惜しみなく使用したコート&ジャケットです。長き時を経た風格を楽しめると当時にサステナビリティにも貢献できる、温故知新なアイテムに注目。 <J.PRESS/J.プレス グリーン>
尾州産のヴィンテージ生地でトラッドコートを製作
<J.プレス>が長年生地製作を依頼してきたのが、日本が誇る毛織物の名産地・尾州の織元。その歴史のなかで支持のあったストック生地から、オーセンティックなタッターソールとガンクラブチェックをピックアップしました。製作したのは、トラッドの大定番であるステンカラーコート。まさに時代を超えた不朽の一着です。
通常の<J.プレス グリーン>とは異なり、今回はJ.PRESS ORIGINALSのタグ。尾州産のアーカイブ生地は、しっかりと糸を打ち込んだ質実剛健なタッチが魅力です。
定番アイコンであるブレザーも特別仕様に!
コートに加え、<J.プレス>の定番であるブレザーもストック生地で特別製作。遠目には無地に見えるトーンを抑えたブラックウォッチ生地は、無地感覚でコーディネートも容易。黒ニットタイで正統派に決めてもよし、スウェットでドレスダウンしてもよしの汎用性が魅力です。さらに、共生地のバケットハットも展開。ジャケット&ハットのセットアップで着こなしても小粋です。
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Photograph:takeshi wakabayashi(yukimi studio)
Styling:tsukasa miyazaki
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