【特集】男の憧れ英国グローブ “理想のデンツ“との出会い方とは?|THE GENTLEMEN CLOTHING AUTUMN & WINTER 2022
『THE GENTLEMEN CLOTHING AUTUMN & WINTER 2022』P41
「コートスタイルには欠かせないグローブ<デンツ>は色、素材が豊富」ページを掘り下げて考察!
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クラシックなコートスタイルを完成させるには、上質なレザーグローブが不可欠ではないでしょうか。特に英国で240年以上の歴史を誇るグローブ専業ブランド〈デンツ〉は、男性のコート姿をグッと格上げしてくれます。
メンズ館では、色だけでなく素材やライニングなど多彩な仕様のものまで、圧巻のバリエーションで〈デンツ〉をラインナップ。本記事では、スタイリングの相性から、意外と知られていないフィッティングの選び方まで、理想のデンツの選び方をご案内します。
英国老舗の最高級手袋は
職人の伝統的な技により作られる
<デンツ>は1777年に英国の美しい聖堂のある都市ウースターにて、設立者ジョン・デント氏によりカッティングされたレザーによる手袋が製作され、自社の名のもと創業しました。
革の鑑別と裁断技術において天才的な才能を持ったデンツが作り出す手袋は、手にしていることを忘れてしまうほどのフィット感を持つことから『シークレットフィット』と呼ばれ人気を博しました。
現在でも、デンツの熟練した手袋カッター(裁断士)になるためには約7年マスターカッター(親方裁断士)の下で年奉公し、熟練技術を得る為に必要不可欠な鋭い目と器用な手を養います。さらに必要な技術はカッティングだけではありません。一組の手袋を作る工程は長く、殆ど手作業で行う32もの違った工程を経て完成されます。
手元を彩る<デンツ>のアイコニックな逸品
メンズ館で扱う<デンツ>の種類の豊富さは国内でも随一と言えます。そのなかでも、特にアイコニックな5モデルをご紹介いたします。定番のペッカリーから車好きの方に特におすすめしたいドライビンググローブまで、ぜひお気に入りの1つを見つけてみてください。
国内随一のラインナップから押さえておきたい洒脱な5型を紹介
1.ブランドを代表するクラシックモデル「ペッカリー グローブ」
こちらは<デンツ>の最もアイコニック逸品といえるペッカリーグローブ。縫い代が外にあり、“外縫い”の仕様は男らしさを感じさせます。その風格あるクラシックな佇まいにより、非常に人気の高い逸品です。写真のイエロー色も<デンツ>の定番カラーでどこか英国らしい雰囲気を感じさせます。
2.艶やかな質感がドレッシーな「ラムレザー グローブ」
上質なラムレザーのスムースで艶やかな質感がドレッシーな印象を与えてくれます。ふわりと柔らかいカシミヤライニング仕様は、非常に暖かく、また手を入れたときの着用感も格別です。
3.手触りも着用感もソフトで柔らかい「ディアスキン スエード グローブ」
ソフトな手触りが特徴的なディアスキンのスエードグローブ。上品さもありながらカジュアルな素材のアウターにも合わせやすいスエードは、汎用性も抜群。こちらもカシミアライニングの仕様を採用。
4.指に施された穴が個性的なアクセント「パンチング グローブ」
パンチング(穴)をあしらったドライビングタイプのグローブ。通常のラムレザーに比べて、パンチングのあしらいが手元の程よいアクセントとなってくれます。また、ノーライニングの一枚仕立てと手首のボタン留めでフィット感も良好となります。
5.車好きの心をくすぐる「ドライビング グローブ」
指先をカットすることで運転のしやすさも損なわないように設計されたドライビンググローブ。ペッカリーを使用した本格的な佇まいは、普段のドライブシーンに特別感を加え、洒脱に彩ってくれます。
コートとの相性でグローブを選ぶなら?
ラフな素材やクラシックなコートならペッカリーのグローブが好相性
グローブを選ぶ際にポイントになるのが、合わせる洋服のコーディネート。洋服のスタイルによって、より好相性のグローブがあることを知っておくことも重要なポイントと言えるでしょう。例えばこちらのような、紡毛したウールのコートなど、ラフなタッチのアウターには、シワ感が特徴のペッカリーやスエードのグローブが好相性。また、クラシックな柄やテイストのアウターとも非常によくマッチします。
梳毛やドレッシーな生地のコートにはスムースレザーや内縫いのモデルが◎
こちらのような毛足の短いものやドレッシーなコートには、スムースレザーのグローブを合わせるとよいでしょう。コートもグローブも滑らかでクリーンな素材感同士で合わせることでコーディネートに統一感が生まれます。また、縫い目が外に出ていないうち縫いのグローブとも好相性といえます。
意外と難しい<デンツ>のサイズ選びとは?
最後に、知らないと思わぬ落とし穴となる<デンツ>のサイズ選びのポイントを解説。靴や服と異なり自身のグローブのサイズを把握されている方はあまり多くないのではないでしょうか。素材や作りでも異なってくるサイズ選びのポイントを、手袋を担当する販売スタッフがご案内。店頭スタイリスト 岡崎 杏奈がサイズ選びのコツを解説
「海外ブランドのグローブは親指と小指の長さがあまりがち。
指のあまりを減らしつつ、キツすぎないサイズを見つけましょう」
「実は<デンツ>に限らずインポートブランドのグローブは、外国の方の手に合わせてサイズ設計されていることが多く、日本人のお客様のなかには親指と小指の長さが余ってしまうという方が多くいらっしゃいます。ですので、できるだけご満足いただけるフィッティングを探るため、様々なモデルを合わせてお客様のご希望にマッチした一品を見つける必要があります。
まずは、手の親指の付け根から甲を一周した、手周りの長さを採寸します。この手周りの長さがグローブのサイズになります。ただ、ジャストサイズのものを選んでも、親指や小指が多少余ってしまう場合があります。その余りが気になる方は、1サイズ落としてタイトなフィッティングを選び、着用していくうちに革が延びて手に馴染むまで使い込むという方もいらっしゃいます。
また、手が小さくグローブが大きく感じるという方には、縫い代が内側にある“内縫い”のモデルがジャストフィットに感じるという方もいらっしゃいます。
お客様がファッション性を求めるのか、フィッティングや防寒性など実用を求められるかでもご案内するモデルは千差万別。グローブはベストマッチを見つけるのが難しいアイテムでもありますので、ぜひ購入をご検討の方は、店頭にお越しいただきお気軽にスタッフへお声がけください」
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・イセタンメンズが2022年秋冬に選ぶべきファッションをご紹介するカタログ「THE GENTLEMEN CLOTHING AUTUMN & WINTER 2022」を発刊!
Edit:ISETANMEN'S net
Styling:Tsukasa Miyazaki(CODE)
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