生活様式だけでなく、「ニューノーマル」はファッションにも浸透し、ビジネスシーンでもオフのシーンでも第3、第4のベーシックの出現がめまぐるしい。ここでピックアップするのは「トレンドであることよりも、いかに現代のライフスタイルにマッチするか」、そんな視点でセレクトしたアイテム。メンズ館バイヤーが今シーズン気になっている注目アイテムを紹介する。

オフィスに縛られない働き方が定着しつつあり、ネクタイがビジネスマンのマストアイテムだった時代は過去のものになろうとしている。個性を表現するツールとして色も柄も自由に、そして積極的に、新しい時代にふさわしいネクタイを選ぼう。ネクタイは装いを楽しむための主役になっている。


イタリアブランドを中心に、常に300種類以上のパンツを取り揃えるメンズ館のパンツ編集ゾーン。ひとくちにテーパードシルエット、スリムフィットといっても、ブランドごとに個性や美学があり、違いは微差でありながらも穿き心地や見た目への影響は大き細部までのこだわりを知ることは、自分にもっともふさわしい「モデル買い」への近道になるはずだ。


スーツを着る機会が減っているといわれる時代に、スーツ市場では既成よりもオーダーのシェアが伸びているという。それは仕事服としてのユニフォームではなくスーツが個性を表現するコスチュームになりつつあることを意味している。スーツの個性や表情を左右するのが生地だが、種類も多く初心者には選ぶこともなかなか難しい。そこでマーチャンダイザー、バイヤー、スタイリストと場は異なってもオーダースーツを熟知するメンズ館スタッフが、それぞれの推し生地を取り上げる。

愛し続けることができる一生モノの定義が変わってきているような気がする。これまでは名品というとメゾンや老舗の「頑な美学」にあったが、クラシック一辺倒ではなくコンテンポラリーも共存しなければ現代の多様性にはマッチしない。価値が変わらないことは重要だが、ライフスタイルに寄り添ってくれる進化はそれ以上に大切になっている。

「三越伊勢丹が考えるサステナブル」をテーマに、3月23日（水）から伊勢丹新宿店本館・メンズ館でスタートする「think goodキャンペーン」。キャンペーン期間中、メンズ館5階では洋服のリメイク、リペアを手がける〈サルト〉のプロモーションを開催。テーラードクロージングバイヤー谷口雅樹と〈サルト〉代表の檀正也氏、さらに特別ゲストの環境省の岡野隆宏氏が、一着と長く付き合うことの大切さ、これからのファッションとの向き合い方についてそれぞれの想いを語る。

メンズ館7階のメンズオーセンティックでは、機能性と快適性を高めたトラッド＆アーバンのトレンドスタイルを取り揃えている。伸縮素材を使ったネイビーブレザーやカジュアルなセットアップスタイルが、新たな都会のスタイルを描き出す。


おうち時間が増えたことで大きく変わったといわれるのが、男性の「自分自身を整える」ことへの意識。それは丁寧でクオリティの高い暮らしにも通じ、メンズコスメにおいても「ウェルネス」をキーワードにしたスキンケアや香りに一層関心が集まっている。意識を自分自身の内面へと向かわせることで、新たに拓ける発見もある。

メンズ館のシューズバイヤーやスタイリストが「いま欲しい！」をテーマに、最旬シューズをキュレーションする「JUST WANT」。メンズ館の公式Instagramや店頭ポップアップの人気企画を、今回はジェントルマンズクロージング誌上にて実現。プロが考える「いま選ぶべき靴」はこちらのラインナップ。