1735年、ジャン＝ジャック・ブランパンによってスイスのヴィルレで創業し、200年以上にわたり伝統を重んじながら革新的な時計づくりを続けている＜BLANCPAIN/ブランパン＞。3月16日(水)～3月29日(火)までの期間、伊勢丹新宿店 本館5階 ウォッチ/プロモーションでは＜ブランパン＞「ニューコレクションフェア」を開催する。会期中は、2021年末に発売され人気を集めているパイロットウォッチ「エアコマンド」や、「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」初となるグレード23チタンモデルなど、ブランドの魅力的なコレクションを一堂にご紹介する。

＜ブランパン＞は自社で一貫して機械式ムーブメントを製造する“マニュファクチュール”ブランド。創業時より機械式時計のみを製造し、すべての腕時計に自社製機械式ムーブメントを搭載。ブランドを代表するダイバーズウォッチ「フィフティ ファゾムス」を筆頭に、機能性を追求し実用的に落とし込んだプロフェッショナルのための時計製造を行っている。

今回ご紹介する「エアコマンド」もそのうちの1本であり、1950年代にアメリカ空軍のために＜ブランパン＞が製造したパイロットウォッチに、現在の技術を取り入れたタイムピースだ。デザインにおいても当時を彷彿とさせるヴィンテージウォッチの風合いに、知性を感じるディープブルーが調和。過去のモデルを尊重しながらも、今の時代に合うようデザインされている。

軍用クロノグラフを踏襲した新作の「エアコマンド」。

パイロットウォッチである「エアコマンド」は、フライバッククロノグラフ、カウントダウン方式の回転ベゼル、さらにダイヤルには対地速度を計測するためのタキメーターを搭載している。フライバッククロノグラフとは、通常クロノグラフでの計測時に必要となるストップ、リセット、リスタートという3つのボタン操作をプッシュボタンを1度押すだけで即座に次の計測に入れることができる機構であり、空軍パイロットが少しでも操縦に集中できるよう考え抜かれた機能美を感じるポイントだ。

サンバースト仕上げの鮮やかなディープブルーの文字盤には、スーパールミノバを塗布した視認性の高い針とインデックスを配し、機能的でありつつも美しい仕上がり。また、シリコン製ヒゲゼンマイを使用するなどムーブメントにおいても堅牢かつ高精度を実現し、かつての実用パイロットウォッチが現代の生活に適した仕様へと進化した1本だ。

ダイバーズウォッチから派生した「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」初のグレード23チタンモデル。

今回のフェアでは「エアコマンド」に加え、「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」初のグレード23チタンモデルにも注目してほしい。チタン素材は堅牢性、耐食性に優れる素材であり、何よりステンレススチールに比べ軽量なのが特徴。それにより直径43mmと大ぶりのケースだが、快適な着け心地が実現するのだ。

このモデルでは医療器具にも使用されるグレード23チタンを採用。最高級ともいえるグレード23チタンは多くの機械加工が必要で加工が難しい素材であるため、時計産業ではほとんど使用されていない。敢えて難易度が非常に高い素材を採用するというのも革新を続ける＜ブランパン＞ならではだろう。

「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」に採用されている自社製キャリバー1315も「エアコマンド」同様、シリコン製ヒゲゼンマイが採用されているため耐磁性に優れ、さらに約5日間のパワーリザーブを備えているので時計を巻き上げる機会を大幅に減らしてくれる。控えめながら上質な高級感を与えているトランスパレントケースバックからは、贅沢な素材使いを感じるK18WG製ローターを眺めることができる。

人気モデルを揃えて開催される「ニューコレクションフェア」。スイスの時計製造の伝統を大切に守りながら、革新的なコレクションを生み出してきた＜ブランパン＞の作り出すタイムピースを、ぜひ店頭で手に取ってご覧いただきたい。

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