【特集】2022年春夏も個性を演出!ブラウンスーツとブレザーのタイプ別コーディネート
仕事の日とプライベートの時間の境界がなくなりつつあり、装いもライフスタイルやパーソナリティを優先して自由に楽しめるようになった。着こなしのセオリーにもさまざまな変化が見られているということで、今回はメンズ館が2022年春夏に推す「ブラウンスーツ」と「ネイビーブレザー」を3人のスタッフがそれぞれ自由にコーディネートしてみた。「クラシック&コンサバティブ」の谷口、「モダンクラシック&プログレッシブ」の松本、「コンテンポラリー&クリエイティブ」の松岡。3名ともに1993年生まれの同い年だが、得意とするジャンルが異なるだけに、まさに三者三様という結果となった。
Instagram:@kenta_taniguchi
2012年三越伊勢丹入社。7年間メンズテーラードクロージングに所属し、オンからオフまでの幅広いコーディネート提案を行う。
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2016年三越伊勢丹に入社。ISETAN MEN’Sのさまざまなメディアを通して、コミュニケーション設計やディレクションを行う。
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1.ネイビー、グレーに次ぎ台頭する第3のカラー「ブラウンスーツ」
スーツといえば、ネイビーもしくはグレーが主流ではあるが、いまスーツをカジュアルに着る機会が増えたことで、新たな価値観を持つブラウンスーツに注目が高まっている。大人の色気や個性を演出しやすいカラーだが、コーディネートによってその表情も千差万別だ。ドーメル社に別注をかけた「スーパーブリオ」のブラウンは<RING JACKET/リングヂャケット>のエクスクルーシブカラー。力強いハリと上品な光沢を湛えるモヘヤ混ならではの仕立て映えする一着。数々のウェルドレッサーから支持される<リングヂャケット>だけに、日本人体型に合わせた前肩仕様の仕立て技術も魅力。
ブラウンと好相性のカラーでまとめてドレッシーに_谷口健太
コーディネートの色や柄を極力控えることで、カジュアルなブラウンをドレッシーに着こなす。クラシックなタブカラーシャツやビンテージ調の小紋柄ネクタイなどひとつひとつのアイテムは主張が強いが、Vゾーンが狭いダブルブレストなら目立ちすぎることもない。くすんだグリーンはトレンドでもあり、スーツスタイルを今日的に演出してくれる。一見派手に見えるかもしれないが、ブラウンと好相性のカラーでまとめることで好印象なコーディネートが完成する。
カジュアルアイテムとのミックスで抜け感を添える_松本祥音
ブラウンスーツをベースにしながら、ドレスカジュアルを意識した同系色のグラデーションコーディネート。ボーダーカットソーも落ち着いたブラウンならクラシックなダブルブレストにも馴染み、ビンテージ調のネッカチーフがドレス感をアップしてくれる。タイドアップでクラシックに仕上げるのではなく、カジュアルアイテムの抜け感を効果的に活かしたおすすめのモダンクラシックスタイル。
色合わせで生まれるブラウンならではのくつろぎ感_松岡歩
VネックセーターとクルーネックのロングTシャツをインナーに取り入れて、リラックス感を演出したブラウンスーツのスタイリング。Vネックはダブルブレストの前合わせの深さに合わせて選ぶことで好バランスに。奇しくも谷口と同様のカラートーンとなったが、同じような色合わせでもドレスにもカジュアルにも着こなせるのが、ブラウンスーツの懐の深さでもある。
そのほかおすすめのブラウンスーツ
2.着こなしが多様化しても、すべてを受け入れる「ネイビーブレザー」
ダブルブレストにメタルボタンを配した、ネイビーブレザーを着たい気分だ。タイドアップもノーネクタイも端正に決まり、グレースラックスもワイドパンツも合わせられる。さらに年齢だけでなく、ときに性別までも超越して誰にでも似合う、まさに永年のマスターピースだ。王道のネイビーホップサックを使いながら、箱に詰め込めるほど軽量かつ薄手に仕立てられた「ジャケットインザボックス」。ダブルブレストネイビーブレザーはゴージ位置や角度を見直すことで、従来のモデルよりもモダンな雰囲気にモディファイされている。多くの一流メゾンのプレタポルテを請け負うイタリアのファクトリーの中でも実力の高さは折り紙付きの<Belvest/ベルヴェスト>らしく、襟付けや袖付けなどのハンドワークはソフトで軽い着心地を実現している。
「きちんと見える」が大人のブレザーのキーワード_谷口健太
紺ブレ×グレースラックス×レジメンタルタイはトラッドの大定番だが、すべてイタリアブランドをセレクトすることで、上品さと色気を演出。制服っぽく見えてしまうこともある紺ブレも、クラシックなタブカラーシャツや配色も個性的なネクタイなど、ドレスアイテムでまとめることで上品なコーディネートに。ドレッシーながらも軽快な印象に仕上げるために、足元は黒のタッセルローファーを選んだ。
正統派のネイビーブレザーを穏やかな表情で着こなす_松本祥音
クラシックなネイビーブレザーが硬く見えないように、それでいて着崩した印象にならないことを意識したコーディネート。インナーのシャツはスタンドカラーを選ぶことで、端正でありながらスタイリッシュな表情に。モノトーンで引き締めながらもニットベストならリラックス感も演出できる。パンツもくつろぎ感のあるワイドシルエットにすることで、正統派のネイビーブレザーの着こなしも穏やかな雰囲気がアップする。
春らしいカラートーンで構成した気負わない着こなし_松岡歩
<ベルヴェスト>のブレザーを気負わずに着こなす、カジュアルダウンコーディネート。爽やかなブルーのドレスシャツ、モダンなグリーンのブルゾン、表情に奥行きのあるホワイトのベルテッドパンツなど春らしいカラートーンで構成することで、クラシックな金ボタンのネイビーブレザーを中和させた。「気負わない」ことをテーマにしたのでサイジングもゆとりを意識し、全体のシルエットも直線的ではなく曲線を感じられるようなスタイリングにこだわった。
そのほか2022年春おすすめのブレザー
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