<BREGUET/ブレゲ>|過去の名機から着想を得て作られた、ブティック限定モデルが新たに登場!
2005年、ブランドのアイコンとなる「トラディション」コレクションを発表した<ブレゲ>。それは、ムーブメントの調速機構を地板の上に配し、表から見えるようにした初めての時計だった。
このたび、その独創的な姿が印象的な「トラディション」コレクションに<ブレゲ>ブティック限定モデルが新たに登場。本館5階=ウォッチ/ブレゲにて発売中だ。
「トラディション 7097」は、同コレクションの他のモデルと同様に、<ブレゲ>初期の懐中時計「スースクリプション ウォッチ」からインスピレーションを得て開発された。当時、「スースクリプション」は非常にシンプルなムーブメントを搭載し、“スースクリプション”すなわち“予約”方式で販売されたのだという。
また、ブランド設立者であるアブラアン-ルイ・ブレゲは、この「スースクリプション」のムーブメントを「モントレ・ア・タクト ウォッチ(触覚時計)」にも利用していた。
「トラディション 7097」は、通常なら地板の下に隠されたブリッジや歯車、脱進機、香箱、その他のムーブメント部品を露わにして見せるという点でも、「スースクリプション」や「モントレ・ア・タクト」のメカニズムを称えるものになっている。
左右対称に配置されたブリッジが形作る美しいバランスは、シンプルな仕上げによっていっそう強調されている。また、地板とブリッジの表面には「グルネイユ(サンドブラスト)」と呼ばれる装飾仕上げが施されているのだが、この仕上げを均一にムラなく施すには、特殊な技術が要求される。もちろん、その過程にはいかなる誤りも許されない。
ゴールド製のローターは、当時のムーブメントに使われていたスタイルを踏襲し、12時位置にオフセットされたブルー仕上げのゴールドダイヤルには、伝統的な手彫りギヨシェによる「クル・ド・パリ」の装飾が施されているのがわかる。
モデルの名称にもなっているレトログラード式のスモールセコンドは、10時位置に置かれ、ロジウム仕上げのブレゲ針を採用する時針や分針とともに秒を表示。<ブレゲ>の技術者は、時刻の読み取りやすさを最適化し、このスモールセコンドを強調するために、ペルラージュを施した半円形の秒目盛りをダイヤルに重ね合わせた。
また、パラシュート衝撃吸収装置は、左右対称に歯車が配置されたダイヤルの4時位置のテンプに組み込まれている。<ブレゲ>が発明した、このテン真を衝撃から保護する装置は、「トラディション」コレクションの一目でわかる特徴になっている。それはまた、「インカブロック」を含む、現在の時計に使われている耐衝撃機構のまさに元祖と呼ぶべきものだ。
「トラディション 7097」は、過去のモデルの良さを取り込みつつも、最新テクノロジーの点でも決して遅れをとっていない。直径40mmのケースに納められているムーブメントは、アンクルにシリコン素材を使った脱進機や、同じくシリコン素材による外端曲線付きブレゲひげゼンマイを搭載し、非常に安定した歩度を実現している。
ペアでもつけられる、美しいレディスモデルも限定で登場
新たに登場した<ブレゲ>ブティック限定モデルは、メンズモデルだけではない。美しい虹彩を放つタヒチ産マザーオブパールのダイヤルや、オレンジのレザーストラップをあしらったレディスウォッチは、<ブレゲ>ブティックでのみ展開される女性のためのスペシャル限定モデルだ。
ダイヤル側から見えるムーブメントは濃いブラウンに彩られ、メンズモデルと同じく<ブレゲ>初期の歴史的な過去のモデルからインスピレーションを得てデザインされている。メカニカルな表情とフェミニンな趣という、一見結びつかない2つの要素が融合されている様は実に見事。
ダイヤモンドをセットしたベゼルも輝きを加え、オレンジの鮮烈なレザーストラップがさらに印象を深める。繊細な装飾仕上げが施され、シリコン製ひげゼンマイが備わる自動巻ムーブメントを搭載するなどメゾンの専門技術を結集されている。
華やかなレディスモデルとともにペアでつけるのも、時間を確認するたびに特別な気分に浸ることができて良いかもしれない。
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