藤原ヒロシとサカナクション・山口一郎が、メンズ館でショッピングデート!?(1/2)
プライベートでも親交のある音楽界の2大巨頭、藤原ヒロシとサカナクションの山口一郎が、ふたりの共演するBSフジの人気トーク番組『FUJI-YAMA MID-NIGHT-FISHING(以下FUJI-YAMA)』の企画で伊勢丹新宿店メンズ館を訪問。同館2階=インターナショナルクリエーターズ、3階=インターナショナルデザイナーズをともに練り歩き、楽しいトークを弾ませながらのお買い物デートを満喫した。ショッピングのあとは、館内の秘密のサロンにてお約束の「こたつトーク」。ファッションのこと、ショッピングのこと、そして次なる買い物企画(?)などの話題で大盛り上がり。その様子を、オンエアでは未公開の内容とともにお伝えしよう。
「放映日の9月8日って、実は僕の誕生日なんです」(山口)
きっかけは、記念すべき『FUJI-YAMA』の第1回収録の際のふとした会話。おふたりともにメンズ館で買い物をする機会が多いとわかり、「それなら一緒に行ってみよう。それも番組収録で(笑)」となったのだ。『FUJI-YAMA』はBSフジで7月からスタートしたトークバラエティ。藤原ヒロシと山口一郎という、今最も注目を集めるふたりのアーティストが、なぜかこたつに入って楽屋内でのやりとりのような、肩肘張らないフリートークを繰り広げる。スタジオを飛び出し、メンズファッションの殿堂ともいうべき伊勢丹新宿店メンズ館でのリアルなショッピングを楽しみながらの収録がスタートした。
山口一郎(以下、山口) コレがオンエアされる9月8日って、僕の誕生日なんですよ。だから今日は、藤原さんにプレゼント買ってもらおうと思って(笑)。
藤原ヒロシ(以下、藤原) 全然、買いますよ(笑)。
山口 藤原さんもよく伊勢丹にいらっしゃるんですよね。
藤原 普段は地下で食料品買ってからの流れでね。洋服もたまに買う。僕は展示会で個人オーダーとかせずに、ショップで買うのが好きだから。
山口 というわけで、メンズ館の2階に来ています。<White Mountaineering/ホワイトマウンテニアリング>がありますね。相澤(陽介)さんって、ほんとにたくさんブランドやってますよね。色々やっているという意味では、藤原さんもそうですけど。
藤原 フラグメントデザインというのは実体がないんだけどね。相澤くんは本当に幅広く活躍してる。
山口 相澤さんとスノボ行きましょうねって話てるんですが……、まだ実現できていないんですよ。確か、相澤さんってバートンも手掛けてましたよね。
藤原 そうそう。僕もやってるから交流がある。<BURTON/バートン>といえば、<VISVIM/ビズビム>の中村(ヒロキ)くんも、元<バートン>。独立して<ビズビム>を始める前からの知り合いなんだよね。
山口 お店にお邪魔したときに、ジャンヌレの椅子があって。この方とはきっと趣味が合うなと思っていました。古き良き日本みたいな表現も上手ですよね。
藤原 中村くんは海外暮らしが長いから、視点が外国人みたい。そのせいで日本の良さというものが日本にいる人よりもよく見えているんだと思う。僕自身も海外に出るたびに、日本の良さを実感しているし。いかに過ごしやすいか、とかね。
山口 <UNDER COVER/アンダーカバー>です。ジョニオ(高橋盾)さん、お会いしたことないんですよ。どんな方なんですか?
藤原 あ、そうなんだ。じゃあ今度一緒に遊びに行こう。ジョニオは真っすぐで嘘偽りのない人間なんで、(山口さんと)合うと思うけどな。
山口 そうなんですね。藤原さんが裏原を始めた頃って……。
藤原 「裏原はじめました」って始めたわけじゃないけどね(笑)。
山口 (笑)。その裏原人気が定着したのって、アンダーカバーからですよね?
藤原 <アンダーカバー>と<(ア ベイシング)エイプ>が最初かな。
山口 僕、昔から大好きで、トーキング・ヘッズのオフィシャル(コラボアイテム)をやってたりしましたよね。アレはカッコよかったなぁ。好きと言っても買えるようになったのは最近なんですけどね。学生の頃はお金がなかったから。
藤原 あったね。たまには<アンダーカバー>でも買ってみようかなぁ。
山口 ところで、藤原さんの服選びのポイントってあるんですか?
藤原 ないよ。結局シンプルで同じようなものばっかり買ってる(笑)。
山口 わかります(笑)。僕もいつも黒ばっかりなので、たまには違う色も着てみたいんです。でも似合わないんですよね……。デニムにもチャレンジしたいと思ってるんですが、なんか親父を思い出しちゃって(笑)。<アンダーカバー>のデニム、試着したいと思います!
藤原 買い物って緊張するよね。スタッフさんとかにも何買ってるかバレちゃうし。
山口 それは藤原さんならではですね。でも買い物の順番とかは気にします。どのブランドのショッパーを持って、どのブランドに行くかとか大事な気がするので。そういえば先日、初めて<sacai/サカイ>の阿部(千登勢)さんとゴハン食べたんです。やっぱりすごく頭がいいというか、切れ味のある方でしたね。藤原さんも<サカイ>のお仕事されてましたよね?
藤原 <サカイ>って"ロゴもの"がなかったから、わざと偽物っぽいブートレグ風のものを作りたいと。勝手に作っていいですかって阿部さんに聞いたら、いいよって言うから作ってみた。それを見せたら「ウチでやらせて」ってことになったんだよね。
山口 僕、それ並んで買いました(笑)。並んでても、意外とバレないんですよね。
藤原 NFのブートもやろうよ。
山口 それ、やりたいです!!
山口 3階に来ました。
藤原 僕はこっちのフロアで買い物することの方が多いかな。<SAINT LAURENT/サンローラン>とか、意外とブランドがバレずに着られるし、<TOM FORD/トム フォード>もよく買ってる。
山口 藤原さんって旅先でもレセプションでも、あんまり服のイメージ変わらないですよね。それがすごいカッコいい。僕はつい気合い入れちゃうんですよ。旅先で着る服って、どうやって決めるんですか?
藤原 旅行に行くときは、まずバッグを決める。それに合わせて服を決めるって感じかな。あんまり着替えないしね。荷物は少なめ。
山口 <GUCCI/グッチ>も最近モダンなイメージでいいですよね。
藤原 昔あったブートものの古着を、本家が取り入れてるのが面白いよね。
山口 <JIL SANDER/ジル・サンダー>はどうですか?
藤原 クリエイティブディレクターが子供の頃からの友達で、元<SUPREME/シュプリーム>。ニセコに一緒に滑りに行ったりしたし、こないだもミラノでゴハンしたんだけどパンクの流れを受けて育ってる面白い人なんだよね。
(2階に戻って)
藤原 そういえば、この<retew/リトゥ>の香水のデザインは僕がやってる。新しく出た使い切りタイプはいいよ。
山口 かわいいですね。匂いって音楽と一緒ですよね。気分っていう目に見えないものだから。いろいろ見てきましたけど、僕が一番欲しいと思ったのは、<アンダーカバー>の長靴です(笑)。でも<アンダーカバー>で釣りなんてもったいないですよね(笑)。
藤原 全然、いいと思う。買おう。これはプレゼントで(笑)
山口 藤原さんは?
藤原 僕は<アンダーカバー>のTシャツかな。デニムはどうするの?
山口 サイズ大きそうですけど、とりあえず穿いてみます。
藤原 (試着する山口さんを待ちながら)いいね、彼女のフィッティングを見守る彼氏の気分(笑)。
山口 (デニムを試着して)普通すぎますね(笑)。
藤原 ……まだ早いかな(笑)。やめよう。
山口 というわけで、誕生日に長靴を買ってもらってしまいました。
藤原 きっと忘れないね(笑)。
山口 忘れないですね(笑)。またぜひ買い物行きたいです。今回はイセタンでしたけど……、次は<LOUIS VUITTON/ルイ・ヴィトン>とかで!
藤原 できるかなぁ(笑)。
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