2018.08.08 update

酷暑に負けない夏下着、今穿くべきは進化を続ける「包帯パンツ」（2/2）

ウエストゴム用に開発した生地を使った新作「HOTAI BELT」

大橋お客さまの声を具現化した商品が「しめ知らずゴムなし包帯パンツ」ですが、今でも「本当に穿いているうちにずり落ちないのかな？」と店頭で質問されます。
野木そこで、ウエストゴムなしの快適さと、穿いていて安心感のあるゴムありの中間として作ったのが新作の「HOTAI BELT（ホウタイベルト）」です。
大橋もう店頭では売れています。包帯パンツを愛用されている方が手に取って驚かれますね。「これは新しい！」と。

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野木ムレるし、跡が付くウエストゴムのデメリットを解消するために、ウエストゴムに代わるハイパワーの包帯生地を新たに開発。通常はスパンデックス1本のところを3本に増やし、感覚は包帯パンツのまま、ずれ落ちる不安感を解消しました。
大橋野木さんの狙い通り「パンツを穿いている実感がある」と好評ですね。自分もパンツはしっかり派が好みなので、汗でムレずに通気性が良いこのHOTAI BELTを穿いて上にロンパンが快適仕事モードです。
野木穿き方は好みでいいと思います。包帯パンツは、今のラインナップに対して常にお客さまからの要望やリスエストがあります。それをきちんと聞いて、自分は既存品を切ったり貼ったりして、少しでも快適に穿ける新しい製品を作ります。
大橋野木さんと話をしていると、新商品のアイデアと、改良のアイデアで会話が弾みますよね。今トライしているのは何ですか？
野木包帯パンツを担当するパタンナーとは、「包帯パンツの黄金比を作ろう」と挑戦しています。黄金比が見つかったら、絶対格好いいパンツができるはずです。

プロスポーツ選手で実証済みの包帯パンツ「TANDEN」

大橋もう一つ、包帯パンツから正式にデビューしたのが、腰ベルト付きの包帯パンツ「TANDEN」です。
野木僕自身が腰痛持ちで、腰痛ベルトを使っていたのですが、ムレるし、かさばるし、デニムが穿けないなど困っていました。使っていた腰痛ベルトはとても良い商品だったので、社長にお願いして特許取得済みの腰ベルト用パワーベルトを使わせていただき、新しい包帯パンツを開発しました。
大橋実際に穿いてみると、しっかり腰をサポートしながら苦しくはありません。下腹が押さえつけられるのでパンツのシルエットもきれいに出ます。
野木今の時季はちょっと暑いと思いますが、冷えて腰が痛くなる冬にはとても快適です。身体の中心の“丹田”をしっかり押さえることから「TANDEN」にしました。

＜シドー＞ボクサーパンツ「TANDEN」5,400円
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大橋どうしてこういうユニークな商品が生まれたのですか。
野木最初はプロ野球の球団トレーナーから「1枚欲しい」と言われて、それを穿いているのをロッカールームで見た選手たちに評判になり、プロ野球界に広がって、サッカー界などプロスポーツの現場で認められて、初めて商品化しました。
大橋さすが、現場で見て常に商品を改良していく野木さんですね。
野木しっかりした体幹が必要なスポーツ選手、歌舞伎役者、レーサーなどにも愛用者がいます。
大橋アスリートはもちろん、ドライバーや立ち仕事、座り仕事が多いオフィスワーカーにもいいと思います。
野木腰を安定させて仕事をしたい人にはぜひ試してほしい新作です。
大橋次々と意欲作をリリースする包帯パンツですが、今後の展開で考えているのは？
野木サスティナビリティを意識した商品開発を伊勢丹と組んで取り組みたいですね。これだけ暑い日本で快適に穿けて、なおかつ環境に優しいパンツを、素材やパッケージから見つめ直したい。
大橋サスティナビリティなパンツ、「サスパン」ですね。サスティナビリティをキーワードに一緒にトライしてみましょう！