バイヤーが選ぶ“一針入魂” #2──次代を担うサルトリアの価値と魅力|9ポイント(箇所)ハンドの、端正なシャツ
一球入魂ならぬ、一針入魂。今回は、メンズ館5階=ビジネスクロージング担当バイヤー山浦勇樹が、心動かされた、南イタリアのものづくりのフィロソフィーを紹介。工業製品にはマスプロダクトならではの完成された美しさがあるが、山浦が今求めているのは“他にないもの、クセのあるもの、味のあるもの”。人の手が入った温もり感や、ハンドメイドのものづくりの価値は、これからよりフォーカスされていくだろう。
<ヴァナコーレ>
シャツ 各27,000円
第2回目は、山浦自身も愛用するイタリア・ナポリのカミチュリア(シャツメーカー)<Vanavore/ヴァナコーレ>。ふんわりした柔らかい肩まわりを作るのが上手で、高さのある厚ボタンを使い、クラシックを教えてくれるシャツとして注目する。
特筆すべきはその"コスパ"だ。9ポイント(箇所)ハンドで、カンクリーニやトーマスメイソンの生地を使って、ずばり27,000円という価格帯。<ルイジ ボレッリ>のシャツづくりに携わっていた創業者が工場を開き、今はその息子の24歳のサルバトーレが工場を取り仕切っているという。
ナポリのシャツが好きな人も、まだ着用したことがない方もぜひ一度袖を通して欲しい。素肌に着ると、フィッティングの良さ、ナポリのシャツの良さが必ず伝わるはずだ。
*価格はすべて、税込です。
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メンズ館5階=ビジネスクロージング
03-3352-1111(大代表)