パンツ2大ブランドに伊勢丹スペシャルモデルが完成
この秋、伊勢丹メンズは15周年を迎える。クラシコ・イタリアブーム真っ只中に誕生し、つねに時代のクラシックと向き合いながら、紳士のドレスウェアを提案してきたスペシャリティストア。ここから今季の15周年を記念したスペシャルなアイテムと、最新ブランド&最旬トレンドを順次お伝えしていこう。
ノータック&美脚スリムからプリーツ&テーパードへ、パンツのトレンドはいま急激に移り変わっている真っ最中だ。ファッションユースだけでなく、ビジネスなどの実用面でもプリーツ&テーパードパンツのニーズは高く、あと数年でコレクションのほとんどが入れ替わることは確実視されている。ベルトレス、サイドアジャスター、サスペンダーボタンなど、サルトリアーレの仕様を備えるのも、昨今のパンツの特徴だ。
そもそもメンズクラシックにおけるパンツは、腰回りにプリーツを入れることでヒップの分の生地量と運動量を確保するものだった。しかし技術の進歩によってノープリーツでも腰回りが突っ張らないパンツを生み出す事ができるようになったため、ここ10年ほどノープリーツがパンツの主流となっていた。近年はクラシック回帰が叫ばれるようになったことやフィットへの考え方も変わってきていることも、プリーツパンツへの回帰が始まった理由の一つと言えるだろう。
<INCOTEX/インコテックス>と<PT01/ピーティーゼロウーノ>、ボトムズトレンドを牽引するイタリアのパンツ専業ブランドの両雄もまた、プリーツ&テーパードパンツへの転換を推し進めている。この2巨塔をどこよりも品揃え豊富に取り揃える伊勢丹メンズでは、この秋、特別にオーダーした別注モデルを用意している。メンズ館5階=ビジネス クロージング担当バイヤーの稲葉智大に詳細を伺った。
左:<インコテックス>パンツ 43,200円
*2018年7月下旬展開予定
右:<PT01>パンツ 51,840円
*2018年8月下旬展開予定
「インコテックスののベストセラーを目指すべく、今回別注したのが04番。ワンプリーツタイプのモデルですが、腰回りはそれほど太くなく、これまでノープリーツパンツをはいてきた方にも移行しやすいモデルです。持ち出しは長く、サイドにはアジャスターボタンを備えていますが、ベルトループも配されているのでベルトを通してはくこともできます。急激に変化しているボトムズトレンドですが、大きな変化を望まないお客様にも受け入れやすく、それでいて外見的なポイントは外さない、そんなイメージの一着となっています」(ビジネスクロージング バイヤー稲葉智大)
「PT01は、ここ最近の人気定番、ジェントルマンズフィットから「ドレイパー」シリーズとを別注しています。こちらもインコテックス同様のワンプリーツモデルですが、サイドアジャスタ−はなく、長めの持ち出しが特徴的です。英国素材を多用して、グレンチェック、ヘリンボーンなど生地のバリエーションを揃えています。腰裏に"ISETAN MEN’S"と入っているのは別注モデルをあまり手がけないこのブランドとしては異例のことといえるでしょう」(ビジネスクロージング バイヤー稲葉智大)
この両雄の別注モデルはどなたにも満足できる自信作。これまでのイタリアパンツを愛用してきた人はもちろん、これからイタリアパンツをはいてみようという人にも必ず納得いくモデルを用意している。
*価格はすべて、税込です。
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メンズ館5階=ビジネス クロージング
03-3352-1111(大代表)