2017.08.09 update

<JENOMENS/ジェノメンズ>|日本が誇るサブカルチャーをアートに昇華したソフビの異能集団<ジェノメンズ>誕生!(1/3)


奇譚クラブ、PUNK DRUNKERS、SwimmyDesignLab、MILK BOY TOYS――カプセルトイやTシャツ、アート、ファッションなど、インディーズ好きなら知らぬものがいない4社(者)が集結!
今秋より始動する新プロジェクト<ジェノメンズ>は、今世界中で注目を集める“ソフビ”(ソフトビニールトイ)をサブカルチャーからアートに昇華させるべく結成。ジャパンメイドにこだわり、日本固有の技術、文化であるソフビをより世界にアピールするために、8月23日(水)からスタートする全館キャンペーン「彩り祭」でオリジナルソフビが登場します。
今回は、店頭での販売は一切なく、イセタンメンズ レジデンス/チャーリーヴァイスでの展示のみで、伊勢丹オンラインのみの販売となります。
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大人になってもこういうものを買って集めるということ


ソフビをこよなく愛する4人が結成した<ジェノメンズ>の命名は、MILK BOY TOYSの安田 申吾氏。「Ladies and Gentlemenからのジェノメンズで、紳士的な名前で面白いかな」と名づけたそうです。

その名の通り、ジェノメンズのファーストコレクション8体のボディはスーツスタイル。「自分はスーツのソフビが好きで、制服っぽい仕上がりになって、純粋にうれしいです」と言うのは、SwimmyDesignLabの吉水 卓氏。さらに、PUNK DRUNKERSの里見 親美氏は、「スーツならどの首を付け替えても違和感がありません。それぞれ自由に違うデザインをするので、スーツなら大丈夫だと思いました」と出来上がりを見て満足そうです。


――どうしてこの4者(社)でやろうと思ったのですか?

吉水 卓 僕以外の3人は実際にモノを制作される人で、去年の年末ぐらいに里見さんに「なにかやりましょうよ」と声を掛けたのがきっかけです。オリジナルのソフビを作ったのは今回が初めてです。

里見 親美 僕たちの軸はTシャツをメインにしたアパレルですが、8年前ぐらいにおもちゃメーカーとコラボしたのをきっかけにソフビにハマって、自分で作るようになったのが5年前ぐらいです。吉水さんから話があって3日ぐらいで4人が集まりました。

古屋 大貴 今回は、吉水さん、里見さん、安田さんの3人に混ぜてもらう形でジェノメンズに参加しました。奇譚クラブ名義のソフビは初めてで、自分で絵を描いてゼロから作ったのも初めてです。

安田 申吾 おもちゃは昔から好きで、MILK BOY TOYSでも2年ぐらい前からソフビを作って販売しています。ソフビは好きですね、恥ずかしいけど(笑)。「なぜ好きか?」に答えるなら、大人になってもこういうものを買って集めるということに魅力とロマンを感じていて、単純に眺めて楽しかったり、デザインをやっているので造形や配色を見てインスパイアされたり。海外の作家が作っている1点モノのインディーズソフビなどを集めています。


左から、古屋大貴氏(奇譚クラブ)、里見親美氏(PUNK DRUNKERS)、吉水 卓氏(SwimmyDesignLab)、安田申吾氏(MILK BOY TOYS)