2016.09.05 update

【インタビュー】三越伊勢丹とアディダスが"スーツ"を共同開発――世界4大コレクションを制覇したアジアのトップモデルTAIKIがアディダスを纏う(1/2)

ジェントルマンはとかく忙しい。仕事に遊びに、とにかく動き回らなければならない。”アスレジャー”なんて言葉が登場する前から、それを地で行くようなライフスタイルを送っている方も多いだろう。現在ファッションシーンでは、ミリタリーとスポーティが2大トレンドとして市場を牽引中だ。”機能的であること”が”カッコイイこと”であると、広く認められ始めた結果だろう。


今秋冬、三越伊勢丹とアディダスが手を組み、そんなジェントルマンたちにふさわしいスーツを開発した。コットンやニットを編んだという意味での”ジャージ”ではなく、アスリートたちのウォームアップに使われるようなポリエステルナイロンによる”ガチ”のものだ。伸縮性・吸汗性・速乾性に富み、シティライフを快適にサポートする。
今回は開発に携わった三越伊勢丹バイヤー渡邉駿とアディダス グループトレーニング アスレチクスビジネスユニット ディレクター磯部剛、そしてスペシャルフォトシューティングに参加してくれたモデルのTaikiの鼎談をお届けする。


左から、三越伊勢丹バイヤー渡邉 駿、モデルのTaiki、アディダス グループトレーニング アスレチクスビジネスユニット ディレクター磯部 剛


そもそもジャージでテーラードタイプのスーツを作るという発想はどういう経緯で生まれたのだろうか。

渡邉:昨年辺りから、アディダスのウルトラブーストを筆頭にしてハイテク系のランニングシューズが盛り上がり、伊勢丹でも大きく取り扱っていました。きっかけはふとした会話で、アディダスの磯部さんと話しているうちに、ハイテク系のスニーカーに合わせるスーツってそういえばないよねと。
磯部:それこそメンズ館に行けばスーツは山のようにあって、”男の勝負服”なんて言われ方もします。アディダスにとって、ジャージは”アスリートの勝負服”です。そんな両者が合わされば、化学反応としては面白いだろうなと思いました。
渡邉:普通のサラリーマンの方にももちろん着ていただきたいんですが、特に出張など、移動の多い方にはおすすめしたいですね。着心地がよく、軽く、シワにならないとう特性をもっていますので。

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