2016.06.29 update

ファイブワン×＜FRANCO PRINZIVALLI/フランコプリンツィバァリー＞｜稀代のサルトと実力派ファクトリーがタッグを組んで実現した本場のエレガント

イタリア紳士服界において最高の栄誉にあたるフォルビッチ・ドーロ（金のハサミ賞）を弱冠30歳で受賞するなど、数々の栄えある賞を受賞し、多くのサルトから尊敬を集めるフランコ・プリンツィバァリー氏。そんな彼が1999年にプレタポルテ（既製服）のコレクションを発表する際に、その卓越した技術を再現できるファクトリーとして選んだのが、大阪枚方にて1964年に創業したファイブワンです。

ファイブワンは日本を代表するテーラード専業のファクトリーの一つであり、数々のブランドのOEMを請け負う実力派。フル毛芯製品のシェアが高く、一般的な既製服ファクトリーに比べ、ノウハウの奥行きが深いのが特徴。
フランコ・プリンツィバァリー氏も何度も同ファクトリーを訪れ、神業と謳われた技術を熱心に指導。稀代のサルトと日本の実力派ファクトリーによるコラボレーションにより、同ブランドのスーツは生み出されています。

フランコ氏が特に重視したという、アイロンによるくせとり後に行う芯据えをはじめ、通常より多いイセ量をアイロンで転がしながら前肩にセットする袖付けや、ソラマメ型のアームホールなど、同氏からファイブワンへと受け継がれた高度な技術を細部までリアルに表現。また、表地を活かすために全てフル毛芯仕様にすることでより柔らかな風合いに仕上がります。

＜フランコプリンツィバァリー＞スーツ 140,400円

この「15型」は、フランコ氏のオリジンに基づいた同ブランドの"基本"ともいえるモデル。

「3つ釦段返りの一着は正統派のイタリアンスタイル。クラシックへの回帰が進む中で、このモデルは今の気分を体現するにふさわしいく、特に斜めに大きく落ちたゴージラインや弧を描くようにラウンドした裾など、クラシックな雰囲気は醸し出しながら、肩周りや身頃にドレープ感で出すことでエレガントな雰囲気を演出します。このモデルを採用したパターンオーダーも企画していきたいですね。」とメンズ館5階＝ビジネスクロージング担当の稲葉は語ります。