【インタビュー】スイスの老舗<ZIMMERIL/ヅィメリ>CEOが語る「成功する男は良質なアンダーウエアを身につけている」(1/2)
一度その着心地の良さを味わってしまうと、誰もがたちまち"ZIMMERILIST"になってしまう――1871年にポーリン・ヅィメリにより設立されたスイスのアンダーウエアブランド<ZIMMERIL/ヅィメリ>の現CEOマルセル・ホスリー氏が来日。この秋のスペシャルなトピックスも含めてお話を伺いました。
世界で一番高級なアンダーウエアを提供するのがミッション
――伊勢丹新宿店メンズ館の印象はいかがですか。
来日は5回目になりますが、伊勢丹新宿店メンズ館には毎回訪れます。世界にはさまざまなデパートメントやスペシャリティストアがありますが、メンズ館はラグジュアリーでモダンですね。ラグジュアリーは往々にしてクラシックになりがちですが、メンズのスタンダードから世界のトップブランドまで幅広く揃えていて、来るたびに新しい発見があります。
――<ヅィメリ>は世界を代表するアンダーウエアブランドとして有名ですが、CEOから見た“優れた点”を教えてください。
<ヅィメリ>が紹介されるとき、“見えない部分にも手間をかけ、決して手を抜かない”という創業当時からの哲学は必ず引用されますが、その伝統は今も脈々と受け継がれています。私たちは「世界で一番高級なアンダーウエアを提供するのがミッション」というユニークなブランドで、現在は65%がメンズで、35%がレディスという商品構成です。
――下着専門メーカーならではのこだわりも多いですね。
はい、アンダーウエアは直接肌に触れるものですから、素材の品質とフィッティングには徹底的にこだわり、職人たちの手仕事にもさまざまなノウハウがあって、それが合致して初めて「セカンドスキン以上」の最良の着心地が生まれます。
素材は、世界最高と称されるバハマ産シーアイランドコットンをはじめ、スイス綿、エジプト綿、ペルー綿など世界有数の綿の産地から取り寄せた最高品質の素材をアイテムに合わせて使用。自社工場のベテラン職人たちが一点一点丁寧にハンドメイドで縫製した着心地は、ボディラインを包み込むように立体縫製されているので、一日中快適に過ごせます。そして、徹底した検品ののち、アイロン掛けされて梱包されます。
ワイシャツとアンダーシャツはひとつのセット
――CEOに聞きたかったのが、日本では「ワイシャツは肌着なので、アンダーウエアは着ない」というのが定説になっていますが、どう思われますか。
それは初めて聞きました。アンダーパンツを穿くのは世界共通ですよね?(笑)。アンダーシャツは一つのスタイルです。冬は保温性を保つために、夏は汗を吸って、シャツに汗が移らないように、アンダーシャツを着てください。欧米では、若者はファッションでアンダーウエアは着ないというのもありますが、私は高温多湿のアジアの気候を体験して「ワイシャツとアンダーシャツはひとつのセット」ということをポジティブに理解しました。
また、素肌にワイシャツを直接着ると、シャツの痛みが早くなります。今はワイシャツのボタンを開けてもアンダーシャツが見えないデザインも多いので、ぜひ<ヅィメリ>をお選びください。成功する男は良いアンダーウエアを身につけて、気持ちよく一日を迎えています。
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