【インタビュー】スズキタカユキ|クリエーションを間近に感じる<スズキタカユキ>のカプセルコレクション #1
- 11.26 Wed -12.02 Tue
- 伊勢丹新宿店 メンズ館2階 インターナショナルクリエーターズ
<スズキタカユキ>のこだわりの詰まったクリエーションをより一層感じられるカプセルコレクションが11月26日(水)から展開します。今回は少量しか無い貴重な古生地を使用し仕上げた1点物の服を販売。また、11月29日(土)はデザイナー本人による制作活動のパフォーマンスを行います。
そこで、なぜ古生地を使用した限定品がつくられたのか。古生地へのこだわりを2回に分けてご紹介します。南青山のアトリエにてデザイナーのスズキタカユキさんと営業取締役の尾田浩行さんにお話を伺いました。
ーー11月26日(水)からの期間限定プロモーションですが、なぜ今回、古生地を使用したオリジナル商品を作って頂けることになったのでしょうか。
尾田浩行(以下 尾田)「このプロモーションの話をいただく前から<スズキタカユキ>のメンズのイメージを変えたいと思っていました。生成りやレースのイメージが強く<スズキタカユキ>はレディースのブランドと思われている方が多くいらっしゃいます。そこで、メンズラインを広める為、男性モデルを変えたり、展示会場のレイアウトを変えたりして“見せ方”を試行錯誤していました。そんな時、バイヤーから期間限定プロモーションの話を頂きまして。そこでもともと古生地を使用したいとデザイナーと話していたので、カプセルコレクションという形にして、1点物を展開することになったのです。」
ーー古生地を使用したコレクションはいつものコレクションからイメージができるのですが、柄を取り入れるというのは意外な気がします。
スズキタカユキ(以下 スズキ)「今まで使用したことがないですからね。古生地を使用し柄を取り入れて、<スズキタカユキ>を知らなった人にも、もともと着ていただいている方にもいい意味で驚いてもらえるコレクションになると思います。」
ーーなるほど、見せ方ではなく商品そのもののイメージを変えたのですね。
尾田「柄や色を古生地で取り入れることによって違う印象を与えられると思ってはいますが、これが全く別の物になってしまったというのではなくて、いつもとは違うけど<スズキタカユキ>らしさっていうのはもちろん感じて頂けるようにしています。」
スズキ「また、プライスも通常コレクションとかけ離れすぎないようにしました。見てもらって終わりではなく実際に手に取って着ていただきたいので。」
限定品が作られた経緯がわかってきました。 次回は古生地のこだわりとライブパフォーマンスの概要をご紹介します。
<スズキタカユキ>
映画、ダンス、ミュージシャンなどの衣装を手掛け、2002年秋冬から自身のブランドをスタート。2009年秋冬 より、メンズウェアラインを本格展開。シーズン毎の変化を求めず、1920年代から30年代のワークウェアをテーマとした常に最上のスタイルを追求したコレクションに定評があります。
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