3月16日(土)から
オールデン
歴史を彩った木型と
上質素材の華麗な共演
数多ある老舗シューブランドのなかにあって、アメリカ靴を代表するオールデンの功績は大きく2つある。
一つは、モディファイドラストを開発したこと。1963年に、そもそも矯正用だった木型に改良を加え、土踏まず部分が誰にでも無理なくフィットする革新的なラストを完成させた。それを搭載したVチップが登場してからもう55年余り。その履き心地のよさは、いまでも群を抜いている。
もう一つ、オールデンは60年代に衰退しつつあったコードバンの危機を救ったことだ。仕上げるまでに手間暇のかかるコードバンは、カーフレザーの台頭で、一時は需要が激減した。ところがコードバンに魅せられたオールデンは、使用をやめようとはしなかった。それゆえ、当時一社しか残らなかったタンナー、ホーウィン社と強い信頼関係で結ばれていることは、有名な話だ。
そんなオールデンの2つの“象徴”を凝縮したメダリオンチップがこの春お目見えした。履いたその日から足裏に馴染むラストと、つややかで自分だけの履きジワが生まれるコードバン。両者の共演は激動の時代を生き抜いてきた証しなのだ。
一つは、モディファイドラストを開発したこと。1963年に、そもそも矯正用だった木型に改良を加え、土踏まず部分が誰にでも無理なくフィットする革新的なラストを完成させた。それを搭載したVチップが登場してからもう55年余り。その履き心地のよさは、いまでも群を抜いている。
もう一つ、オールデンは60年代に衰退しつつあったコードバンの危機を救ったことだ。仕上げるまでに手間暇のかかるコードバンは、カーフレザーの台頭で、一時は需要が激減した。ところがコードバンに魅せられたオールデンは、使用をやめようとはしなかった。それゆえ、当時一社しか残らなかったタンナー、ホーウィン社と強い信頼関係で結ばれていることは、有名な話だ。
そんなオールデンの2つの“象徴”を凝縮したメダリオンチップがこの春お目見えした。履いたその日から足裏に馴染むラストと、つややかで自分だけの履きジワが生まれるコードバン。両者の共演は激動の時代を生き抜いてきた証しなのだ。