すっかり春めいて、薄着になってきて、オンオフ問わず、日々のパートナーとして気軽に持ち運べるのが「トートバッグ」です。荷物を入れる開口部が広いので、モノの出し入れがしやすく、中に間仕切りがないので、その日に必要なモノをガバッと入れて出かけられる――旅行やお出かけに最適なGWにトートバッグにフィーチャーした＜THE TOTE＞を開催します。

メンズ館地下1階 バッグには、“デザインと実用性” “ユニセックスで使える”トートバッグを探しに来店される女性も多く、今回は、新しい時代のライフスタイルにふさわしいトートバッグに再フォーカスして、即戦力になるトートバッグのメリットを深掘りしました！

 今回は、“三越伊勢丹で働くメンバーだったら、どのようにトートバッグを使うか？”をテーマに様々なトートバッグをご紹介いたします。

 

 モデル紹介

 

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1．シェア使いも可能なキャンバストート

今シーズンのトートバッグのトレンドである“キャンバス”素材とレザー素材のコンビネーション！ 長くメンズ館地下1階 バッグで人気を誇る「定番」モデルに素材のアップデートを加えたアイテムや、イチオシの新作アイテムをご紹介。横型・スクエア・縦型と、どれもパートナーとシェアして使えるユーティリティバッグです。

 

<PELLE MORBIDA>

 

ブランドのベストセラートートである”ST003”をキャンバス素材に落とし込んでいます。底は船底をイメージしたモルビダ特有のディテールで、内側のベルトパーツでシルエットの調整も可能です。

経糸の色を変えてシャンブレー調にした表情のある厚手の日本製の生地を使用しており、色を半透過させたPVCのシートを貼り合わせる事により、ハリコシを持たせた生地。張り合わせ加工後の仕上げに強力に生地を締め上げる事によってPVCシートが生地に食いこみ、キャンバス目の表情はそのままのコーティング加工を施しています。コーティング加工により、汚れにくい生地で、レザー部分はブラック・ブルー・オレンジ・ホワイトの4色展開です。

 

「トートバッグの中身は、オンの時の私物です。仕事の時に欠かせないのは名刺入れとスマイソンのチェーン付きスマホケース。スマホケースには社内携帯とカードケースが入っています。化粧ポーチは大きめ。

 ネイビーのケースには現金や常備薬、洋服のしみ取りペンなども収納。マスク、除菌シート、リネンのハンカチと厚手のタオルも欠かせません。

 持ち物のスマート化に伴って、バッグを持たなかったり、コンパクトなサイズが人気傾向でしたが、私は全部持って安心したい派。

荷物がしっかり入って、長く愛用できるものを選びます。」（練木）

 

<ETiAM>

 

2020年に誕生した、東京発のバッグブランド＜ETiAM／エティアム＞。ユニセックスな印象の流線形で立体的なシルエットが特徴的です。定番モデルのフレクシートートのメイン素材にキャンバス素材を採用した新作アイテム。今回、ディープブルーのレザーをコンビネーションに使用した特別色をご用意しました。サイズもお客さまのニーズによってお選びいただけるよう、2サイズ展開です。

 

<Felisi>

 

 

Felisiの新作はパートナーとも使用出来るユニセックスなサイズ・カラーリング。ユーザーに配慮したスナップ式の開口部で、内部に取り外し可能なポーチを装備しています。表面はコットンキャンバスで中央つなぎにPVCとポリウレタンを合わせたボンディング素材で、裏面は薄地のコットンキャンバスの3層で構成。カラーはこれからの季節にぴったりなトープとブルーの2色展開です。

 

<Chambord Sellier>

 

 

＜Chambord Sellier／シャンボール・セリエ＞は、1947年創業のレザーグッズのブランド。フランス・ロアール地方の町、シャンボールは、15世紀からフランス王国の領地として栄え、馬具産業が発達した町としても知られています。 シャンボール・セリエは、革職人の起源となる馬具職人の伝統を継承し、馬の蹄鉄や鞍をモチーフにして、飽きのこないノーブルなデザインのバッグをフランスの職人の手仕事で作り続けています。

 

新作のBUSSE(ビュッセ)は シンプルな縦型トートで、 シンプルな中にも、シャンボールらしいシルエットが特徴的なモデルです。

 

2．デイリーシーンを彩る異素材トート

トートバッグの活躍シーンで思い浮かぶのはデイリーな普段使い。その日に必要なモノをどんどん詰めて持ち歩いたり、お出かけ先での気候の変化などを予測してアウターや傘、着替えなどを入れたり、トートバッグの“オールインワン”はとにかく使えます。トートバッグの素材はキャンバスから広がって、素材も色もカタチもますます自由に！

 

<texnh>

 

 

ギリシャ語で「知性・技術・芸術の完璧な融合」を意味する<texnh／テクネ＞。現実と仮想があいまいに混ざりあう現代において、プロダクトの存在意義をあらためて問いなおし、抽象的なイメージというより「確かにそこにあるモノ」としての価値を⽣みだすことをモットーとしています。東京ローカルのプロダクトブランドとして、サステナブルな素材や技術を活かし、バッグや⼩物、アパレルなど、さまざまなプロダクトをリリースしています。

 

海に浮かぶガラスのボートをイメージしたデザインのトートバッグは"⾃然物と⼈⼯物の共存"を思い描き、クリアPVCとコットンキャンバスを互い違いに縫い合わせた構造が特徴です。普遍的なトートバッグにtexnh流のアレンジを加えたプロダクトで、定番カラーのブラック・ホワイトと、これからの季節を彩るグリーンの3色展開です。

 

「オフの時も、ペットボトルをはじめ香水は瓶ごと持ち運ぶなど、トートバッグはガンガン持ち物を入れられるのが便利ですね。

 フレグランスミストは、お出掛け先でもパッと香りを軽く纏いたいときに使います。ハンドクリームやエコバッグ、カフェで旅行の計画などを立てたりするのでメモも必ずバッグに入っています。

 オフの時のバッグは、籐(とう)などの籠も好きで、季節を感じる素材や職人技による柄物なども好んで持ちます。このPVCのグリーンもきれいな色ですね。」（練木）

 

<CAHU>

 

＜CAHU／カウ＞はスタイリストとしてパリで活躍する一人の女性が、実家の家業であるバウンシーキャッスル（お城の形などをした空気を入れて膨らませる遊具）の素材であるPVCキャンバスからインスパイアされて立ち上げたブランドです。自身のファッション業界での経験とセンスを生かして出来上がった製品は、飽きの来ない形、ビビッドで独自の色使い、そして軽量なPVCとレザーを素材に用いたトートバッグがメインのアイテム。3つのサイズ展開、肩掛け、手持ちどちらでも使用可能な2種類の長さの持ち手、軽量で豊富なカラーバリエーションなど、幅広いニーズに汎用性がある工夫が随所にこらされています。

 

3．飽きの来ないシンプルなレザートート

トートバッグの品格をグッと上げてくれるのがレザー。レザートートは、堅牢で耐久性に優れ、ビジネススタイリングともしっくりマッチしてくれるのが魅力。手入れしながら使えば、レザーならではのエイジングも楽しめて、自分の手に馴染んで行く感覚は愛着に変わっていきます。

 

<マスミ鞄嚢>

 

 

「価値ある一生もの」をテーマに、本質を追求し続ける＜マスミ鞄嚢＞。108年の歴史に違わぬ技術と審美眼で、「自然と持ち続けたい」と思える製品をお届けいたします。 同ブランドが今回ご紹介するのが、身に着けることでミニマル・洗練されたイメージを演出することができるトートバッグで、ボディにはモッチリと厚みがあり、上質なタッチ感のナチュラルシュリンクレザーを使用することで優美な曲線美を描き、ハンドルやボディのコーナーパーツには、きめの細かいカーフレザーを採用。ステッチ幅を細かくすることで繊細なラインを演出しており、シュリンクとスムースのコントラストが上品さを際立たせています。長さ、質感、取り付け角度にいたるまで計算されたハンドルは、肩に掛けたときに使いやすさを実感できます。
カラーはブラックとネイビーの2色展開です。

「レザーグッズはバッグに限らず、ミニマルでシンプルなデザインを選ぶようにしています。小物との色合いや、レザーの風合いにテーマを設けることで世界観が作り出せると思っています。今回も3点セット（マネークリップ・メガネケース・コインケース）がバッグと合うようにコーディネートしました。開口部が広いため、仕事には欠かすことのできないPCが出し入れしやすかったりするのも魅力的ですね。」（口元） 

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<FOWLER by boldrini>

 

 

長く愛されるブランドを目指し2020年に日本でスタートしたレザーブランド＜FOWLER／ファウラー＞。シンプルなスタイリングに自然に馴染み、コーディネートを格上げする上質なアイテムに現代的な機能性やデザイン要素を加え昇華させた「ニューベーシック」をコンセプトに、ディレクター自身の鞄に携わってきた経験からプロダクトを発信しています。

 

今回のトートバッグは、イタリアの老舗名門ファクトリーに別注したシンプルな一枚革のトートバッグは飾らないシンプルさが最大の魅力です。素材は、ムフローネというイタリアンレザーにオリジナルで弱めの型押しを施した牛革素材をしています。

 

<FUJITAKA>

 

 

シェアがコンセプトのユーティリティトートバッグ。発色の良いイタリアンレザーを使用したソフトな風合いが特徴的でカジュアル〜ビジネスカジュアルスタイルまで幅広いコーディネートに対応します。A4サイズが収納可能な縦型のフォルムがオンでもオフでも程よいカジュアルな雰囲気を演出します。今回は春夏シーズンを意識したグラデーションの全6色をラインナップ。豊富なカラーバリエーションと、ショルダーベルトを付属した2WAY仕様の万能トートバッグ。カップルやご夫婦、家族でのシェア使いにもピッタリです。

 

4．シームレスに使える技ありトート

「ビジネスにもオフにも使えるトートが欲しい！」という欲張り派にぴったりなトートを発見！ イタリア生まれの＜ACATE／アカ―テ＞のモデル「バンビーノ」は、シュリンクレザーの落ち着いたオリーブグリーンと巾着型のディテールが新鮮。<S.MANO／エス マーノ＞のトートはブラック×キャメルのリバーシブル仕様で、その日の気分で使いこなせます。

 

 

<ACATE>

 

 

＜ACATE／アカ―テ＞の中でも最もカジュアルに使いやすいデザインのトートバッグ。開口部が巾着になる事によってユニセックスな印象もあるデザイン。開口部を内側に折りたたむことによって、シーンやコーディネートに合わせた自分好みな使い方の出来るアイテムです。

「仕事後に、リフレッシュしたい時は流行りのサウナではなく、銭湯に通っています。銭湯では共用のスペースも限られているので『出し入れがしやすい機能性とコンパクトに収まるデザイン』を探していました。このバッグは巾着タイプのため、その希望を叶えてくれそうですね。内装部分も、小分けに出来る仕様のため用途に応じてアイテムを分けられそうなので、使うのが楽しみです。」（口元）

 

<S.MANO>

 

 

イタリア語で特別な手仕事を意味する『Speciale Mano』を冠した<S.MANO／エス マーノ＞は、イタリアに根付く上質なクラフツマンシップを感じられる製法とモダンにアップデートされたデザインを融合したラゲッジブランドです。時代や流行りに流されるのではなく、過去のヘリテージをしっかりと継承し今を解釈した上で新たなスタンダードを創造し、長く愛着を持ってパートナーとなり得る洗練されたプロダクトを生み出していきます。

 

今回ご紹介するのは、定番素材のナチュラルなシボが入ったイタリアンシュリンクレザーを使用した新作モデルです。その日の気分やシーンに応じて、リバーシブルで使用する事が出来るアイテムで、リバーシブルで使用することを考えハンドル部分のリベットは両面にロゴが入る金具を一から別注で製作しました。

 

5．ご旅行やご出張でも活躍するサブトート

ブランドそれぞれのクリエイティビティとクラフツマンシップが融合して、「なるほど！」と思える機能が込められたトートバッグをご紹介。旅行や出張先などで、荷物を解いて食事などに行くときに“ちょこっと使える”サポートバッグは、お出かけの時の名脇役です。

 

<TOMOE>

 

 

気軽に手軽に使えるミニマルな軽量2WAYトートバックです。ダブルフェースレザーを使用し、内装生地を使わないミニマルな仕様で軽量化を実現し、TOMOEらしいユニークな構造のストラップは手提げとしても肩掛けとしてもご使用頂けます。外側に1つ、内側に1つオープンポケットが付いて、機能面も充実しています。表はシボ、裏はカラーフィルムを張ったダブルフェースレザーは様々な表情を楽しめます。

 

「旅行先では、国内・海外問わずホテルを拠点にしながら散策に出かけます。最低限の持ち物に留めるように意識していて、冬であればアウターのポケット内でも収まる量でしょうか。問題は薄着になる夏場。散策の途中で、予期せぬ出会いでお土産を衝動買いする事もあるので、エコバッグのようなアイテムを探していました。このバッグは可変できるため、用途に応じて量や持ち方に柔軟に対応できそうですね。是非、旅行先で使ってみたいアイテムです。」（口元）

 

<FUJITAKA>

 

 

ライフスタイルに合わせて多用途に使えるレザートートは、片面ごとにバイカラーとシックな単色の両A面の仕様。折りたたんで持ち運びが可能なため、出張や旅先でもデイリーに活躍するデザインです。内側には小物を収納できるポケットを配置しており、ハンドルは3段階に長さが調整可能で、B5サイズはノートやタブレット、A4サイズは大きめの荷物の収納にも最適です。

 

<MANIUNO>

 

 

イタリア語で「手」を意味する「mani」、そして「たったひとつ」を意味する「uno」。その2つの言葉を組み合わせたブランドが＜MANIUNO／マニウノ＞です。様々な職人やアーティストの手から生まれた素材・パーツを自由な発想で組み合わせれば、どこにも存在しない唯一無二のバッグが誕生します。

 

今回ご紹介するのは、特徴的な表面加工のエコレザーを使用したミニトートになります。長財布もスッポリ収納可能で、500mlのペットボトルも快適に携帯できます。コンパクトなデザインながら、十分な収納力を誇り、旅行のお供に最適です。サブバッグとしても優れ、ゴルフのカートバッグとしても活躍します。

 

6．自分好みにカスタムできるオーダートート

「使いやすいトートバッグだからこそ、自分のカラーを反映させたオリジナルを持ちたい」というお客さまにおすすめなのがカスタムオーダー。素材選びから工程まで熟練の職人が一つひとつ手作業で仕上げていく＜大峽製鞄＞や、日本の様式美とイタリアの匠の技と感性が込められた＜ACATE／アカ―テ＞では、お好みのオーダーにお応えしています。

 

<大峽製鞄>

 

 

デイリーユースの素材として人気の高い『ヨーロピアンカーフ』のレザーアイテムウイークエンドシリーズでのオーダー会です。「作り」「仕立て」に関しては、革メーカーならでは、革の職人でしかできないデザインにされています。切り目を活かした伏せ縫いや、切り目合わせのつまみ縫い、コバの処理、穴あけ立体を形成する張り込みの仕事など雑材を取り扱う縫製メーカーでは仕上げることができない形状、デザインになっています。

 今回のオーダー会では特別に本体、ハンドル等付属を別カラーにてオーダーいただけます。

 

<ACATE>

 ブランドの一番人気のモデルであるフラップ付きトートの“OSTRO”のパターンオーダー会を開催します。ハンドル、フラップ、ボディ、ハカマ、タッセルの4か所の色をお好みにお選びいただくことができ、通常商品では使用していないオーダー限定色もご用意しております。画像のSサイズのほかに、ひと回り大きいMサイズもオーダー可能です。

 

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Photo：Yusuke Iida
Text：Makoto Kajii

 
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＊一部表記に誤りがあり、テキストを修正いたしました。2024年4月19日