【特集】スーツ&ジャケットに合わせる最新冬アウターとは?2023年人気ブランドおすすめ10選!
短い秋から一気に冬本番へ。クロゼットの整理が追いつかないなか、冬アウターの準備は万端だろうか。スーツに合わせるのはテーラードコートか、それともダウンコートか? ドレススタイルの変化にともなう悩みは尽きないところ、伊勢丹新宿店メンズ館では、テーラードクロージングフロアでも、よりリアルかつ現代的なスタイリングを提案する準備が整った。往年の名作から、最新の機能性アウターまで、多彩なバリエーションの中から厳選して紹介したい。
スーツにダウン、カジュアルにテーラードコートを羽織る冬
今、冬のリアルなメンズスタイルを考えるならばスーツにダウン、カジュアルにチェスターを着るスタイルも、当然のようにお洒落の1スタイルだ。
この11月、伊勢丹新宿店メンズ館のリモデルにあたり、これまで7階メンズオーセンティックで展開していた人気ブランドが5階メンズテーラードクロージングへと移動。これにより冬アウターのバリエーションが拡大している。スーツにテーラードコートといったクラシックなスタイリングから、ジャケット&パンツにダウンジャケットをあわせるようなコンテンポラリーかつ、よりリアルなスタイリングがワンフロアで完結することから、コーディネートアイデアの幅も広がったといえる。
そこで今回はメンズテーラードクロージングフロアから、現代的なテーラードスタイルに合わせるアウターのコレクションをご紹介。世界中のファッショニスタが支持する老舗ブランドの人気定番アウターとその最新モデルや、話題のブランドのコレクションからはテーラードとミックスしたいミリタリーやアウトドアテイストのアウターが続々と更新中だ。冬本番を迎える前に最終チェックをお忘れなく。
1.<Barbour/バブアー>
男女を問わず根強いファンをもつ英国式オイルドクロスジャケット
【CLASSIC】「BEDALE/ビデイル」ジャケット (画像左)
1980年に乗馬用のジャケットとして生み出された「ビデイル」は、「ビューフォート」と並ぶこのブランドの代表的なモデル。スナップ式サイドベンツのラグランスリーブジャケットはオイルドクロスが雨水を弾くだけでなく、草むらや森を駆け抜けたときに木の枝や葉、棘などが衣服に絡みつくのを防いでくれる。
【PICK UP】「TRANSPORT/トランスポート」ジャケット(画像右)
90年代に展開されていたショートブルゾン「トランスポート」は隠れた名品。2020年に復刻されると、男女を問わないユニセックスモデルとして、女性からも高く支持されている。着丈は短く身幅は広く、ドロップ気味のラグランスリーブでサイズ展開も豊富ゆえ、現代的なリラックスシルエットで着こなすことができる。
2.<WOOLRICH/ウールリッチ>
過酷なアラスカの冬を乗り越える「アークティックパーカ」の新旧
【CLASSIC】「NEW ARCTIC PARKA/ニュー アークティックパーカ」ダウンジャケット (画像左)
昨年、誕生50周年を迎えた「アークティックパーカ」は、時代ごとにアップデートを重ねており、現行のモデルは2012年にリリースされたもの。オリジナルのデザインを継承した60/40(ロクヨン)クロスのシェルにはテフロン加工が施され、コントラストカラーのボタンを配することでモダンな雰囲気に。
【PICK UP】「FUTURE ARCTIC PARKA/フューチャー アークティックパーカ」ダウンジャケット (画像右)
「Brewed Protein™︎ Fiber」をアウターシェルに使用したアークティックパーカ最新作「フューチャーアークティックパーカ」。日本のバイオベンチャー企業である株式会社スパイバーが開発した新素材は、石油や動物製品を使用しない大きな可能性を秘めた構造タンパク質素材でサスティナブルに配慮した一着。
3.<MooRER/ムーレー>
素材からデザイン&ディテールまでこだわったラグジュアリーダウン
【CLASSIC】「BARBIERI/バルビエリ」ダウンジャケット (画像左)
定番モデル「バルビエリ」はN3Bタイプのフーデッドダウンコート。バランスの良い着丈とシルエットは、ウェスト裏のドローコードで絞ることも可能。ラクーンファーを採用したフードトリムには高級感があり、ジップ&ボタンのシンプルなデザインは着やすく汎用性にも優れる一着。
【PICK UP】「CLIF/クリフ」ダウンジャケット (画像右)
コットン×ポリエステルとナイロンとのコンビ使いが目を引く「クリフ」はショートブルゾンタイプのダウンジャケット。フードと襟のシープスキンフリースは着脱可能で、外せばスタンドカラーに変身。裾リブや袖内リブなどスポーティなディテールを採用しており、アクティブな冬スタイルが着こなせる。
4.<ASPESIアスペジ>
ミラネーゼがスーツに羽織るM-65型フィールドジャケット
【CLASSIC】「NEWCAMP/ニューキャンプ」ミリタリージャケット (画像左)
豊富なバリエーションからピックアップしたこのモデルは、M‐65型フィールドジャケット「ニューキャンプ」。たっぷりと余裕あるシルエットに仕立てられている。フロントはダブルジップ。ウェストはドローコードで絞ることができ、サーモアのライニングで防寒性も確か。フードはスタンドカラーに収納可能。
【PICK UP】ステンカラーコート(画像右)
ビジネスにも着回しが利くバルカラーコートにも、M-65と同様の素材を採用。Aラインのゆったりしたシルエットはトレンド感があり、製品染め加工によるこなれた色合いも秀逸。サーモア中綿のキルティングライニングは取り外しが可能なので、3シーズン対応が可能だ。
5.<DUNO/デュノ>
新進のイタリアンアウターは都会の冬に相応しい適度なギア感
【CLASSIC】「PALM/パルム」ダウンジャケット(画像左)
身頃と袖を同色異素材にしたショート丈のダウンジャケット「パルム」は、このブランドのスタート時からラインナップされている定番モデル。フロント面のウールは撥水加工済み。内側にはジップ付きの内ポケットを備え、左ポケット内にはキーストラップが付属するなど、細部まで機能的。
【PICK UP】「KIRO/キロ」ダウンジャケット (画像右)
「パルム」をベースに機能性とデザイン性をアップデートした「キロ」はフロントのベンチレーションジップがアイコニックなデザイン。「パルム」より着丈はショートながら、後ろ裾はラウンドさせて長めの設定。撥水性に優れるシェル素材は、本格的なアウトドアウェアと同じレベルの高耐水性を誇る。
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Photographer:Tatsuya Ozawa(Studio Mug)
Text:Yasuyuki Ikeda
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