【特集】2023年秋冬の上質ニット選び方と着こなし方6選
なかでも注目はニットアイテムのコーナー。これまでブランドごとに距離のあった配置を集約することで、自由なコーディネート選びができるようになっている。そこはまるで自宅のクローゼット感覚。今日のコーデを選ぶように、ブランド&アイテムをピックアップできるコーナーとなった。
今季のニットウェアは自由な感覚でコーディネートに
ジャケットにシャツという組み合わせはメンズスタイルの基本なのだが、近年はジャケット&ニットウエアという着方が定着。とくに秋から冬にかけては、シャツを省いてアンダーウエアとして、もしくは素肌に1枚で着るスタイルも違和感なく取り入れられている。そこでメンズ館5階メンズテーラードクロージングでは、さらに選びやすいフロアを目指して、ブランド&アイテムの配置を再考。ブランドは国内外を問わず、アイテムはクルーネック、タートルネックなどのオーセンティックなラインから、モックネックやジップアップなど旬のデザインも豊富なラインナップ。柄モノのトップス1枚よりもジャケットやブルゾンとのコンビネーションを考えるのに相応しい、無地のハイゲージ&ミドルゲージを中心に取りそろえている。
今回の特集では、秋冬スタイルに上手にニットウエアを取り入れるプランの一助となるよう、今季注目のニットブランドをコーディネート例を添えて紹介していこう。シンプルな単色&べ―シックなデザインゆえ、一見地味ながらトレンドに左右されず長く着ることができるニットウエア。どんなスタイリングも引き立ててくれる有能なバイプレイヤーがそろっている。
2023年秋冬の上質ニット選び方と着こなし方6選
- 1.Drumohr/ドルモア
英国生まれイタリア育ちのラグジュアリーな日常着ニットウエア - 2.JOHN SMEDLEY/ジョン スメドレー
モダンへと進化を遂げる英国ニットブランド - 3.GRAN SASSO/グランサッソ
多彩なカラバリでニット・オン・ニットを楽しめる - 4.FILIPPO DE LAURENTIIS/フィリッポ デ ローレンティス
素材感あるジャケットと合わせたい後染めメランジ - 5.GIM/ジム
ラグジュアリーの本質を知る使い勝手のよい国産ニット - 6.ZANONE/ザノーネ
日本の都市の名を冠した大人気アウターニット
1.Drumohr/ドルモア
英国生まれイタリア育ちのラグジュアリーな日常着ニットウエア
<ドルモア>からはラグジュアリーラインと呼ばれるピュアカシミア100%のコレクションを紹介しよう。トップカシミヤヤーンを用いた30ゲージニットは独特なヌメリ感と光沢がラグジュアリーな雰囲気を醸し出す。一枚着はもちろん、ジャケットやアウターのインナーにも重宝する一枚で、ラグジュアリーかつ汎用性の高いハイゲージのカシミヤニットは都会の紳士たちの日常着に相応しい。
また、ハイゲージニット以外にも上質かつ発色豊かなミドルゲージニットもラインナップ。こちらのような起毛感のあるウール×シルク素材のジャケットには、ガーメントダイ(製品染め)によるフェードがかった表情豊かな8ゲージタートルネックニットが好相性。
2.JOHN SMEDLEY/ジョン スメドレー
モダンへと進化を遂げる英国ニットブランド
自社ネームでは最上級クラスの高級綿「ジョン スメドレーズ シーアイランドコットン」のニット素材が有名だが、エキストラファインメリノについても厳しい基準が設けられており、これが揺るぎない信頼のベースでもある。選びぬかれた素材とコレクションは誰もが認める極上の域。2020年からはトータルコレクションとして、ジャケット、シャツ、パンツもリリースし話題に。クラシック一辺倒だったニットウエアにも、モダンを感じられるデザインへ進化していて新たな評価も付加されている。
ビジネスカジュアルとしても推奨されるアンサンブル。クラシックなスラックスとの相性はもちろん、同ブランドのイージーパンツなら、ブランドが提案するよりモダンなスタイリングを楽しめる。
3.GRAN SASSO/グランサッソ
多彩なカラバリでニット・オン・ニットを楽しめる
モックネック&ジップアップのニット・オン・ニットは、サイズスペックが同等だからこそ可能な組み合わせ。ニットの重ね着が自由に楽しめるのはこのブランドの特長だ。
4.FILIPPO DE LAURENTIIS/フィリッポ デ ローレンティス
素材感あるジャケットと合わせたい後染めメランジ
上質なウールを細番手の糸で編み上げたコレクションは、極上の滑らかなタッチ。袖や裾のリブ編みをあえて緩めに仕上げることで、カットソーのようなシルエットと着心地を実現したもの。さらに製品染め加工を施すことで、縫い合わせ部分を染め残したり表面にムラ感あるメランジカラーにすることで、味わいのある仕上がりとなっている。
ジャケットにモックネックの組み合わせが、今年らしい新鮮なコーディネート。表面感あるホップサックのジャケットには、立体感を共有できるメランジカラーの後染めニットがよく似合う。
5.GIM/ジム
ラグジュアリーの本質を知る使い勝手のよい国産ニット
良質でベーシックなデザインの国産ニットはジムの真骨頂。長年培われた技術力で編み立てたシルクニットは、サラリと滑らかな肌触りで、袖・裾にリブを使わないカットソー型のデザイン。国産ならではの高い品質は、ラグジュアリーの本質を理解するウェルドレッサーの日常着として、毎日着たい使い勝手の良い一枚を提供する。
素肌に心地よいシルクニットは伸縮性に富むため、ジャージージャケットと合わせても快適に着こなすことができる。ゆったりシルエットのトップスには腰回りに余裕ある今風のシルエットのパンツを合わせて。
6.ZANONE/ザノーネ
日本の都市の名を冠した大人気アウターニット
アウターニットとダウンベストの組み合わせに、コーデュロイパンツでウォーム感をプラス。オーバースペックの防寒着は不要な都会の冬に、ちょうどいいコンビネーションだ。
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Photographer:Tatsuya Ozawa(Studio Mug)
Text:Yasuyuki Ikeda
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