【インタビュー】トーキョーカルチャーの現在地ーークリエイティブなつながり「THE MELTING BoTT」を開催!(1/2)
- 09.20 Wed -09.26 Tue
- 伊勢丹新宿店 メンズ館6階 メンズコンテンポラリー
2023年9月に、誕生から20年を迎える伊勢丹新宿店 メンズ館。さまざまなイベントを用意しているが、メンズ館6階 メンズコンテポラリーの目玉のひとつが、世界中から注目を集める日本発のブランド<BoTT>とタッグを組んだポップアップショップ。「THE MELTING BoTT」と題し、 <BoTT>率いるクリエイターTEITO氏を軸に、交友関係が深いブランドや若手クリエイターが集結。
今の東京のストリートシーンを凝縮した次世代を牽引するプロモーションとなっている。今回はそんなTEITO氏と、昔から繋がりがある2人のクリエイター、ディレクター/ヴィデオグラファーのudai氏、カーカルチャーとファッションの融合を掲げるプロダクトレーベル<CarService>のディレクターKei Hashimoto氏の3人を交え、仕掛け人である鳥山バイヤーが話をうかがった。
- 伊勢丹新宿店 メンズ館6階 メンズコンテンポラリー
メンズ館が”ハブ”となり、東京のストリート現在地を示す
鳥山:「20周年の催しのテーマが”伝統と革新”ということで、6階では革新にフォーカスし、未来に目を向けようと思いました。この節目に、東京の新しいストリートやその空気感などをいろんな方に知っていただくのには絶好の機会だなと。そこで最初に声をかけたのが<BoTT>率いるTEITOさんでした。TEITOさんは周りの友人の方々とのつながりを大事にしながらモノを作っているという認識がありましたので」
TEITO:「服を作っていたり、グラフィックデザイナーをやっていたり、音楽をやっていたり、周りにはいわゆるクリエイターと呼ばれるような友人が多いんです。今回は20周年のイベントということですぐに参加したいと思いました。鳥山さんと話を進めていくと、僕の友人を集めて場所を作っていくのがいいのではないかということになり、何人かに声をかけて。全然リーダーっぽくないんですけどね(笑)。今日この場にいる2人は専門学校時代からの友人です。こうやって一緒に仕事ができることをとてもうれしく思います」
鳥山:「ほんとにそうですよね。では改めてですが、みなさんの活動について教えてください」
TEITO:「<BoTT>のデザイナーを務めています。ブランド自体は来年で5周年、メンズ館では2021年にポップアップをやって以来の付き合いになります。今は少しずつ海外での活動も増やしていけるように頑張っています」
Kei Hashimoto:「僕は<CarService>というクリエイティブスタジオをやっています。車を通したカルチャーを次代に繋げるべく、カーアクセサリーを作ったり、ブランドのビジュアルやミュージックビデオを作るときに車を手配したりと、形にこだわらずにクリエイションを行っています。以前は服も作って展示会もしっかりやっていたんですが、どちらかというとディレクションやキュレーションような仕事が好きなので、今はクロージングは特別なコラボレーションの時だけ発表して、いろんなフォーマットでカーカルチャーの裾野が広がるようにと活動しています」
udai:「僕は映像制作をメインにしながら、写真を撮ったりしつつ、活動しています。<BoTT>でも<CarService>でもイメージムービーを作ったことがありますし、昔からの友人同士で仕事をするのが好きなので、今回も楽しみにしています。外ではそれぞれの活動もしっかりやりながら仲間内で仕事もやる、そんな現状は想像もしてなかったので。Keiとは高校生からの付き合いですし。とはいえ3人一緒に何かやるというのは、学生の時以来のことで、公には今回の取り組みが初めてなんです。だからそういった意味でも楽しみです」
トーキョーニューカルチャーのるつぼ”THE MELTING BoTT”
鳥山:「今回は”THE MELTING BoTT”と題してプロモーションを考えました。これはTEITOさんがアイデアを出してくれて決まったのですが、<BoTT>を中心にいろんなブランドやクリエイターが混ざり合った状態を表しています。ダブルミーニングにもなっていますし、すごくいいタイトルになったなと。ブランドとしては<BoTT><fake as flowers><KOWGA><shoegaze><tokyovitamin>、keiさんとudaiさんには個人のクリエーターとして参加してもらう感じですね」udai:「今回の企画では”LOVE AND DUTY”という文字を入れたキャップを作りました。SNS上で簡単に繋がれる世の中ですが、義理人情じゃないですけど、生身の付き合いというのをもっと大事にすべきなんじゃないかなというメッセージを込めています」
TEITO:「udaiって帽子のイメージがあるし、今回グラフィックを手伝ったんですけどudaiとは日頃からSNSを含めた人付き合いの話もしますし、ちゃんとメッセージがあるというのが彼らしいなと思っています」
Kei Hashimoto:「今回は新しく作ったロゴを入れたアイテムを展開予定です。古着のTシャツにプリントして。それぞれ個体差があって、お客さんには好きなものを選んでもらうというのが面白いかなと思っています」
TEITO:「<BoTT>としては、今年の春夏に作ったスターロゴのアイテムの新作を並べる予定です。定番で人気のあるOGロゴのアイテムとはまた違ったポップなイメージになっていますので、新しい雰囲気を楽しんでもらえたら嬉しいです」
鳥山:「ちょうどサンプルが上がってきたのですが、スペシャルアイテムとして各ブランド・クリエーターのワッペンをあしらったバーシティジャケットを作りました。ブランドロゴでもいいですよと話していたのですが、みなさんグラフィックを考えてくれて。20周年の節目に今の東京カルチャーを象徴するようなブランドが参加し、記念すべきアイテムになったかなと思います」
udai:「僕は昔からモチーフとしてよく使っている弾痕を刺繍で表現しています。以前作ったコラージュ作品でも使っていますし、タトゥーとしても入っています。個人的には思い入れのあるモチーフです。それぞれの色が反映されたアイテムだと思います」
Kei Hashimoto:「僕の新しいロゴは、僕のあだ名であるケイボーイと有名な車雑誌の”カウボーイ”を引っ掛けて、その”カウボーイ”の雑誌ロゴをもじって作ったもので、今回が初のお披露目というか。これから大事にしていきたいロゴです」
これから先も共に成長していけるような関係に
鳥山:「世間的なイメージでいえば、伊勢丹といえば老舗百貨店のイメージが強いと思います。そこで今のストリートカルチャーを代表するようなクリエイターが集まって、どうなるのか見てみたいですし、メンズ館のお客さまにも知ってもらいたい。メンズコンテンポラリーとして取り組んできたことが形として見せられるようなプロモーションになると思います」Kei Hashimoto:「去年の2月にはメンズ館で<CarService>としてポップアップをさせてもらいました。百貨店で僕らのような存在がポップアップをするというのは面白いと思いますし、今回も声をかけてもらった時はとても嬉しかったですね」
TEITO:「学生の頃よく行っていたメンズ館に、自分たちで作ったものが並ぶなんて、それこそ昔は想像できなかったので」
udai:「自然と背筋が伸びる場所というか、やっぱり特別なところなので、どんな反応が見られるのかこれから楽しみですね」
TEITO:「昔はインディペンデントこそがかっこいいと思っていた時期もあったんですけど、今はブランドが大きくなっていくことに抵抗がないというか。むしろ大きくなることでやれることも増えますし。ストリートを代表するような大きいブランドも、しっかりしたブランドイメージを確立しています。そんなに遠い存在ではないと言うか、みんなやり続けていけばそういう存在に自然となっていくんじゃないかと思って活動を続けているので、その現在地を見てもらえたら嬉しいですね」
- 開催場所:伊勢丹新宿店 メンズ館6階 メンズコンテンポラリー
■ご購入特典
イベント期間中、「エムアイカード」にてご購入、もしくは新規ご入会(事前お申し込み含む)いただいいたお客さまを対象に、税込み5,500円以上お買上の場合は、<BoTT>オリジナルライター、税込み33,000円以上お買上の方には、<BoTT>オリジナルバンダナをノベルティとしてお渡しいたします。
*数に限りがございます。お品切れの際はご容赦ください。
- PREV
- 1 / 2
- NEXT