【連載】世界に誇る日本の革靴|第1回 創業60年の老舗革靴メーカー「東立製靴」とは?
今回は創業60年の歴史を持つ老舗革靴メーカー「東立製靴」編。裁断から仕上げまでの一貫生産体制で作られるオリジナルブランド「ショーンハイト」や、ラスト、デザイン、ソールなどを自由に組み合わせることができるパターンオーダーシューズを紹介します。
東立製靴の歴史
東立製靴は、戦後まもなく革靴関係の商売が盛んな浅草吉野町(現 東京都台東区今戸)で革靴に使用する甲革や革底などの材料を販売する「セット商店」として創業。1962年に社名を「東立製靴」に変更しました。その後より専門的な分野に注力するため、1982年に革裁断・製甲部門として「山形トーリツ」、1987年に靴修理部門として「東立エンタープライズ」を設立。2003年にはオリジナルブランド「ショーンハイト」をスタートし、2004年に千葉県元気印企業大賞「優秀製品・サービス賞」受賞。2012年に創業50周年を迎え、2016年にはショーンハイトの旗艦店である「ショーンハイト オーダーサロン」を浅草にオープンしました。注目のトピックス
そんな歴史ある東立製靴の注目トピックを紹介。2003年にスタートしたオリジナルブランド「ショーンハイト」や、2015年にオープンした同ブランドの旗艦店である浅草の「ショーンハイトオーダーサロン」について解説していきます。グッドイヤーウェルト製法を採用したオリジナルブランド「ショーンハイト」
東立製靴は、2003年にオリジナルブランド「ショーンハイト」の製造・販売を開始。ショーンハイトはドイツ語で「美しい」を意味する単語で、「人々の毎日を足元から支える美しい靴を提供したい」という思いからブランドをスタートしたそうです。裁断から仕上げまでの一貫生産体制が特徴で、柔軟な生産ラインを活かしたオーダーメイドの商品を主に展開。同ブランドのアイテムは、細い帯状の革を縫い付ける複式縫いの製造方法で、ソールやヒールの交換修理が可能な「グッドイヤーウェルト製法」を採用しており、オランダ製の原皮を姫路の老舗タンナー「山陽」で加工した革を使用しています。
オーダーメイドできるショップ「ショーンハイトオーダーサロン」
東立製靴が、2015年に同社創立の地である浅草にオープンした「ショーンハイトオーダーサロン」。同店は時間をかけて丁寧に靴を選べるよう完全予約制で営業しています。店内では、専門のスタッフと相談しながら、ショーンハイトのオーダーメイドシューズを注文することができます。
パターンオーダーシューズのおすすめオーダー例
ラスト、デザイン、ソールなどを自由に組み合わせて製作するパターンオーダーシューズ「ショーンハイト コンビネーションオーダー」のおすすめオーダー例を紹介します。木型は全3種を用意。オーソドックスな「ブリティッシュトラッド」、カジュアルテイストの「アメリカントラッド」、スマートな印象の「ロングノーズ」を用意しています。サイズとワイズは微調整が可能で、自分の足の形に合ったものをチョイスするのが革靴を快適に履くポイントです。デザインは内羽根、外羽根、モンクストラップやチャッカブーツ、サイドゴアブーツなどから選ぶことができます。また、ソールやヒールもセレクト可能。細部仕様として、コバの色やステッチの本数、名入れなどのカスタマイズもできます。価格は33,000円から。注文から約2ヶ月で完成し手元に届くそうです。木型「ブリティッシュトラッド」を使用した既製モデル
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