【特集】もう悩まない!秋冬メンズアウター・コートに合わせる「バッグ」の上手な選び方。コーデ別に組み合わせ指南
今年は秋がすっぽりと抜け落ち、すでに冬仕様のアウターが必要な季節へ。ここでは、冬の装いの印象を決定づける、アウターとバッグの組み合わせをご紹介。
チェスターコートやトレンチコートなどのクラシカルなアイテムから、ダウンジャケットやボンバージャケットなどスポーティなものまで、定番アウター別に相性のいいバッグをピックアップ。「テイストが合う/合わない」はもちろん、動きやすさや持ちやすさもしっかりと考慮しました。お買い物の際の参考になれば幸いです。
アウターに合わせるバッグの上手な選び方
女性のハンドバッグ同様、男性の冬の装いにおいて、バッグも重要なポイントとなります。いわばコーディネートのアクセサリー。季節に合わせて持ち替えることで、気分が上がるのはもちろん、使い分けることでお気に入りのバッグが長持ちすることにも繋がります。特に冬になるとスタメンとなるバッグをアウターによって持ち替える方が多いです。お客さまの嗜好はもちろんですが、アウターのカラーやシルエットに合わせて、またマフラーや手袋、マイボトルなど荷物が多くなる日は大きめのものを選ぶなど、日によってバッグを替えると装う楽しみもグッとアップします。
今回は、秋冬の売れ筋バッグを軸に、アウターとの相性にフォーカスしてご紹介していきます。共通するポイントは、やや大き目サイズのバッグを選ぶこと。オーバーサイズではなくても、冬のアウターはボリュームが出ますので、それに負けないように、存在感のあるものを選ぶとバランスのいいコーディネートに。また、アウターと比較的同系色のものを合わせると、ワンランク上の装いに仕上がります。
01. チェスターコートには「フラップ付きブリーフケース」
正当派なコートには、正当派のバッグを。カシミヤを使用した王道のチェスターコートです。このようなビジネススタイルや格式高い場所へ赴く際のタイドアップスタイルの相棒といえばブリーフケースですが、今年らしいモダンな雰囲気を演出できるのがフラップ付きのバッグ。フラップがジップなどの金具の露出を最小減に抑えてくれるため、バッグの仕立ての良さはもちろん、コーディネートの美しさを際立たせてくれます。
<ETiAM/エティアム>
スナップを見る昨年からスタートした日本発のブランド<エティアム>。上質な素材を用いたシンプルで合わせやすいデザインが特徴で、メイドインジャパンらしい細部へのこだわりも感じられるブランドです。こちらのブリーフケースは、クラシカルな印象を与えるデザインながら、13インチPCやタブレットが入るクッションポケットも装備。現代のビジネススタイルに合わせた機能も魅力です。
<ACATE/アカーテ>
スナップを見る2017年にイタリアのピッティウォモでデビューを飾ったブランド<アカーテ>。凛とした佇まいが生み出す上品な雰囲気は、日本発信の企画をイタリアで縫製するハイブリットなアプローチで生まれます。使用しているのは柔らかなシュリンクレザー。ブランドのアイコンであるフリンジがアクセントとして利いています。マチ幅も十分にとってあり、収納力も高い。ブリーフケースとボストンバッグの中間のようなシルエットも新鮮です。
02. トレンチコートには「縦型トート」
トレンチコートをメインとしたスタイルには、クラシカルなトートバッグを。今年は特に縦型のトートバッグに注目です。着丈の長いコートには、バッグ自体も縦型のデザインを選ぶと、全体として美しくお持ちいただけます。また、あえてハンドルの短い手持ちタイプのものを持っていただくことで、ボリューム感のあるコートのシルエットを邪魔せず上手にまとめてくれます。
<ACATE/アカーテ>
上でも紹介した<アカーテ>から、トラディショナルなトートバッグを。手なじみのいいシュリンクレザーを用いてあり、一目で高級感をアピールできるアイテムです。あえて金具をせずに、よりシンプルに徹したデザインがコーディネートを引き立てます。自立したハンドルも、見た目の美しさに繋がっています。
<ETiAM/エティアム>
スナップを見るこちらも上で紹介した<エティアム>から、ピックアップしたのは落ち着いた色使いのトートバッグ。本体に使用されているエラステック素材(ゴム素材)は、芯材をあまり使わなくても張りが出て自立するため、大きさの割に比較的軽量になっているのもポイントです。ショルダーストラップ付きで肩掛けも可能。
03. ダウンコートには「 2WAYショルダー」
ラグジュアリーなムードを持つ<ムーレー>のダウンコートを軸にコーディネート。ネイビーとブラックをうまく合わせシックで大人な印象に仕上げました。ダウンジャケットとバッグの組み合わせですが、どうしても肩回りに厚みが出てしまうので、ワンショルダーと襷掛けできる2WAYショルダーバッグがオススメ。三日月型のものを選べば、体にもフィットし、持ちやすさも上々です。
<Daniel&Bob/ダニエル&ボブ>
イタリアを拠点とする<ダニエル&ボブ>。草木原料で鞣された手絞りのレザーに、幾度にも施されたハンドペイントと特殊な熱加工が加わることで生まれる「RODIレザー」は、独特の陰影と深い色合いを含んだ光沢がリッチなムードを演出。革を何層にも重ねて磨き上げたハンドルも<ダニエル&ボブ>ならではです。こちらは定番人気を誇るショルダーバッグ。昨年の秋冬からはノートPC用のポケットを装備し、サイジングもスリム化を図って、よりモダンな仕上がりに。
<STEFANOMANO/ステファノマーノ>
スナップを見る<ステファノマーノ>は1974年にスタートしたイタリアの歴史あるブランド。ベルトは長さ調整がフレキシブルに行え、肩掛けも斜め掛けも自由自在。上質で柔らかなイタリアンシュリンクレザーは、見た目にも高級感があって、ビジネスシーンはもちろん休日カジュアルにも品良くコーディネートいただけます。
04. レザージャケットには「バックパック」
端正なシルエットで人気の<チンクワンタ>のレザージャケットにスラックスを合わせて、エレガントにまとめた装い。アウターが男らしいデザインなので、バッグはスポーティなバックパックで軽やかさをプラスしてあげるとセンス良く見せられます。スクエアなナイロンのバックパックが主流ですが、ドレスダウンを楽しめる方であれば、遊びのある個性的なデザインのものにチャレンジするのもオススメです。
<cornelian taurus by daisuke iwanaga/コーネリアンタウラス バイ ダイスケイワナガ>
デザイナー岩永大介が手掛ける日本の文化をアイデンティティとして表現するブランド<コーネリアンタウラス バイ ダイスケイワナガ>。デザイナー自身が使用するアウトドア用パックパックの機能美からインスピレーションを受けたデザインで、ボリューミーなシルエットがインパクト大。ショルダーの取付角度も体に沿うように設計されています。
<TUMI/トゥミ>
スナップを見るビジネスシーンでも大人気の<トゥミ>ですが、デザイン性の高いバッグも強いんです。フロントのウェビングテープがアクセントになったバッグパックは、背面に最大15インチのPCを収納出来る独立したコンパートメントを装備。底部には、全体を覆えるレインカバーも備えています。ロゴ入りのジッパープラー(取り外し可能)の持ち手も遊び心を演出できるデザインです。
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Text:Ryuta Morishita
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