長引くコロナ禍の中で、リモートワークで自分の顔をじっくり見る機会が増えたり、おうち時間の中で生活習慣を見つめ直すことが増えています。メンズ館のお客さまからも「スキンケアを丁寧にしたい」というリクエストが多く、自分の身だしなみの一環としての美容が注目されています。

ご自身も男性美容に興味がありYouTube動画などでも発信をしているというフリーアナウンサー青木源太さんとともに、毎月、メンズ館1階 コスメティクスのバイヤー・木村が男性美容の価値や魅力をお伝えしていきます。



第1回目は、「毎日のルーティーンにしたいスキンケア」を深掘りします。

青木さんと考える、スキンケアの大切さ

青木さんの持論「お肌のハリは、気持ちのハリ」

――いよいよ連載が始まりました。青木さんがスキンケアに興味を持つようになったのはいつ頃ですか。


青木源太（以下、青木） 美容に興味を持ち始めたのは、日本テレビにアナウンサーとして入社した15年前ですね。大学時代は自分の見た目や美容には興味がありませんでした。テレビに出演するときに男性アナウンサーもメイクをするので、それをきっかけにメイクの奥深さやスキンケアに興味を持つようになりました。

――メイクに違和感はありませんでしたか。

青木 仕事でメイクをしていると、「清潔感のある姿で伝えた方が物事が伝わる」という実感があります。働き盛りのビジネスマンも、プレゼンの資料はこと細かにきれいに作られると思いますが、プレゼンするときにちょっとメイクをしたりすると、説得力が変わるように感じます。


――それで青木さんは仕事でメイクをするようになって、お肌の手入れも気にするようになったわけですね。

青木 はい。スキンケアに対する持論は「お肌のハリは、気持ちのハリ」なんです。仕事が上手くいっていないときや、生活が不規則になっているときは、やはり肌に出るんですね。自分の肌と向き合うことは、自分自身と向き合うことだと思っています。男性がいきなりメイクするのはハードルが高いでしょうが、“肌ケア”という感覚なら入りやすいはずです。

毎日のケアは、「保湿とUVケアが8割」だと考えています

――青木さんの毎日のスキンケアを教えてください。

青木 起床して、洗顔して、化粧水と乳液で整えます。そして、その日の行動に合わせて日焼け止めの種類を使い分けています。一日野外でのロケならSPF50の日焼け止めを、スタジオでの撮影であればSPF値の低いものなどを使います。

――さすがです。そこまで実践している男性はなかなかいません。

青木 男性美容というと難しそうですが、私自身は基本的には「保湿とUVケアが8割」だと思っています。自分は今38歳ですが、同世代でもそれすらやっていない男性は半分ぐらいいるはずで、早く肌のお手入れの大切さに気づいてほしいですね。

――それは、毎日のお手入れの積み重ねがとても大切だということですね。


青木 そうです。保湿やUVケアは長い戦いです。お手入れするのとしないのとでは、大きな差が出てしまいます。だから、若いうちからケアをしっかりやりたいし、それは一生続きます。「青木さん、スキンケアをちゃんとやるにはどうしたらいいですか？」と聞かれたら、「起きたとき、寝る前の歯磨きのようにルーティーン化して、生活の一部として取り込んでください」と答えます。

――それはとてもわかりやすいですね。

青木 自分は投資と美容が趣味なんですが、どちらも「ゴールは65歳」に設定しています。約25年後に「なりたい自分像」があって、それを目指して今、楽しんでいます。

――では、スキンケアアイテムを紹介する前に、メンズ館1階 コスメティクスで行っている「肌測定」を試してみましょう。

青木さんと考える、"スキンケアビギナー”にお薦めのアイテム

――肌測定の結果は「オイリー肌」と出ました。


青木 自分はもともと乾燥肌で悩んでいて、日常的に保湿をするようになって乾燥の悩みは消えましたが、年齢を重ねるようになって油分が増えてオイリー肌に変化してきました。

――何か対策などしていますか。

青木 食生活を気をつけたり、洗顔料をオイリー用に変えたりしています。

――今回は、スキンケア初心者の人でも使いやすいセレクトとして、【時短・簡単なものを選ぶ】、【香りから選ぶ】、【見た目のデザインから選ぶ】の3つの切り口から商品をご紹介します。


青木 私自身かなりずぼらなので、【時短・簡単なものを選ぶ】でご紹介いただく、＜資生堂 メン＞の美容液「アルティミューン パワライジング コンセントレート」は「楽で簡単な方がいい」と、普段から使っています。

【香りから選ぶ】の項目では、私の好みの香りを事前にお伝えして、化粧水をいくつか選んできていただきました。

【見た目のデザインから選ぶ】では、どの商品がを選んだらよいかわからないときに、インスピレーションで気に入ったデザインを選ぶのもありということです。洗面台を気に入ったデザインのアイテムでカスタマイズすると、気分が上がりますよね。

【時短・簡単なものを選ぶ】

オールインワンでスピーディーに

―― 「とにかく簡単なケアで、時短優先」という人には、「WOWクリーム」のような、洗顔の後の化粧水・美容液・乳液の3ステップを1本でまかなえるオールインワンタイプがオススメです。





青木 「WOWクリーム」を手に取って塗ってみると、最初はとてもなめらかで、時間の経過とともにサラサラに変化しますね。さらっとした使用感なのに、しっかり保湿してくれる感じ。香りは爽やかな柑橘系で、高級感もあります。これはギフトで欲しいですね。（笑）

【香りから選ぶ】

毎日使う化粧水だから、香りにもこだわりたい

―― 自分好みのお気に入りの香りを見つけることで、これから始める方も習慣付けやすく、毎日のルーティーンを始めやすいと思います。


深呼吸したくなるような香りの化粧水だから、就寝前にぴったり


青木 私がリクエストした「香りから選ぶ」ですが、アスレティアの「ATHLETIA チューニング アロマ ミスト」はパッケージも斬新で、試してみたくなりますね。香りが2種類ありますが、01 REFRESH & RESTARTの香りが気に入りました。

手にスプレーして、肌に塗布する前に、一度深呼吸して香りを楽しむというアクションも新鮮です。これなら、仕事中に気分転換でも使えますね。

――就寝前のリラックスタイムにもおすすめです。香りはオンラインストアではわからないので、ぜひ店頭でお試しください。

【見た目のデザインから選ぶ】

パッケージデザインもメッセージ。気に入ったものを並べよう

――置いているだけでかっこいい、という観点から、自分のお部屋の雰囲気に合ったパッケージのセレクトをされるお客さまも多いです。＜ファイブイズム バイ スリー＞の男性の肌におすすめのスキンケアシリーズ、性別・年齢・肌質を問わないスキンケアブランド＜オルタナ＞、ジェンダーレスにお使いいただけるポップなデザインが魅力の＜ボッチャン＞をご紹介します。






青木 ＜ファイブイズム バイ スリー＞がデビューしたときはパッケージデザインにも驚きました。男性用ということを意識したスティック形状はストイックさもあって、かっこいいですよね。カラフルでデザイン性の高いパッケージの＜ボッチャン＞や、パワーを感じる＜オルタナ＞のパッケージなど、どれも個性的です。

一番大事なのは、「自分に合ったモノに出合う、合ったモノを見つける」こと

青木 メディアで「美容が好きです」と発信し続けて、この5年ほどで、「青木さんのおすすめアイテムを教えて」という取材も増えているのを実感します。ジェンダーレスやLGBTなどの影響もありますが、男性美容に対する社会の変化を感じていますね。

――それでも引っ込み思案の男性には、まだ美容はハードルが高いかも。

青木 メンズコスメはアイテムが増えていて、「何を選んだらいいのかわからない」という人も多いでしょうが、一番大事なのは、「自分に合ったモノに出合う、合ったモノを見つける」ことです。商品はそれぞれいいところがあるので、よくわからない人は、店頭でプロに聞くのがもっとも早い近道です。これから男性も化粧品を使って肌ケアをすることが当たり前の世の中になっていくと思います。

YouTubeでは、肌測定や、青木さんのリアルなお悩みも！

本連載では、ISETANMEN'S netの特集記事と連動し、毎月伊勢丹新宿店の公式YouTubeアカウントでも青木さんと木村のムービーを公開。今回の「スキンケア編」では、肌測定についてや、青木さんご自身のリアルなお悩みを伺い、特集記事ではご紹介していないスキンケアアイテムをご紹介しています。

次回、10月のテーマは「自分に合った香り探し」

次回は、”香りを身に纏う”というように身だしなみのひとつである「香り」について、青木さんと学びます。

メンズ館で豊富なブランドのラインナップから、いま特におすすめのメンズ向けのフレグランスやルームフレグランス、また10月に開催する伊勢丹の香りの祭典「サロン ド パルファン」のイベントについてもご紹介します。



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