【特集】ファッションを愛するISETAN MEN’Sが出合った、「ザ・コンランショップ」の美しいインテリアと“拡張”されたショッピング体験
地球規模でのパンデミックによって劇的に様変わりした、私たちの消費行動やライフスタイル。フィジカルな外出や会合、レジャーの機会が減ることによって、美味しい食事や花を愉しみ“おうち時間”や暮らし全体を彩りたい──そんな需要が日々高まっている。
今回イセタンメンズネットが、メンズ館の松岡と一緒に訪れたのは、伊勢丹新宿店本館5階にオープンした「THE CONRAN SHOP/ザ・コンランショップ」。この英国を代表する人気ホームファニシング(インテリア)ショップ、最新店舗のオープンを担当した原がナビゲートし、松岡が「20代を締めくくる記念品」を探し求めるという。
国内外から選りすぐった調度品のなかでも、特にオススメだという7アイテムをピックアップ。果たして松岡を惹きつけ購入を決意させるのは、どんなアイテムなのだろうか?
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/ @ayumumatsuoka
話題のDXを楽しく体感できるショッピング
「ザ・コンランショップ」は、優れたデザインと質のよさにこだわって世界中からセレクトされた家具や照明、インテリア小物、ギフトに加え、オリジナルのアイテムも数多く揃えるホームファニシングショップ。昨年秋、惜しまれつつもこの世を去ったサー・テレンス・コンランが1973年に1号店(イギリス・ロンドン)を開業し、現在では世界5都市(ロンドン、パリ、東京、福岡、ソウル)に店舗を展開。時代や国、スタイルなどを越えて、多様なテイストを調和させることにより、日々の生活をより豊かに楽しむことを提案している。
そんな「ザ・コンランショップ」が伊勢丹新宿店本館5階にオープンしたのは、今年の3月末のこと。
原「ここは48年の歴史をもつ『ザ・コンランショップ』のなかでも、最も新しい店舗です。テーマはふたつ。1つは“DX(デジタル・トランスフォーメーション)”体験であり、もう1つが”領域を越える”ショップであることなんです。」
原「メモパッドを剥がすというアクション自体が、なんだかチャーミングですよね。アナログだけどそこにはデジタルな情報が軽やかに、アナログとデジタルを往来するかのよう。自宅に帰ってからアクセスするもよし、家族や友人に手渡すもよし、贈り物のショッパーに『こんなのもあるよ!』と忍ばせるもよし。(笑)」
松岡「メモパッドという物理的なモノなのに、場所や時間を越えてコトを誰かとシェアできる。デザインされた素敵な仕組みだと思います!ここではひとつひとつのアイテムからさまざまなライフシーンを想起でき、理想のライフスタイルを描きやすいと感じました。30歳以降の自分と共に末永く過ごしてくれる銘品も、見つけられそうな気がします。(笑)」
インテリアのプロがおすすめする“7”アイテム
7つから松岡が特に心を打たれた、アートな椅子と気持ちを高めるテーブルライト
1.置いてあるだけで絵になる、「チェスカチェア」
原「バウハウスを代表するマルセル・ブロイヤーによってデザインされた、推しポイントはいくらでもある椅子ですが、やっぱりイチバンは座るための椅子なのに、座らなくてもいいくらいのアート性です。」
松岡 「20代最後に、“洋服ではない”大きな買い物をしたいと考えていました。満足感の高いファッションアイテムといえば高級靴など挙げられますが、インテリアの使用頻度は、それとは比べ物にならないくらい高いことに魅力を感じます。大人になったのかもしれませんね(笑)。
この『チェスカチェア』は、インダストリアルな要素とクラフト感が絶妙に融合しています。実は昔、あるギャラリーで出合ったことがあって、それ以来ずっと気になっていたんです。座り心地もいいですし、ずっと眺めていたいくらいアート性が高い。ぜひ、自宅の寝室に置きたいです。」
2.つくり手の意思を感じ、気持ちを高めてくれる
「テーブルランプ」
松岡 「こちらも欲しいです。シンプルでありながら、見るたびにつくり手の意志のようなものを感じられる気がするんです。実用的であるのはもちろんですが、自分の気持ちを高揚させてくれる効果もありそう。テーブルの上でも、床の上でも、それこそ『チェスカチェア』の上でもいいかもしれないですね。クリップのような形状の装飾にも、グッときました。」
原 「寝室のサイドテーブルに置かれ、ペンとメモ帳が横に転がっているという絵が浮かんできます。」
ファッション(新しさ)の伊勢丹が提示する、「住」にまつわるライフデザイン
原 「“ファッションの”というキャッチフレーズで認知いただいている伊勢丹ですが、“ファッション”とは衣服だけではなく、”新しさ”のある衣食住すべてを意味しています。そんな私たちのフィルターを通して展開する『ザ・コンランショップ』だからこそ、ご提案できることがあると思うんです。
リモデル前に比べ、ご来店いただくお客さまの年齢層は10歳以上若返ったというデータも出ています。これまではISETAN MEN'Sしか利用していなかったという方にも、『コンランがあるから、本館行こう!』と思っていただけるショップになっているという実感がある。実際、デートなどで足を運んでいただきやすくなったというお声もいただいており、特に男性に響く商品も多数ご用意しています。」
松岡 「確かにここはDXを体験でき、実店舗とオンラインを自由に行き来できる。時間や空間の制約のない体験ができるという新しい価値があると感じますね。ファッションブランドのショップは、取り扱っているアイテムや店内の環境が同質化しているところも多い。世界でここにしかない『ザ・コンランショップ』を楽しめるというだけで、利用する価値は十分にあると感じます。」
3.シャープで構築的、だけど柔らかい「ターンプラス」の光
原 「ライティングのもうひとつのオススメであるこの『ターンプラス』です。薄暗くしたダイニングテーブルにセッティングして、大切な方と大切な時間を過ごすのにピッタリなんじゃないでしょうか。赤ワインと一緒が良さそうです。(笑)」
松岡 「温かみがあって、和みますね……。『ターン』シリーズの進化の過程も面白いし、充電式だからケーブルに邪魔されず、ランタンのように使えるのも便利だと思います。」
4.「ハンド ブラシ アンド ダストパン」が、
掃除という”行為”を美しくする
原 「続いて、ポップで可愛らしいホウキとちりとりのセットです。 掃除用具って、人目に触れさせないよう隠すことが多いと思いますが、これならディスプレイとしても成立してしまいます。」
松岡 「おうち時間を過ごしていると、意識が向きがちなのは、椅子や照明、花瓶といった、いわゆる目立つもの。でも日常的に使うものを美しくアップデートするというのは、いいアイデアかもしれませんね。プライス的にも程よいので、自分用はもちろん、ギフトにも良さそうです!」
5.デザイナー御用達ブランドの、
タイムレスな「ローボード」
原 「収納関連のイチオシは、<USM>のローボードです。ブラックが一番人気なのですが、アクセントカラーのブルーもおすすめです。寝室のサイドテーブルとして、先ほどの『ターンプラス』を載せてもいいと思います」
松岡 「僕はナチュラルなベージュが好みですね。部屋との馴染みも良さそうなので。本を重ねてその上に花瓶を置いたり、時計を置いたり。静謐ですが凛とした存在感があるので、象徴的に使えるのもポイントだと思います。普遍的でタイムレスなデザイン、長く愛され続けるモノの良さを感じますね……。これも欲しくなってきちゃいました(笑)」
6.部屋を楽しく賑やかに、
笑顔をもたらす「フェイスポット」
原 「ポットでありアートでもあり、どんな使い方をしてもいいのが魅力です。ポップなコンランらしさが凝縮されており、個人的に少々大袈裟に言わせていただければ、“これぞコンラン”というアイテムです。」
松岡 「シンプルな部屋を、華やかにしてくれそうで、色違いでいくつか揃えたくなりますね。たまたま売り場の近くに他ブランドの鉄鍋が並んでいたのですが、それらと組合わせて、例えばお玉置きとして使ってみても面白いと思いました。」
7.使って楽しい、飾って美しい
「スグラッフィート アイ サイドプレート」
原 「おうち時間のなかでも特に大切なのが食事だと思うのですが、使うためのお皿ってどうしてもシンプルになりがちです。そこでコンラン流のひと工夫が施された、デザイン性の高いお皿をおすすめしたいと思いました。」
松岡 「観賞用のお皿なら、いくつかデザイン性の高いもので集めているものがあります。でも実際に使う食器となると、確かにです(笑)。その点、このプレートは鑑賞にも値するし、実使用もできる。食材がのっていても、食べ終わってデザインが見えても楽しめるので、一石三鳥、四鳥?って感じですね(笑)。
いい食器って割れたり欠けたりしても、金継ぎなどを駆使して大切にしたくなります。だからサステイナビリティにもつながるものだと思うんですよね。」
- 伊勢丹新宿店 本館5階 ザ・コンランショップ
Text:Junya Hasegawa(america)
Photograph:MITSUKOSHI ISETAN
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