梅雨も明けていよいよ本格的な暑さの到来。伊勢丹メンズ館きってのTシャツ偏愛者たちはこのTシャツが主役となる今の最盛期に何を選ぶのだろう。今回はメンズ館を担当する9人の男たちがそれぞれの視点で選んだこの夏おすすめのTシャツをご紹介する。

メンズ館スタッフおすすめTシャツ9選

ALMOSTBLACK/オールモストブラック

いわゆる普通のTシャツとは一線を画すインパクト重視でセレクトしました。前面の大胆なグラフィックプリントに加え、側面から見たときに前後で長さが異なるのがポイント。デザイナー中嶋氏が24歳当時（2006年）、〈RAF SIMONS/ラフ・シモンズ〉で共に仕事をしていたPETER DE POTTER氏によるグラフィックを使用したTシャツです。

AMIRI/アミリ

一見無地でシンプルに見えますが、ウォッシュによる色の濃淡と〈アミリ〉特有のショットガンを発砲して作るダメージ加工が、独特な雰囲気のある1枚に仕上げられています。

VETEMENTS/ヴェトモン

〈ヴェトモン〉らしい特徴的なグラフィックと程よいビックシルエットが心地良い。背面の7つの大罪それぞれが異なる字体と配色になっていて、細部までデザインが凝っている点がお気に入りです。

Graphpaper/グラフペーパー

ファッションとアートがより密接に関わりあう現在において、Tシャツを選ぶポイントも変化してきています。プリントものをチョイスする際も、その背景にまで目を向けるようになりました。今回はイラストレータの永井氏と〈グラフペーパー〉のコラボレーションということで、抜群にオススメの一着です。

nonnative®/ノンネイティブ

時流に乗ったサイジングや、プリントのバランス感、サイドのスリットなど細かいディテールにもこだわった完成度の高い1枚。作為のない美しさと普遍性をもちながらも、差を出したい方へおすすめです。

JAMES PERSE/ジェームスパース

差の見えにくいTシャツにこそ、着心地にこだわりたいという思いで選びました。原料は繊細で細く柔らかいスビンコットンを使用しているので、ラフな中にもラグジュアリーな要素をコーディネートに取り入れることができるのでおすすめです。

Nigel Cabourn/ナイジェル・ケーボン

〈ナイジェル・ケーボン〉の3パックTシャツです。シンプルなデザインなので、外出時に着るのはもちろん、今でしたらおうち時間にも最適です。以前、肌着のバイヤーをしていたので特にその素材使いのこだわりに魅力を感じていて、それぞれ3種類の撚糸方法で作られた糸を使っており、着心地や素材感の違いを楽しめるのも男心をくすぐります。

TOMORROWLAND/トゥモローランド

最近とにかく大きいサイズ感のコーディネートにはまっています。今回選んだTシャツは、Mサイズながらビッグシルエットのデザインで、〈トゥモローランド〉らしくコーディネートにきれい目な要素を加えてくれるのがポイントです。また、袖に入っているピンクのビビットな色合いが気分を上げてくれます。普通、サイズを大きくすると襟ぐりの幅も大きくなって首回りがだらしなく見えたりしますが、こちらはモックネックのデザインで首回りもだらしなく見えません。 品よくコーディネートをまとめる時に使いやすい一枚です。

J.PRESS/J.プレス

 最近Tシャツにスーツのセットアップ姿での仕事の装いが増えてきました。機能性に特化したラインJ.PRESS PLUSより今季発売のドルマンスリーブTシャツは、上質な綿を使用しツヤ感があり、ビジネススタイルにもピッタリです。着心地も接触冷感でひんやり心地よく、ドルマンスリーブが肩回りのストレスを無くしてくれます。 またしわになりにくい生地なので、仕事中はキレイ目にタックイン、仕事終わりはカジュアルにタックアウトしてもシワが気にならずおすすめです。