【特集】本物の価値を持つクラシックな定番品──モノにこだわる男性が手に入れるべき「紳士の名品」10選。
- 1. <JOHN LOBB/ジョンロブ>の「CITY 2」
- 2. <ZANELLATO/ザネラート>のショルダーバッグ「POSTINA」
- 3. <Camille Fournet/カミーユ・フォルネ>の長財布
- 4. <Brooks Brothers/ブルックス ブラザーズ>のブレザー
- 5. <FEDELI/フェデッリ>のニットポロ
- 6. <Cesare Attolini/チェザレ アットリーニ>のチェスターコート
- 7. <Alfredo Rifugio/アルフレッド リフージオ>のレザーブルゾン
- 8. <ISHIKAWA/イシカワ>の洋服ブラシ
- 9. <NAKATA HANGER/ナカタハンガー>のスーツ用ハンガー
- 10. <PENHALIGON’S/ペンハリガン>のオードトワレ
1. <JOHN LOBB/ジョンロブ>の「CITY 2」
「永遠の“ファースト・ジョンロブ”」は美しいストレートチップ
「初めて履くジョンロブ」として不動の人気を誇るロングセラーの定番モデル「CITY 2」。時代を超えた普遍的なデザインと完璧なバランスのプロポーションは、リピーターも多い名品だ。ファンが多い木型(ラスト)7000番を用い、洗練されたスタイル全体に美しいツインステッチが施されている。ビジネスシーンはもちろん、冠婚葬祭にも「CITY 2」一足あれば間違いなしだ。
また、以前からカントリーシューズなどに使われていた「アクアカーフ」が、この「CITY 2」にも搭載。通常の「CITY 2」は出し縫いが180度グッドイヤーのところ、アクアカーフを使用したモデルは360度グッドイヤーを採用し、アウトソールにレザーを1枚挟むことで防水性を高めている。
<ジョンロブ>は、ロンドンでは1866年から、パリでは1902年から紳士用の高級ブーツと靴を作り続けている。<ジョンロブ>のもの作りには、常に起源であるビスポークの精神が生きており、76年にエルメスグループに入って間もなく、82年に初の既製靴コレクションを発表。94年に英・ノーザンプトンにファクトリーを開設し、伝統を守りながら革新を続けている。
2. <ZANELLATO/ザネラート>のショルダーバッグ「POSTINA」
伊・郵政省より正式な認可を得たエクスクルーシブモデル
2011年6月21日、ミラノの中央郵便局で発表された「POSTINA(ポスティーナ)」。イタリア郵政省はポスティーナがデザインされた切手の消印を捧げ、一日に限り使用したというエピソードを持つ、<ザネラート>のアイコンバッグとして広く知られる人気モデル。
1950年代のイタリアの郵便配達員が使用していたショルダーバッグをベースに現代的にアップデートしたデザインで、手に持っても肩に掛けても、2WAYで軽快に持ち運べる。パーティションを設けた内装にはポケットとキーストラップを装備。
<ザネラート>は、1976年に伊・ヴェネト州ヴィチェンツァにレザーバッグを扱うサルトリア工房として創業。エレガントで洗練されたメイド・イン・イタリーを貫いている。
3. <Camille Fournet/カミーユ・フォルネ>の長財布
モダンなオブジェのように感動を与えるデザイン×素材の融合
上質な牛革素材と高級エキゾチック素材のコンビネーションが特長で、<カミーユ・フォルネ>を代表する「VERSO(ヴェルソ)シリーズ」。このラウンドジップ長財布の素材は程よい固さが特徴のカーフ型押し・ヴォーグレネと華やかなアリゲーターの組み合わせで、内側にマチ付きコンパートメント2つ、ファスナー付きポケット、フラットポケット2つ、カード用ポケット8つ。内側にヴォーグレネ・ブラックを使用している。
<カミーユ・フォルネ>は1945年創業以来、時計ベルトの製作で世界に知られるレザーグッズメーカー。世界の名だたる高級時計ブランドを顧客に持ち、素材の品質と熟練した職人の技術にこだわりを持ってすべての製品をフランスの自社工場で手作りしている。
4. <Brooks Brothers/ブルックス ブラザーズ>のブレザー
極めて現代的なアメリカントラッドを味わえる「ミラノ」フィット
マディソン(Madison)、リージェント(Regent)、ミラノ(Milano)とシルエット別に揃った<ブルックス ブラザーズ>のベースモデルの中でも、最も幅が狭く着丈も短い細身のシルエットが特徴のミラノフィット。伊の名門生地メーカー・カノニコ社の毛羽立ちの少ないファインサージ地で仕立てた3釦ブレザーは背抜き仕様なので、秋口から春先まで3シーズン着用でき、ビジネスからカジュアルまで幅広くコーディネートが楽しめる。GF(ゴールデン フリース)入りのゴールドメタルボタン付き。
<ブルックス ブラザーズ>は、アメリカで最も歴史ある衣料ブランドとして1818年に創業。No.1サックスーツ、ポロカラー(ボタンダウン)シャツ、ポロコートなど、<ブルックス ブラザーズ>が生み出したアイテムは世界中の多くの人々に愛されている。創業200年を超えた今も、伝統に新たな息吹をもたらすアメリカンクラシックスタイルを追求し続ける。
5. <FEDELI/フェデッリ>のニットポロ
ジャケットのインナーで素材の良さが光る上品なポロカラーニット
デイリーからアクティブまで幅広いシーンに対応する<フェデッリ>のニットポロシャツ。ジャケットと合わせればオフィス・カジュアルにもすっきり対応する。無駄な装飾のないシンプルなデザインで、さらりとした肌触りのハイゲージは伸縮性にも優れている。
<フェデッリ>は1934年に伊・モンツァで創業。ニット帽作りを原点とし現在の上質なカシミヤコレクションに至るまで進化を続けてきている。ヨーロッパでも名高いニットの名門として広く愛されている。
6. <Cesare Attolini/チェザレ アットリーニ>のチェスターコート
ナポリ独特の美意識から生まれる、憧れのチェスターコート
ナポリ仕立ての美しさを世界に広めた職人、チェザレ・アットリーニが指揮を執るサルトリア<チェザレ アットリーニ>。すっきりとしたシルエットに惹かれるチェスターコートは、チェンジポケットを配しデザイン性をアップさせた一着。後ろ身頃のベルトにより引き締まった印象のバックスタイルも男らしく、フランネルの暖かみのある風合いも魅力だ。
<チェザレ アットリーニ>は、現在のクラシコイタリアのスタンダードとして知られる胸ポケットの「バルカポケット」や、雨降り袖と呼ばれる「マニカ・カミーチャ」などを考案したヴィンチェンツォ・アットリーニを祖に持ち、最新のナポリスタイルを世に送り出している。
7. <Alfredo Rifugio/アルフレッド リフージオ>のレザーブルゾン
極上レザーをサルトリアの手法でハンドで仕上げるナポリの雄
コートやスーツのように、レザー素材でもサルトリアーレならでは快適な着用感を味わえる、革専門のハンドメイトサルト<アルフレッド リフージオ>のレザーブルゾン。羊革ならではのしなやかなタッチや絶妙な光沢感がラグジュアリーな雰囲気をブラッシュアップし、胸元のフラップポケットがアクセントに。内側にもポケットをあしらい、実用性も兼ね備えた1着に仕上げている。
アルフレッド氏は伊・ナポリの老舗テーラーで、サルトを目指し修行をしていたが、レザーに魅せられ、サルトリア・ナポレターノの技法をレザーに落とし込み、独自の道を歩んでいる。
8. <ISHIKAWA/イシカワ>の洋服ブラシ
力強くブラッシングするほど洋服が喜ぶ「尾脇毛」洋服ブラシ
ウール・カシミヤ、和服、絹物などの細かいホコリを払いだすだけでなく、生地の表面を整え、生地本来の風合いを保つ<イシカワ>洋服ブラシ。「素材本来のコンディションを守り、つやと光沢を深める、豊かな装いのための道具としてお使いいただきたい」という石川和男氏の想いの詰まった商品はまさに一生モノだ。(<イシカワ>洋服ブラシは生地の素材やご用途に合ったブラシをお選びいただくことをおすすめしています。関連商品もご参照ください)
<イシカワ>洋服ブラシは、制作者兼創業者である石川和男氏により1点1点手作業で植毛されるこだわりのブラシで、「尾脇毛(おわきげ)」と呼ばれる、馬の尾の根元に生えている、毛皮でいう羽毛に当たる特殊な毛を使用している。
9. <NAKATA HANGER/ナカタハンガー>のスーツ用ハンガー
このスーツハンガーがクローゼットに並んでいる風景を思い描く
重厚感のあるデザインや落ち着いた色味がシックな印象を演出するコート、スーツ、ジャケット用ハンガー。アンダーパーツ付きでボトムスやネクタイなどをかけることもでき、クローゼットの中だけではなく、会社の役員室やご家庭の玄関、ゲストルームなどでも映える存在感を放つ。大切な方へのギフトとしてもおすすめの一品だ。
中田工芸株式会社は1946年創業の木製ハンガー専門メーカー。熟練の職人技で1本1本丁寧に仕上げる確かなクオリティや機能、美しさは国内の一流ホテルやアパレル業界から絶大な信頼を得ている。
10. <PENHALIGON’S/ペンハリガン>のオードトワレ
英国生まれで清涼感あふれるシトラスの香りが爽やかなフレグランス
1902年に創られた<ペンハリガン>を代表するクラシックな香り「ブレナム ブーケ オードトワレ」。英国・オックスフォードシャーにあるマルボロ公爵の邸宅・ブレナム宮殿にインスピレーションを得て誕生したフレグランスで、トップノートはシトラス、ラベンダーでボトムノートのウッディ・ムスクへの変化が楽しめる。
ウィリアム・ペンハリガンによって創られた140年の歴史を誇る英国のフレグランスハウス<ペンハリガン>。創業当時からのクリエイティブで画期的な香水づくりという遺産を今も引き継ぎ、由緒正しき伝統と奇抜さを持ち合わせるブランドだ。製品は今なお英国で作られ、上質な香料を贅沢に使用。現在エディンバラ公(1956年授与)とウェールズ公(1988年授与)の2つのロイヤルワラントを保持している。