2019.08.27 update

ニューヨークから発信される、まさに温故知新の“ブレザー”ブランド、<ROWING BLAZER/ローイングブレザーズ>に注目。

オックスフォード大学出身のエリートにして、元アメリカ代表のレガッタ選手。そして考古学博士。そんなユニークな起業家が手掛ける話題のニューヨークブランド、<ローイングブレザーズ>がメンズ館7階=メンズコンテンポラリーに新登場。今再び注目を集めるアメリカントラッドの代名詞、“ブレザー”にフォーカスする。

快適なスポーツウエアとしてのブレザーを、モダンに再構築。

 

英国の屈指の名門大学であるオックスフォード大学で考古学を学んでいたジャック・カールソンは、ボート競技のレガッタにも没頭。ボートマンにとっての制服であるブレザーに親しみながら、持ち前の探究心から考古学的アプローチでその歴史を紐解き、2014年に『ROWING BLAZER』というビジュアルブックを発行するに至った。まさに、ブレザー研究の第一人者だ。

そんな彼が「時代とともに変化してしまったブレザーを、元の正しい形に戻したい」との思いからさらに研究を重ね、ついに17年にスタートさせたのが、この<ローイングブレザー>。ローイングとは、ボート競技のこと。すなわち19世紀半ばに誕生した、ボートマンたちの競技用ユニフォーム──そんな起源に基づいた、オリジナルに忠実なブレザーブランドというわけだ。


オリジナルに忠実だからといって、決してアウト・オブ・デート(時代遅れ)というわけではない。パターンや製法、ディテールについては完璧に伝統的かつ正統的でありながら、素材やシルエット、デザイン、機能性の部分でフレッシュかつファッショナブルなアレンジを行い、コンテンポラリーなトラッドという新境地を開拓。またブレザーをメインとしながら、世界観を同じくする多彩なコーディネートアイテムを展開することで、ユニークなブランドにさらなる奥行きをもたらしている。

伊勢丹メンズ館では、定番の3つボタン、刺繍でスコットランド伝統のバグパイプ奏者をあしらったジャージー素材、サーモンピンクやパープルなど鮮やかなカラーリングが目を引くコーデュロイ素材など、<ロウイングブレザーズ>らしいブレザー各種をセレクト。ラガーシャツ、チルデンセーター、キャップなど、トータルコーディネートが可能な幅広いアイテムを含めて紹介しており、ブランドの魅力や最新の提案を知るには、まさにうってつけといえそうだ。

お問い合わせ
メンズ館7階=メンズオーセンティック
03-3352-1111(大代表)