喫煙文化をつくった 伝説のパイプ

アイウエア、シューズにネクタイ…。 紳士の着こなしやライフスタイルの勘所だ。 つくり手の思いや息づかいが伝わってきそうな 自分のためだけに、大切にしまっておきたい余白。 時代が変わっても、そんなこだわりは捨てたくない。


<DUNHILL/ダンヒル>
パイプ 左/129,600円、右/756,000円

■メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス

ダンヒルの歴史は、パイプの歴史でもある。1910 年に登場したパイプは、当時の高級パイプの 倍の値段。以来、漆黒の吸い口に付けられた白い点“ザ・ ホワイトスポット”は、最上のパイプの証しになっていっ た。その高いクオリティは熱狂的な支持者を生み、洒落 者で知られたウィンザー公もそのなかのひとりだった といわれている。 

写真左は1964年製のフラットシャンク・ビリアード。 人気のクラシックなシェイプに加え、この年代のものは オイル・キャリングが施してあるビンテージ品として、吸い味が安定していて旨さを引き出すと愛好家の間で は垂涎の的となっている。

一方の右は1992年製のスペ シャルモデル。シェイプはサドル・ビリアード。ボウルトッ プのキャップはK18のイエローゴールドとピンクゴールドのコンビネーションで、表面の彫刻は職人の手によるバスケット柄だ。

ともに、日本のパイプ文化を牽引し、世界的にもその 名を知られる柘製作所に保管されていた品。それをマ ウスピースから煙道、ダボまで、すべてメンテナンスした、 歴史的にも価値のある美品である。

*価格はすべて、税込です。

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