2019.02.06 update

売れすぎてディスコン? "耳"まで美味しい、大人の極上半袖シャツが再登場

この春のリニューアルを間近に控えた伊勢丹メンズ館。国内外からバイイングされたブランド&アイテムには、時代を映し出すエレメントが巧みに散りばめられていた。それはライフスタイルの多様化にともなって変化していく最新のデザイン&スタイルと、いつの時代も変わらぬ普遍の価値をもつクラシック。一見相反するようにさえ思えるコレクションだが、イセタンメンズというフィルターによって、リアルなメンズファッションの輪郭が鮮明に描き出される。

<オーラリー>半袖シャツ 各21,600円
■メンズ館6階=コンテンポラリー カジュアル
*3月6日(水)より展開

メンズ館6階=コンテンポラリー カジュアルでは、今や押しも押されもせぬ人気ブランドとなった、岩井良太氏手がける<オーラリー>の“元”大人気定番アイテムを限定発売。素材開発から始まるそのコレクションを象徴するアイテムとして、長らく定番アイテムとして売れに売れまくった商品が、このオリジナルの「セルビッチウェザークロス」を使用したオープンカラーシャツだ。

「セルビッチ ウェザークロス」は、細番手のフィンクスコットンを使用して旧式のシャトル織機でゆっくりと高密度に織り上げたもの。シャトル織機特有の生地の風合いや凸凹感、エジプト産ギザコットンのなかでも最上質といわれる原フィンクスコットンならではのハリ感や優しい肌触りが味わえる。

また「セルビッチ」という名の通り、あえて生地の端の“耳”の部分が袖や身頃のヘムに来るように仕立てられており、縫製による始末とは異なるライトでクリーンなニュアンスが楽しめるのも特徴だ。

そんな名作は登場以来、春夏の定番として継続的にリリースされてきたものの、2018年春夏を最後にディスコン(生産中止)。コレクションから姿を消すことになってしまった。「売れているのに、なぜ?」と誰もが訝しんでいたのだが、岩井氏によれば「売れすぎてしまった」というのがその理由なのだそう。常に進化を求め新たな挑戦を続けるブランドらしい、高潔なエピソードといえる。

だがやはり、いいものはいい。買えないとなると尚更欲しくなるのが人情というもので、メンズ館6階=コンテンポラリー カジュアル担当バイヤーの渡邉駿の熱烈すぎるラブコールにより、伊勢丹メンズのみでの復刻生産が実現。3月6日(水)から限定発売されることが決定した。

バイヤーを含む多くのファンから惜しまれつつも、ブランドのこだわりから生産中止となってしまっていた超定番アイテム。購入できるこのチャンスは見逃せない。

 



 

Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Junya Hasegawa(america)

*価格はすべて、税込です。

お問い合わせ
メンズ館6階=コンテンポラリー カジュアル
03-3352-1111(大代表)