“記憶”に残るコーチジャケットと、挑戦的なロゴTシャツ
この春のリニューアルを間近に控えた伊勢丹メンズ館。国内外からバイイングされたブランド&アイテムには、時代を映し出すエレメントが巧みに散りばめられていた。それはライフスタイルの多様化にともなって変化していく最新のデザイン&スタイルと、いつの時代も変わらぬ普遍の価値をもつクラシック。一見相反するようにさえ思えるコレクションだが、イセタンメンズというフィルターによって、リアルなメンズファッションの輪郭が鮮明に描き出される。
2018年のオープン15周年を記念したさまざまな取り組みを経て、唯一無二の圧倒的な存在“PEERLESS STORE”を目指す新たなフェーズへと突入する2019年春夏の伊勢丹新宿店メンズ館。メンズ館6階=コンテンポラリー カジュアルでは、“ARCHIVE(アーカイブ=記録)”をテーマに3月6日(水)からスタートする全館企画において、<A.P.C./アー・ペー・セー>の歴史的名品であるコーチジャケットと刺激的なロゴプリント入のTシャツが復刻。伊勢丹メンズ館でのみ限定発売される。
<アー・ペー・セー>コーチジャケット42,120円
*3月6日(水)より展開
コーチジャケットのオリジナルが登場したのは1994年のこと。ファッション界で早くからサステナビリティを意識し、さらにウィットに飛んだモノづくりをしていた<アー・ペー・セー>らしく、エコな活動で環境にも優しいリサイクルという言葉が歩き出し、ビジネス化されたことに対し、「100% PURE JUNK NOT RECYCLABLE(それはリサイクルではなくゴミである)」というユーモアたっぷりなメッセージを背中にプリント。そのパンクなストリートマインドを表す逸品として、争奪戦となった伝説的傑作だ。本企画では、その当時の傑作を、黒地に黒というステルスカラーで復刻。さりげなく、大人っぽく着られる仕上がりとなっている。
<アー・ペー・セー>Tシャツ10,800円
*3月6日(水)より展開
方やロゴTシャツは、「黙ってろ!」という意味のFワードの頭文字「STFU」を、起毛感のあるフロッキープリントで表現。2009年に登場した作品が、<アー・ペー・セー>からの提案により復刻された。グラフィカルなフォントによる、意味深なメッセージが独創的かつスタイリッシュ。どちらも見逃すことのできないマストバイアイテムといえそうだ。
Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Junya Hasegawa(america)
*価格はすべて、税込です。
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メンズ館6階=コンテンポラリー カジュアル
03-3352-1111(大代表)