スタイルで誂える"My Best Suit"(2)──気持ちも装いも一段階上げる"今どきフォーマル"(1/5)
特別なときの特別な服こそ、個性を
今どきのブライダルで多くの人が望むという“カジュアルダウンしたフォーマル”というのは、紳士のフォーマルな装いの厳格なルールを知っているからこそ実現できるもの。十八代中村勘三郎が「型を知っているからこそ、型破りができる」と例えたのと同じで、「型を知らないで行うと、型なし」になってしまう。フォーマルな場の装いこそ、百貨店の百戦錬磨のスタイリストと創りあげていくのが間違いない。
今回は、「構築的で真面目なルックスを持ちながら、緊張度を和らげるソフトな着心地」で人気の<リッドテーラー>にフォーカス。お客さまの「こういう風に着たい」を実現した4つのスタイルに注目する。
アシスタントバイヤー羽鳥幸彦は、「フォーマルに関しては、“どう着たいか、いつ着たいか、いつまで着たいか”がとても大事なので、スタイリストに着用シーンやスタイルの希望などをお話いただき、コミュニケーションの中から最適な一着をお作りください」とアドバイス。特にブライダルのような“特別なときの特別な服”こそ個性をアピールしてほしい。
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