2018.11.28 update

【クリスマス特集】Our X'mas Stories|Vol.4 松尾レミ《GLIM SPANKY》(1/2)


2018年のクリスマスシーンを盛り上げるイセタンメンズネットのクリスマス企画「2018 ISETAN MEN'S Presents "Our X'mas Stories"」。各界で活躍する6名の女性たちによるそれぞれの”クリスマスストーリー”を紹介していく。


松尾レミ|Remi Matsuo
GLIM SPANKY
60~70年代のロックとブルースを基調にしながらも、新しい時代を感じさせるサウンドを鳴らす、男女二人組新世代ロックユニット「GLIM SPANKY(グリムスパンキー)」のボーカル&ギター。アート・文学・ファッション等、カルチャーと共にロックはあることを提示している。2014年に1st ミニアルバム『焦燥』でメジャーデビュー。松尾レミの日本人離れしたハスキーな歌声が、多くのクリエイターを夢中にさせ11本ものCMで歌唱を担当。映画「不能犯」(主演:松坂桃李)の主題歌である今年1月リリースの最新作「愚か者たち」は、iTunes総合アルバムチャート1位を獲得。2016年公開映画『ONE PIECE FILM GOLD』主題歌「怒りをくれよ」、映画『少女』主題歌「闇に目を凝らせば」等を、新人では異例の大抜擢で担当。5月には、自身初の日本武道館公演も大成功。今年のFUJI ROCKでは、メインステージGREEN STAGEへ出演を果たす。




彼女のことを知れば知るほど、「間違いなく天賦の才」と感じる男女二人組ロックユニット「GLIM SPANKY(グリムスパンキー)」の松尾レミ。今春の三越伊勢丹グループ「2018花々祭 WILD FLOWERS~花を愛する人々~」キャンペーンオリジナルソング『The Flowers』でもご縁がある彼女と、「メンズ館はシックで重厚な雰囲気で、夢が詰まっていますね」という館内をギフトを求めて散策した。

 


Question1

あなたにとって「クリスマス」はどのような日ですか?


 

子どもの頃は、レコードコレクターの父のコレクションの中からクリスマスにちなむレコードをセレクトして、音楽好きが集まってリビングでクリスマス&DJパーティーを楽しむ一方で、中学・高校時代はゴスペルを歌っていたので、教会でキャンドルを持って歌ったり……。クリスマスは「みんなでワイワイする温かな日」というイメージがあります。

両親が音楽やファッションなどカルチャーが大好きで、小学生の頃に親が集めていた雑誌『装苑』や『流行通信』、『オリーブ』などを読んで、ファッションに興味を持ち始めました。音楽も父のレコードを聴きながら育ってきた感じですね。休日には家族でレコード探しや雑貨屋、古着屋巡りをして、純喫茶でお茶してました(笑)。

21日にリリースした4枚目のアルバム『LOOKING FOR THE MAGIC』のタイトルの意味ですか? 私たちは生活の中で小さな奇跡や幸せを探していると思うんです。そうしてたまに見つかる幸せってまるで魔法のようなものだし、これからも探していくはず。「たまに魔法にかけられながら、幸せを探しながら過ごす毎日は素敵」という意味を込めました。

このアルバムはLAでレコーディングして、ジャケ写はLAから車で4時間ほど走った砂漠の中にあるサルべーションマウンテンで撮りました。サルべーションマウンテンは芸術家のレナード・ナイトが30年以上の年月をかけて作り上げた山です。厳しい道のりの先にやっと見つかる魔法=桃源郷という感じの場所で、まさに人生のよう、「LOOKING FOR THE MAGIC」だなと思いました。すごく行きたかった場所だったのでとても幸せでしたね。




Question2

思い出に残っているクリスマスのエピソードと、記憶に残るプレゼントは?


 

実家でのクリスマスは、「正統なクリスマスを楽しむ」という感じでしたが、東京は騒々しい感じですね。デビューする前から毎年クリスマスはライブをしていたので、昔の思い出のほうが強いです。今でも家に帰ると父と一緒にレコードを聴いたり、カルチャーを語り合ったりしています。家族のコミュニケーションは大事にしていますね。

記憶に残っているプレゼントは、マネージャーからもらった指輪です。私はリングが好きで、もらってから常に着けていますが、自分が気に入るモノを分かる人がくれるプレゼントは特別です。あと、バンドメンバーが私の名前を刻印した<モンブラン>のボールペンをプレゼントしてくれました。そういう身近なモノは、気軽に毎日使えて、毎日にときめきをくれますね。

私がプレゼントを贈るときは必ずメッセージカードを作ります。大学のデザイン学科で、飛び出す絵本の作り方を学んで、「紙」が大好きなので、飛び出すカードを作ったり、お気に入りの布をコピーして貼り合わせたり、トレーシングペーパーで封筒を作ったり。それにメッセージを書いて渡します。




Question3

メンズ館で選んだギフトについて教えてください。


 

一人目は、音楽で繋がっている親しい友人へ、日頃の感謝も込めてギフトを。自分がボールペンをもらってとても気に入っているので、友人にもペンにしようかなと考えています。前に事務所の社長のボールペンを使ったときに、「重いペンはいいな」と気づいて、字もいい感じに書けるので重いペンが好きになりました。重いペンを使って字を書くと、大人の階段を上がるような気がするし、ふとしたときに使うものが素敵なモノだったら、日常が素敵なものになります。


もう一人は、「架空の、趣味が合うお兄ちゃん」に何か贈りたいです。実際は妹がいますが、ずっと男兄弟に憧れていて、「お兄ちゃん」が欲しかった。もし兄がいたら、父や母と同じように、音楽やファッションの話を楽しみたいので、家のリビングに置けるモノ、あるいは一緒の空間で楽しめるモノ、一緒に使える気持ちが和らぐモノを探したいです。

 

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