あなたの足に最良の靴を|最適な靴を探すシューカウンセラー那須が目指すのは、“かかりつけの靴ドクター”
そんな那須が目指す自身のシューカウンセラーフィロソフィーについて、実際のカウンセリングを交えながら聞いてみました。
恥ずかしがらず素足になって足を見せてください
カウンセリングは事前にご予約の上ご来店いただく無料のサービス。ご予約をいただいたときに事前に“靴に関するお悩み”を伺っているので、具体的なお悩み相談から入ります。「足が小さくて、サイズで合わせると幅がキツいのが悩み。」とのこと。
▶STEP.3_足の個性を確認
数値をとったら再度目視を行い、踵のサイズ感やカーブの具合、靴擦(ず)れ、外くるぶしの位置、土踏まずの形状、指の長さなど、その方の足の個性を見ます。踵が小さめで、外くるぶしは低め、土踏まずはつぶれ気味で扁平足の傾向があり、やや外反気味です。
▶STEP.4_お客さまの靴の状態をチェック
素足になってお客さまの足を見るのと同じく、お客さまが履いてきた靴も注意深く観察します。靴の中を見ると「フットプリント=足の形に沈んだ跡」があるので、靴の中の足の位置がわかります。さらに、踵(かかと)の減り方などもどういう履き方、歩き方をしているかがわかります。
足を見ると、仕事柄、革靴を履くことが多く、タイトめの靴を履き続けていて、いわゆるキツい靴に慣れていた影響で、ハンマートゥ(=足指の関節がハンマーのように曲がってしまう状態)傾向。
靴の中で足指が折れ曲がった状態で履いているのがわかるので、今回は「前にゆとりがある靴」をセレクト。また、土踏まずのつぶれを起こして正しい位置に来るようなウエストが絞り気味のタイプも条件に入れました。
<三陽山長>「友二郎」75,900円
お客さまの好みも反映して選んだ“最適な一足”
今回、お客さまの足を見て、「自分は、靴だけ大きく見えるのが好きじゃない」という彼の好みも反映して選んだのは、<三陽山長>のマスターピースともいうべき定番のストレートチップ「友二郎」です。
那須はこのセレクトについて、「シューカウンセラーの役割は、“ストレスなく履いていだだく靴探し”ですが、タイトめが好きだというお客さまの履き心地の好みや、担当コーナーのお客さまに多い「タイトフィッティングから自分の足に馴染ませていく」という傾向にもきちんと耳を傾けます。」と回答。
ただ、タイトな履き心地が好きな人ほど、実は足にケガや弊害を抱えていたりするので、少しでも軽減できるような配慮も大切。お好みを確認しながら、試し履きをしていただきます。とさらに付け加えます。
「最良の一足を見つけるための那須なりの法則」とは
履き心地に直結しますが、「足幅と踵のサイズ感のバランス」には気を遣います。日本人の男性は踵が小さい傾向にあり、今回のお客さまの場合はさらに甲が低め。踵が抜けないようにすると、幅がキツくなり、幅を緩くすると、踵が大きくなって抜けやすくなります。
バランスの中で「幅と踵」のどちらを優先するかは、お客さまの好みや感覚が第一で、まさに千差万別なので、じっくり話し合います。
自分は、お客さまの足の形を見て、お好みを聞いて、それに合うメーカーやラスト(木型)を探していくのが一番自然だと思っているので、何パターンかご用意してお試していただきます。
□受付時間=午前10時30分~午後7時まで
□費用:無料
□場所:メンズ館地下1階=紳士靴
□所要時間:約1時間
ご予約方法
□オンライン予約:専用ご予約サイトの上、ご希望の日時をお選びいただき、内容に沿ってお申込みください。
*専用サイトのご利用には会員登録が必要です。
*お電話でのご予約の際には、「シューカウンセラーサービス予約について」とお伝えください。
*ご予約に関しましてはご希望に添えない場合もございます。予めご了承ください。
*価格はすべて、税込です。
お問い合わせ
メンズ館地下1階=紳士靴
03-3352-1111(大代表)
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