青柳光則さんと歩く(4)「秋のメンズ館」|着こなしの締めの靴は、“グッドイヤーで、遊びのある靴”に決まり!(1/2)
『イギリス人は会ったときに、下から見ていく』
――さて、コーディネートの決め手、靴にやってきました。
この秋冬に買うのは決まっていて、モダンな要素を取り入れた靴です。ずばり、“グッドイヤーで、遊びのある靴”ですね。
――長く履けて、個性をアピールできるものですか?
80年代に<TOKIO KUMAGAI/トキオクマガイ>のデザイナーの熊谷登喜夫さんに会いにパリに行ったとき、登喜夫さんは<フレッドペリー>の黒のポロシャツにライトグレーのスラックスで、足元にはヒョウ柄のハラコのプレーントゥを履いていて、まさに「靴一点モード」主義。痺れましたね。
――なるほど、カッコイイですね。
靴を外しに使うと、程よくモダンになるんですよ。あと、イギリス人は会ったときに下から上へ見ていくので、男性は気をつけないといけません(笑)。
『<CORTHAY/コルテ>の木型「プールマン」のサイズ10.5がぴったり!』
――この紳士靴のハイエンドコーナーで、“グッドイヤーで、遊びのある靴”はどれですか?
<コルテ>に、ウィズが広い日本人向けの「PULLMAN(プールマン)」という木型があって、その10.5が僕にぴったりなんですが、サイズはありますか?
――どうぞ、ご試着ください。
さすが、サイズが揃っていますね。アッパーの革が柔らかくて、足入れ抜群ですね。履き味はマッケイ製法っぽくて、足馴染みがとてもいい。赤が効いていて、遊びがあっていいなぁ。
<コルテ>靴 194,400円
――いかがですか?
これほしいなぁ~。履きジワが美しいでしょ。良い靴は、革がなめらかだから履きジワが絶対出ることを覚えておいてください。
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