2016.06.29 update

ロンナー島原×<RICHARD JAMES/リチャード ジェームス>|"エイジング"された生地と、こだわり抜いた"肩"で旬の英国スタイルを体現

サヴィルロウの伝統の仕立てと斬新なスタイルを融合させ、従来のテーラードスーツとは異なる自由で新鮮なスタイルを生み出す<リチャード ジェームス>。


「ニュービスポークテーラーとも言われる彼のプレタポルテラインは、まさに”旬な英国”を表現しており、スーツはもちろんですが、シャツ・タイも含めてオリジナリティに溢れ、オーダー会の際は一目で『<リチャード ジェームス>目当てだ』とわかるほどお客さまも彼のフィロソフィーを楽しんでいます。もちろんスーツへの拘りも素晴らしく、日本を代表するファクトリーであるロンナー島原で縫われたスーツは、肩を見れば島原で縫われているのがわかると言われるほど特徴的です」



メンズ館5階=ビジネスクロージング担当の稲葉智大がそう語るのは、<リチャード ジェームス>の縫製を手がける1970年設立のクロージングメーカーであるロンナーの島原工場。1991年の雲仙普賢岳噴火に伴う土石流によって壊滅的な被害を受けましたが、いち早く操業再開を果たし、当時は復興の象徴として話題にもなった同ファクトリー。工場内部は徹底した湿度管理で、天候に大きく影響される天然素材の状態を安定させ、さらに高温多湿の日本の気候に合わせた縫製を取り入れているほか、スーツのジャケットやパンツは、すべてファクトリー内でに縫い上げることで安定した品質の確保に努めています。


また「肩を見れば島原とわかる」という前述の通り、ロンナー島原の高度なテーラリング技術の中でも特筆すべきが前肩のつくり。通常よりも1.5倍ほどのいせ込み量を設け、また時間をかけて背から肩へプレスを重ねていくことで、体に添った快適な着心地と、立体的かつ構築的なショルダーラインを実現しています。

さらにロンナー島原のこだわりはテーラリング技術のみならず"エイジング"された生地にもあります。これは予め専門機関で検査された生地を入荷してすぐには裁断せず、熟練の職人が風合いと特性を見極めます。そして自社の基準に満たないものはあらためて最適な状態に整え、はじめて縫製の工程に回すというもの。裁断前にエイジングさせ、さらに縫製や中間プレスの間にも要所で寝かせ、生地を落ちつかせることで仕立て後の型崩れを防ぐことに繋げていくのです。

<リチャード ジェームス>スーツ 106,920円


縫製から生地に至るまで随所にこだわりが見える<リチャード ジェームス>のなかで稲葉がおすすめするのが同ブランドの定番ラインである「ビスポークモデル」。入念に設計された型紙と、丁寧なカッティングによって生み出される立体的でシャープなシルエット。また自然と体に添う着心地はまさにビスポークそのもの。太幅のラペルにチェンジポケットといったディテイルに英国的な肩周りを強調したシルエットは一格上の男らしさを演出します。

*価格はすべて、税込です。

お問い合わせ
メンズ館5階=ビジネスクロージング
03-3352-1111(大代表)