2016.03.12 update

独立系ブランド<HABRING2/ハブリング2>と<KUDOKE/クドケ>が作る、それぞれのセクターダイヤルモデル

1930年代の短い期間に製造された、円周と放射状のラインによるリズミカルな意匠…
そのデザインは“セクターダイヤル”と名付けられ、美しさと稀少性から今もなお世界的に高い評価を得ています。


そうした過去の名品を現代に甦らせるべく立ち上がったのは、二人の独立時計師。
普遍的なデザインと特殊機構の時計作りを得意とする、オーストリアの本格機械式時計ブランド、<ハブリング2>のリチャード・ハブリング氏。そしてもう一人は、ドイツの時計師であり彫金師でもある、<クドケ>のステファン・クドケ氏。いずれも大手時計ブランドで腕を磨き、現在では理想の時計作りを体現する若き独立時計師です。

二人が考える現代の“セクターダイヤル”とは、一体どのようなものでしょうか?


――リチャード・ハブリングの審美眼と技術力が冴えわたる、36mmのセクターダイヤル
リチャード・ハブリング氏がこだわったのは、全体のデザインバランスとサイズ感。凝縮感のある繊細なダイヤルデザインには、過去の名品を髣髴とさせる厚みのある立体的なブルースチールの長短針を合わせ、ケースにはこれらのデザインが際立つ36mmケースを採用しました。


<ハブリング2>「ジャンピングセコンド セクターダイヤル」日本限定モデル 756,000円
手巻、SS、ケース径36mm、5気圧防水

そして特殊機構を得意とする彼ならではの粋な計らいとして、機械式時計でありながら1秒ごとに運針するジャンピングセコンド機構を搭載。機械式時計でこれを実現するには、一定の時間エネルギーを蓄積し、瞬時に放出する特別な機構が必要となります。



――名品の意匠をハンドエングレービングによって甦らせた、<クドケ>のセクターダイヤル
リズミカルな意匠が特徴のセクターダイヤル。ステファン・クドケ氏は、それを得意の浮き彫りによって表現しました。自身のスケッチに基づき、ひとつひとつマイクロスコープを使用しながら文字盤となる銀盤に直接彫りこんでいく工程は、高い技術と集中力が求められる巧緻な作業です。


<クドケ>「セクターダイヤル」日本限定モデル 972,000円
手巻、SS、ケース径42mm、5気圧防水

手作業ならではの独特の質感と迫力が伝わる文字盤に、繊細なエングレービングが際立つ美しいムーブメント。時計師であり彫金師でもある同氏の職人技が映えるその美しさは、同じものが二つと存在しない、まさに美術工芸品と呼ぶにふさわしい一品です。



どちらも限られた数のみ作られる、特別なコレクションとなります。デザインの枠を超え、二人のキャリアとスキルが昇華したそれぞれの“セクターダイヤル”を、この機会にぜひご覧ください。


*価格はすべて、税込みです。

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